ソーシャルレンディング各社、各サービス比較2017年8月期 その5
※各社、各社案件比較表は最後に掲載しています
2017年8月期、ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)サービス比較、業界動向を私の知るかぎりですが報告します。今回はその5です。
その4は
2017/8/22 ソーシャルレンディング各社、各サービス比較2017年8月期 その4
をご参照ください。
各社セミナー情報(募集中のみ)
1.TATERU FUNDING
日時 2017/8/26(土)、8/27(日)
場所 東京都港区南青山 インベスターズクラウド本社
セミナー情報ページ
2.オーナーズブック
日時:2017/8/30(水) 19:00~
場所 東京都中央区銀座 ロードスターキャピタル株式会社 会議室
セミナー情報ページ
3.maneo
日時:2017/9/4(月) 19:00~
場所 東京都千代田区丸の内 東京国際フォーラム
セミナー情報ページ
4.クラウドクレジット

日時:2017/9/14(木) 19:00~
場所 東京都中央区日本橋 FinGATE
セミナー情報ページ
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5.クラウドクレジット
5.1 募集額
クラウドクレジット

5.2 本社オフィスを東京都茅場町へ移転
クラウドクレジットは2017年7月31日に本社オフィスを千代田区麹町から、金融の中心地中央区茅場町へ移転しました。同エリアは官民連携の元で金融機能を整備していく「東京国際金融センター」構想による取り組みが期待されています。
ますますのクラウドクレジット

投資型クラウドファンディングのクラウドクレジット、本社オフィス移転のお知らせ「東京国際金融センター」構想実現に向けた取り組みが進められる兜町エリアへ(2017/7/26 PR TIMES)
5.3 分配スケジュール機能を実装
クラウドクレジットに分配スケジュール機能が実装されました。
7月27日(木)に新機能「分配チャート機能」をリリース致しましたのでご案内申し上げます。(2017/8/3クラウドクレジットWEBサイト)

