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日経マネーにソーシャルレンディングが掲載 ~SBIソーシャルレンディング、「需給は借り手よりも貸し手が多い」は当たり前 その2~


※2016/9/22 追記
SBIソーシャルレンディングは2011~2012年にこの記事で問題を指摘されている個人向けローンから撤退し、事業者向け融資に軸足を移しました。その後はディフォルトは1件もなく、投資家に安定したリターンを配分し続けています。


 では前回に引き続き、ファンド型の運用状況から読み取れるSBISLが抱える深刻な問題に述べたいと思います。

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この表を再掲載します。

 まず貸し手情報を見てみましょう。1月と10日の間に出資額は584万円増えて、運用額は83万円増えました。出資額が一億一千二百万あることを考えると83万円はわずか0.7%です。運用されていない金額(5,700万円)に対してでも1.4%強、この間に運用に回された金額は少なくまさしく「貸し出せない」状況です。

 借り手側の情報を見るとさらに深刻さが伺えます。融資申し込み金額の伸びは6,891万円、AQUSHの融資申し込み金額がこのところ単月あたり1億5,000万ほどなのでそれには劣りますが、それなりの金額です。しかしなんとこの間の、融資承認額は0円です。これは1月と10日の間の統計とは言え、融資承認は事実上停止している状況と言ってもいいのではないでしょうか・・・。

注意:この記事をアップしたとき(2011/12/28)の運用状況は12/27の更新時の情報で、融資承認額は80万円ほど増加しているが、少額にはかわりないのでそのままとした。

 あと融資実行額の増加は83万円の増加は先ほどの運用額の増加と同じです(書いてはありませんが、これらの値は累計の値みたいですね)。しかし融資承認額と融資実行額の差が1,300万弱ということは、その7%弱しか、融資を実行しなかったことになり、残り93%の人は少なくとも1月以上、承認後放置プレイをされていることになります。もちろん、融資承認後から実行するまでに重大な信用問題が発覚すれば取り消すのに十分な理由になるでしょうが、それならば融資承認額を減らすのが筋でしょう。後述の延滞率が原因で一律に融資実行を渋っているのならば、そのせいで樹海行きになった人がいないか心配です。

 現在融資実行額に対する延滞中契約の合計貸付額は7%強に及びます。日経マネーの紹介記事にはこのことは一切述べられていません。この記事よると2010年12月時点での貸金利用者の3ヶ月以上の延滞率は29.1%であるらしく
それに比べれば低いですし、貸し倒れが決定しない限り誌面で取り上げるべきではないという理屈は理解できます。

 しかしソーシャルレンディングという形の融資ではとうていこの延滞率は看過できるものではないでしょうし、この字体こそが融資承認をしていない、実行していない理由でしょう。現在これらの案件はディフォルトとはなっていませんが、「明らかなディフォルトですが、ディフォルトとは認めてないからCDSが保証した支払いはしません!」という当事者以外には笑い話にしか聞こえないニュースを思い出してしまいました。

長く書いてきましたが、つまり現状においては「貸出せない可能性が高い」どころか「全く貸し出せない」が正しい表現であり「貸出が機能不全状態に陥っているからが正しい理由です。

 日経マネー編集部はもちろん現状を知って記事を書いたのでしょうが正しい理由を書くと、「貸出せない可能性が高い」どころでないのが明確になる。厳密には間違いでないしこれからの展開も望めるので「貸出せない可能性が高い」という表現を用いた。そしてその結果理由が「需給は借り手よりも貸し手が多い」というソーシャルレンディングにおいては当たり前の理由しか持ってこざるを得なかった、というのが真相ではないでしょうか。

もうこの状況を打開するには

・優良顧客に積極的に貸出を再開して延滞率、貸倒れ率を下げる
・ファンド型を手仕舞いする

 のどちらかしかないようですが、どうもこの状況だと後者を選び従来のオーダーメイド型と新商品への展開を選びそうで心配でなりません。もしそうなると個人向けへのソーシャルレンディングは日本おいてはAQUSHの独壇場となります。一時的にはAQUSHに有利でしょうが市場において、寡占状況は長期的にみれば良くない結果となる場合が多いからです。どうかSBIグループの総力を結集して、ファンド型を盛り返す戦略をとっていただけることを切に願って止みません。切磋琢磨こそが日本のソーシャルレンディングの未来への展望につながることと思います。

2016/1/22 追記SBIソーシャルレンディングはその後、個人への貸付をやめて、事業者への担保・不動産担保ローンを扱うようになりました。特に不動産担保ローンでは高い実績をあげ、見事に盛り返しました。

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