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クラウドクレジット参加、金融包摂勉強会報告その2


2016/2/4に開催された金融包摂勉強会に参加報告その2です。

 その1に引き続きクラウドクレジットを中心にお伝えしたいと思います。


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 これまで日本において投資家に金融包摂(マイクロファイナンス)ファンドとして提供されてきた金融商品は、セキュリテ、大和証券、クラウドバンクのものが代表的です。


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 さてクラウドクレジットの金融包摂に関する商品ですが、メキシコはペルーに比べて金融包摂が進んでいないため、マイクロファイナンスでの金利で比較するとペルーが35~40%、メキシコが80~100%となります。

 そこで一般的なメキシコのマイクロファイナンスの金利水準の半分程度で貸付を行い、クレジットの高い貸出先に貸し付ける、コストを削減する、貸し倒れのリスクを分散投資で抑えることにより10%以上の金利が期待できる案件を検討中とのことです。


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 80%の金利が半分になっても40%の金利です。「搾取」と批判浴びるかもしれません。しかし途上国の事業活動のROEは先進国とは桁違いに大きいです。

 高金利をとることが必ずしも搾取とはならないのです。サヨクには理解できないでしょうから、何を言っても無駄でしょうけれど。


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 (同時に発表した他の方も含まれるので、)遠慮がちに出されたこの図、国内外の社会投資型クラウドファンディング(当ブログ初登場の言葉です)である以下5団体(企業、NPO等)における、投資家への経済的リターンと社会的リターンの関係を示したものです。

「通常の投資信託」は経済的リターンはともかく、社会的リターンはずっと左の方に追いやられています(笑)。

ざっとまとめると

1.クラウドクレジット(9~14%のリターン)
2.Lendahand(蘭:マイクロファイナンス機関、フィリピンのミッシングミドルへのファンドを提供、4%のリターン)
3.ARUN
4.ミュージックセキュリティーズ(セキュリテ、5~17%のリターン)
5.Kiva(米:マイクロファイナンス機関、NPO、ほとんど寄付

となります。

 ARUNの経済的リターンについてはどういうものか私にはよくわかりませんでした。セキュリテのマイクロファイナンスファンドはリビングインピースが大きく関わっていますが、償還済みの案件を見る限りはなかなかうまく行っているようです。

 社会的リターンはクラウドクレジットが一番小さいかもしれないけれど、大きな見返りを投資家に提供します!とうい気概が良く感じられます。

近々登場が予想されるカメルーン案件についての話もありました


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世界のカントリーリスクを表した図です。カメルーンはカントリーリスクが高い国です。


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 しかし国際機関(IMFや国際銀行)による貧困削減プログラムにより、政府債務は健全な水準に戻りつつあります。インフラ投資、非石油産業の経済成長が期待できます(国策というか、世界策に売りなしってやつですか)。


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 カメルーンにおいてクラウドクレジットはOvambaという小売、資源、農業、インフラ業者への担保融資を行い、ディフォルト件数が開業以来ゼロである企業と提携を行いました。

 さて以下は以下発表後の質疑応答の場で杉山社長から直接聞いた話です。

 この勉強会の質疑応答ではユニークな方法がとられました。

 4つの机が用意され参加者がそれぞれに着席して発表をまず聞きます。参加者はその後も机に留まり、発表者の4人が一定時間毎にそれらの机を周って懇談しながら質疑応答に応じました。

 クラウドクレジットはこれまで欧州などの先進国、中心国(ペルー)などのカントリーリスクが比較的少ない国の案件を手がけていました。しかしこの勉強会ではメキシコやカメルーンのようなリスクが高い国の案件を中心にも事業を拡大することが述べられています。

 その理由は今回の勉強会のテーマである「金融包摂」に絡めたこともありますが、「カントリーリスクより実は、提携した企業のマネジメントリスクの方が実は大きいから。そういう心配が少い誠実で良い企業を見極める方が、リスクが抑えられるから。実際にこれらの国で信頼できるパートナーが見つかったから」とのことでした。

 またエストニアは伝統的な金融機関の力が不足しており、ネット金融が発達しつつある。エストニアはIT先進国とは言われていますす。しかしネット金融は旧ソ連圏という事情というものもあり発達はようやくこれからという状態とのことです。

 そこで新たに日本の顧客の希望に多い「担保ローン」を取り入れ、オートローン(自動車担保ローン)絡みの案件を検討中とのことです。

 カメルーンやエストニアのオートローンに関しては以下の記事にも触れられています。
2016/02/0世界の信用市場へ投資を橋渡しするクラウドクレジットのプラットフォーム戦略(FINOLAB)


以上勉強会参加報告を終わります。

 さて、金融包摂という活動に絡めたこの度の記事、どうお感じになられたでしょうか?なお今回の金融包摂勉強会ですが、私が知る限り以下のWEBサイト、ブログで取り上げられています。

【クラウドクレジット】金融包摂(ファイナンシャルインクルージョン)、貧困層の金融サービスへのアクセス向上、メディア・ブロガー向け勉強会を開催!(GoodWay:金融&IT業界/フィンテック(2016/2/28 FinTechの情報ポータルサイト)

いい投資"探検日誌 from 新所沢
金融包摂勉強会レポート(1):ARUN合同会社 巧能聡子さん・アライアンス・フォーラム財団 村上純子さん

金融包摂勉強会レポート(2):Living in Peace 大野さん・クラウドクレジット 杉山さん

セルフ・リライアンスという生き方
クラウドクレジット主催の金融包摂(Financial Inclusion)勉強会

 私が今回述べることができなかった、クラウドクレジット以外の発表については、そちらをご参照ください。

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