ソーシャルレンディング各社、各サービス比較2017年1月期 その6
※各社、各社案件比較表は最後に掲載しています
2017年1月期、ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)サービス比較、業界動向を私の知るかぎりですが報告します。今回はその6です。その5は下記リンクをご参照ください。
2017/01/29 ソーシャルレンディング各社、各サービス比較2017年1月期 その5
各社セミナー情報(募集中のみ)
maneo
日時:2017/2/6(月曜日) 19:00~
場所: 東京都千代田区 東京国際フォーラム
セミナー情報ページ
オーナーズブック
日時:2017年02月08日(水曜日)19:00~
場所:東京都銀座 ロードスターキャピタル株式会社
セミナー情報ページ
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16.TATERU FUNDING
16.1 募集額
TATERU FUNDINGの2016年12月期の募集額は0円となりました
16.2 エコノミストでTATERU FUNDINGが取り上げられました
エコノミスト2016年12月27日号、連載“エコノミストリポート”、不動産版フィンテック ネット、AI駆使して新ビジネス(金井暁子氏著)において、TATERU FUNDING、またその運営業者のインベスターズクラウドのことが触れられています。
![]() 週刊エコノミスト 2016年12月27日号【電子書籍】[ 週刊エコノミスト編集部 ] |
・スマートフォン活用によるアパート経営
・AIによる顧客対応、不動産投資アドバイザー
・クラウドファンディングによる資金調達(TATERU FUNDING)
といろいろ紹介されているので、結構大きな扱いです。
TATERU FUNDINGについてかかれた部分を引用します。
また、同社のネット上で資金調達を募るクラウドファンディングも好調だという。5000万円規模のアパートの建設に1口10万円から出資でき、アパート完成後は出資額に応じて家賃収入を得る。利回りは5%程度で、今年9月に募集した第2号ファンド(堺市のアパート)は約1分で募集金額に達した。
(77P)

不動産テック企業を紹介する、このような表も掲載されています。
ソーシャルレンディングブログの運営者としてちょっと残念なのが、オーナーズブック(運営会社:ロードスターキャピタル)が取り上げられていないところです。AI不動産評価、投資型クラウドファンディング、スマートフォンアプリの導入など、不動産テックに力を入れており、紹介されてもおかしくないと思うのですが。
上の引用した表を見ると住宅用不動産をメインに扱う会社のみを今回は取り上げているようです。オフィスに強みを持つインベスターズクラウドは対象外だったのかと、私は考えています。
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17.アメリカンファンディング
アメリカンファンディングの2016年12月における募集額は818万円となりました。
18.グリーンインフラレンディング
グリーンインフラレンディングの2016年12月期における募集額は、2億7千450万円となりました。
19.クラウドリアルティ
クラウドリアルティ:の2017年12月期における募集額は500万円となりました。
20.さくらソーシャルレンディング
さくらソーシャルレンディングの2016年12月期における募集額は3千20万円となりました。
21 CAMPFIRE
21-1 CAMPFIREソーシャルレンディング参入に関しての続報
今春にソーシャルレンディングへの参入を表明している、キャンプファイアですが、先日このブログで取り上げた後にいくつか続報がありました。以下に列記します。
【追記あり】CAMPFIRE が3.3億円の資金調達、フリークアウト佐藤氏や富士山マガジン神谷氏らが社外取締役へーー支援総額は16億円に(2017/1/10 THE BRIDGE)
日本のCAMPFIREが約3億円を調達:レンディング事業参入とAIの研究開発へ(2017/1/10 TechCrunch)
セプテーニHD、クラウドファンディング・プラットフォームを運営するCAMPFIRと資本・業務提携契約を締結(2017/1/11 Social Game info)
CAMPFIREが3億3,000万円調達、レンディング事業参入と人工知能の研究開発へ(2017/1/10 Fashinsnap.com News)
CAMPFIRE、総額3.3億円の資金調達を実施--ソーシャルレンディング事業に参入(2017/1/10 CNET JAPAN)
いずれもCAMPFIREが行った3億3千万円の資金調達の詳細、審査へのAI導入、新体制移行を伝えるものです。上記多数の記事はプレスリリースではなく、いずれもメディア独自の取材記事です。CAMPFIREの動向が各業界の注目を浴びていることがわかります。
上記の記事のほとんどは、国内外クラウドファンディングの市場が拡大していることを取り上げ、その中で特に成長が見込める貸付型(ソーシャルレンディング)に、キャンプファイア参入!という取り上げ方をしています。
たとえばCNETJAPANの記事は
同社(注:CAMPFIREのこと)によると、世界におけるクラウドファンディング市場は2015年度で約3.5兆円と推定されており、貸付型の占める割合は7割近くまで達しているという。国内のクラウドファンディング市場は、2016年には約480億円となり、そのうちの8割を占める貸付型は今後数千億円規模への拡大が見込まれている。
と書かれています。世界における市場規模を私は存じませんが、国内市場規模は貸付型が約538億(わずかに事業投資型を含む)、セキュリテ(事業投資型)が約5億、購入型約が40億円、合計582億円と私は見込んでいます(貸付型とセキュリテは当ブログの集計、購入型はvisualizing.infoのデータより、寄付型は参考にできる情報がないため集計していない)。貸付型は92%を占めています。
100億円近い差がありますが、クラウドファンディングをCAMPFIREが過小評価しているのか、私が過大評価しているかの判断は、皆様にお任せします。
21-2 CAMPFIREが寄付型クラウドファンディングへ参入
CAMPFIREは上記ソーシャルレンディングに先駆けて、寄付型への参入を行いました。
CAMPFIREより【寄付型】クラウドファンディング正式スタート。継続的な支援が可能な「月額制」など、3つの支援方式に対応(2017/01/23)
さらにソーシャルレンディングが開始されれば、CAMPFIREは融資型、購入型、寄付型の3つのタイプのクラウドファンディングを兼ね備えたサービスとなります。
ソーシャルレンディング主要サービス月次募集額
募集額まとめです、今回は2016年全体のデータが取り揃えられたので、拡大版です。