私の場合このように表示されます。
私は2017年の1~6月では毎月9万円ほどの分配がありますが、2017年9月、12月、2018年3月に約25~40万と多額となっており、その月には元本償還があることがわかります。
ありがたいのが「実績利益総額」が表示されていることです。私の場合これまで29万7千560円が分配されていることが分かります。毎月いくらの分配があったかをこの値により、簡単に算出できそうです。
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6ラッキーバンク
6.1 募集額
ラッキーバンクの2017年7月における募集額は9億5千137万円となりました。これはこれまで最高だった2017年6月における6億4千419万円を3億円以上超えて歴代1位の記録となります。
6.2 ラッキーバンクがPRTIMESxTHE Bridgeで募集額100億円突破を取り上げられました
ラッキーバンクが累計募集額100億円突破したことがPRTIMESxTHE Bridgeで取り上げられました。
スマホ投資がポイント!不動産特化型ソーシャルレンディング「Lucky Bank-ラッキーバンク」ファンド累計取扱金額100億円を突破(2017/8/2 PR TIMESxTHE BRIDGE)
参考
2017/6/18 ラッキーバンク累計募集額100億円突破、おめでとうございます!
6.3 ラッキーバンクの田中社長が昼エクスプレススペシャルトークに出演しました。
ラッキーバンクの田中社長がマクロエコノミストの崔真淑(さいますみ)氏とともに2017/8/7、日経チャンネルマーケットの昼エクスプスペシャルトークに出演しました。プログラムとしては
崔真淑のサイ視点「ソーシャルレンディング市場の有望性とリスク」
田中翔平(ラッキーバンク・インベストメント社長)
初心者にも分かる投資道場のほか、企業分析や業界トレンド、マクロ経済分析などをコメンテーターや専門家が解説します。
となっています。
昼エクスプレス スペシャルトーク2017年8月7日(月) 14:29-14:38(日経チャンネルマーケットWEBサイト)
日経CNBC「昼エクスプレス」に弊社代表出演(2017/8/14 ラッキーバンクWEBサイト)
7.オーナーズブック
7.1 募集額
オーナーズブックの2017年7月における募集額は2億5千200万円となりました。これはこれまで最高だった2017年1月の1億8千150万円を超えて歴代1位の記録となります。
7.2 オーナーズブックが女性投資家の実態調査を実施しました
オーナーズブックの運営会社ロードスターキャピタルは同サービスにおける女性投資家数の顕著な伸びを受け、ソーシャルレンディング投資における意識調査を実施しました。
ソーシャルレンディングに関する女性投資家の実態調査を実施しました。(2017/7/25 ロードスターキャピタルWEBサイト)
参考
2017/7/28 オーナーズブックが過去最大の募集実施、女性限定セミナー開催!
不動産のプロ集団が運用する手堅い案件提出が売りのOwners Bookで安全資産運用
8.スマートエクイティ
スマートエクイティの2017年7月における募集額は0円となりました。
9.LCレンディング
9.1 募集額
LCレンディングの2017年7月における募集額は3億7千244万円となりました。
9.2 募集額100億円突破
LCレンディングは2017年8月に累計募集額が100億円を突破しました。
参考
2017/8/10 LCレンディング累計募集額100億円突破、おめでとうございます!
10.ガイアファンディング
10.1 募集額
ガイアファンディングの2017年7月における募集額は2億70万円となりました。
10.2 動画配信
maneo
会話は英語でなされていますが、字幕がつけられているので問題なく視聴できます。ガイアファンディングが前期に黒字になったこと、米国不動産の調子が良いこと、しかし競業するライバルが多いこと、アメリカでも日本と同じソーシャルレンディング事業の展開を試験的に試みたことなどが語られています。
黒字化についてですが、後ほど紹介するクラウドリースの動画でも黒字化が報告されています。
ソーシャルレンディングを運営する会社の中で、ソーシャルレンディング事業単体が黒字であることを公表したのはこれまでmaneo
他の会社も続々続くことに期待です。
11.トラストレンディング
11.1 募集額
トラストレンディングの2017年7月における募集額は6千30万円となりました。
11.2 トラストレンディングがマネーフォワードと連携を開始しました
トラストレンディングは2017/7/25に資産管理サービスマネーフォワードとの連携を開始しました。
『マネーフォワード』と連携開始(2017/7/25 トラスレンディングWEBサイト)
11.3 システム改修
トラストレンディングは2017/7/27にシステムを改修することを投資家に通知しました。
システムの改修に関するお知らせ(2017/7/27 トラスレンディングWEBサイト)
内容は
① 配当予定表の表示
② 本人確認資料等(画像ファイル)のアップロード機能
③ 金融機関が提供する入金照合サービスの導入
となっています。私が注目しているのは①です。トラストレンディングは利回りが高いので配当は嬉しいのですが、それを前もっと知ることはできませんでした。これからこの日にはこれだけの額の配当があるのだと、楽しみに待つことができます。
12.J.lending
J.Lendingの2017年7月における募集額は0円となりました。
13.クラウドリース
13.1 募集額
クラウドリースの2017年7月における募集額は4億3千573万円となりました。これはこれまで思考だった2017年6月の3億7千573万円を超えて歴代1位の記録となります。
13.2 動画配信
maneo
割賦販売に関する事業は子会社のクラウドファンドで行い、融資は同じく子会社のクラウドキャピタルが行うというクラウドリースの投資スキームが実に詳しく語られています。なお前述のとおり、クラウドリースが黒字になったことに触れられています。
14.スマートレンド
スマートレンドの2017年7月における募集額は1億6千606万円となりました。
15.みんなのクレジット
15.1 みんなのクレジットから重要なおしらせが配信されました
2017/7/5にみみんなのクレジットから「みんなのクレジットからの重要なお知らせ」というタイトルのメールが配信されました。金融庁からの行政処分について、あらためて新経営陣が調査を行った内容となっています。
文量のあるメールですがその大部分は金融庁からの指摘事項の追認であり、新事実は少ないです(多数のブロガーが公表されているのでそちらをご参照ください)。その中でも私が特に重大と認めることは
A.不動産ローンファンドとあたかも不動産を担保とするかのような案件の担保に貸付先の未公開株式のみが設定されており、経営破綻時の担保力が不十分であること
B 白石社長がファンドの出資金を自身の預金口座および債権者へ送金させていたことを認めたこと(以前は給与等の仮払いと主張していた)
C 2017/6/20時点貸出残高33億4450万円に対して抵当を付した保全資産(担保価値)は5億9263万円と確認され、ファンドの運用がうまくいかない場合に担保による投資家の資産保全が十分でないことが予想されること
この3点です。
融資先事業の運用がうまくいけば担保に頼らずとも返済は理論上可能なはずです。ただし投資家としては、万が一のことを考え「担保」に期待していた部分が大きいかと思います。
案件の募集にあたって「十分な担保価値がないのに「ある」と偽って募集が行われていたのか、最初から担保価値が無いのにそれを明記せずに募集が行われていたのかが気になります。
15.2 みんなのクレジットからの元本支払いが停止されています
2017年7月のみんなのクレジットからの分配において、配当の分配は行われましたが、運用が終了したファンドの元本償還は行われませんでした。
みんなのクレジットによりますと、23人の投資家が案件の融資先に直接回収行動をとり、そのため融資先の不動産売買決済・融資が停止したとのことです。さらに融資先からみんなのクレジットに裁判外紛争解決手続きによる調停の提起がなされました(みんなのクレジットがHPに詳細を記さないため、他のブロガーさんからの伝聞です)。
みんなのクレジットと融資先の合意がなされるまで元本償還は一時的に停止されるとのことです。
単なる元本の未払いならば回収手続きに入ればよいものですが、裁判外紛争解決手続きではそうするわけにもいかず、十分な担保価値がない状況では回収手続きに入ったとしても十分な償還が望めないので、これまた不可ということでしょうか。
なお、この事態はマネーポストや東京商工リサーチなどで取り上げられています。
投資したお金が戻って来ない? 高利回り「みんなのクレジット」の実態(2017/8/1 マネーポスト)
相次ぐ業務停止命令で揺れる(株)みんなのクレジット(2017/8/8 東京商工リサーチ)
15.3 業務改善命令・業務停止処分がみんなのクレジットに出されました
2017年8月2日に東京都産業労働局はみんなのクレジットに業務改善命令・業務停止処分を下しました。処分理由は
・利息制限超過の契約違反
・契約締結時の書面の交付違反
・禁止行為違反(過大担保の徴求)
とのことです。
業務改善命令(2017/8/2 産業労働局)
業務停止処分(2017/8/2 産業労働局)
今回はここまでにさせてください。
2017年7月末時点で以下のサービスで資金を運用中です。
1.maneo
2.AQUSH : 約61万円
3.クラウドバンク