2016年12月期における20サービスの募集総額は63 億 6千244 万円となりました。これは前月期の64億8千838万円についで、歴代2番目に大きな金額となります。同月はボーナス月でしたが、予想通り大きな金額となりました。

2016年だけを集計するとこのようになります。20サービスの年間の募集額は538億700万円となります。maneoが40.3%とシェアが最大でSBIソーシャルレンディング→クラウドバンク→ラッキーバンク→LCレンディング→みんなのクレジットと続きます。
2016年の1年間における募集金額においてmaneoファミリーが全体に占める割合は54.8%です。
※maneoファミリー:maneo、LCレンディング、ガイアファンディング、クラウドリース、スマートレンド、アメリカンファンディング、グリーンインフラレンディング、さくらソーシャルレンディング
ソーシャルレンディング主要サービス累計募集額

2008年から2016年12月末時点における20サービスの累計募集総額は1千146億8千932万円となりました。やはりmaneoが最大手でその割合は52%です。
2008年から2016年12月末時点の間で募集金額においてmaneoファミリーが全体に占める割合は61.4%です。
2016年単年においてmaneoファミリーの占める割合が54.8%とはすでに述べましたが、2015年単年においては61.8%でした(当時はmaneo、LCレンディング、ガイアファンディングの3サービス)
maneoファミリーは強いです。しかしこの1年はmaneoファミリー以外のサービスも着実に勢力を伸ばしていることが割合をみるとわかります。
2016年を通じての合計募集額は上記のとおり、538億700万円となります。
ソーシャルレンディングは2016年だけで、これまでの8年間の累計募集総額のうち46.9%を集めた計算となります。
なお、当ブログの集計では、2015年における募集総額は298億5千39万でした。
前年と比べると2016年は金額にして239億5千661万円、比率にして80%も伸びたことになります。
今年もソーシャルレンディングの発展に期待です。

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2017年01月時点ソーシャルレンディング案件比較5

各社募集実績の求め方
maneo:ホームページに表示してある「成立ローン総額」を丸呑み
AQUSH:WEBサイトと月始めに送られてくる投資家向けのメール記載情報から
SBIソーシャルレンディング:WEBサイトの「投資家用ページ」へログイン後、各ファンドの運用状況から
クラウドバンク:ホームページの「累計応募金額」を丸呑み
クラウドクレジット:ホームページの「成約ローン総額」を丸呑み
ラッキーバンク:ホームページの「募集調達金額」を丸呑み
オーナーズブック:WEBサイトの「投資案件一覧」から募集完了したファンドの合計額から
スマートエクイティ WEBサイトの商品一覧から募集が終了したファンドの合計額から
LCレンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
ガイアファンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
トラストレンディング:ホームページの「累計成約金額」を丸呑み
J.レンディング:ホームページの「お知らせ」から
クラウドリース:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
スマートレンド:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
みんなのクレジット:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
TATERU FUNDING:WEBサイトの案件一覧から募集が終了したファンドの合計額から
アメリカンファンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
グリーンインフラレンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
クラウドリアルティ:プロジェクト一覧から、募集を終了した案件の合計額から
さくらソーシャルレンディング:ホームページの「成立ローン総額」を丸呑み
ここまでやりました
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2017-01-30 │ ソーシャルレンディングサービス比較 │ コメント : 0 │ トラックバック : 0 │ Edit