4.SBIソーシャルレンディング:約10万円
5.クラウドクレジット

6.ラッキーバンク : 約51万円
7.オーナーズブック:171万円
8.LCレンディング : 約231万円
9.ガイアファンディング : 約198万円
10.トラストレンディング : 260万円
11.クラウドリース : 約160万円
12.スマートレンド : 約32万円
13.グリーンインフラレンディング:約205万円
14.さくらソーシャルレンディング:約61万円
15.TATERU FUNDING:10万円
16.Wealth Navi
17.クラウドリアルティ:30万円

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各社募集実績の求め方
maneo:ホームページに表示してある「成立ローン総額」を丸呑み
AQUSH:WEBサイトと月始めに送られてくる投資家向けのメール記載情報から
SBIソーシャルレンディング:WEBサイトの「投資家用ページ」へログイン後、各ファンドの運用状況から
クラウドバンク:ホームページに表示してある「累計応募金額」を丸呑み
クラウドクレジット:ホームページの「成約ローン総額」を丸呑み
ラッキーバンク:ホームページの「募集調達金額」を丸呑み
オーナーズブック:WEBサイトの「投資案件一覧」から募集完了したファンドの合計額から
スマートエクイティ WEBサイトの商品一覧から募集が終了したファンドの合計額から
LCレンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
ガイアファンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
トラストレンディング:ホームページの「累計成約金額」を丸呑み
J.レンディング:ホームページの「お知らせ」から
クラウドリース:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
スマートレンド:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
みんなのクレジット:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
TATERU FUNDING:ホームページの「出資金額の推移」を丸呑み
アメリカンファンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
グリーンインフラレンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
クラウドリアルティ:プロジェクト一覧から、募集を終了した案件の合計額から
さくらソーシャルレンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
キャッシュフローファイナンス:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
アップルバンク:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
FUNDINNO:WEBサイトの募集が終了した案件から
LENDEX:WEBサイトの「ファンド一覧」の募集が終了したファンドの合計額から
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2017-08-24 │ ソーシャルレンディングサービス比較 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit