オーナーズブック セミナー参加報告 その2 - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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オーナーズブック セミナー参加報告 その2


 オーナーズブック開催セミナー参加報告その2です。前回では主に運営会社ロードスターキャピタル(株)が運営しているクラウドファンディング以外の事業を主に紹介しました。

 今回はクラウドファンディング(ソーシャルレンディング)事業であるオーナーズブックのことについて取り上げたいと思います。


3オーナーズブックについて


3-1 不動産事業会社が行うクラウドファンディング、優秀なスタッフを揃え海外に強みを


02オーナーズブックセミナー2016010708
 オーナーズブックの特徴としては「不動産事業者が行うクラウドファンディング」ということです。その分野に強みをもつスタッフを多数取り揃えています。

 また海外との太いパイプ・ネットワークを持つということです。これは海外IT企業か、それもSNSを取り扱うところから出資を受けたことも影響があるのかもしれません。将来的にはアジア各国の資金を日本の不動産に呼び込めたらという展望が述べられました。


3-2 自社開発したシステムを採用


02オーナーズブックセミナー2016010709
 オーナーズブックのシステムは自社開発、自社運営を重視しているとのことです(これは簡単なそうで難しいとのことです)。

 そのため迅速な改善、アップグレードが可能とのこと、またセキュリティ、特に情報漏えいに特に気を配っているとのことです。

 他社に外注したシステムを使っていると、情報漏えいが起きたときに責任がどこにいくかが問題となるそうです。


3-3 安定な財務基盤


02オーナーズブックセミナー2016010710

 安定的な財務基盤は第2回 Financial Crowdfunding Meetupの場でも強調されていましたが、さらに興味深い話も聞くことができました。

 現状クラウドファンディングはベンチャーが多く手がけています。その企業が3年後も存在しているかは投資家にとって大きなリスクである(特に大金を預けている場合は)。ベンチャー企業の倒産リスクは投資リスクよりも大きい。

 例えば投資では和牛商法、なんとか電電などの高配当商売はみんな潰れてしまった。だからこそ信用がある会社がやるべきだと思う。

 ロードスターもベンチャーだが、大きな企業の傘下にあるところ(SBIソーシャルレンディングのことでしょう)を除けばクラウドファンディング特化事業会社としては一番基盤が安定しているという自信を持っているとのことでした。

※上記「なんとか電電」はおそらく平成電電のことと思われます。グーグル先生に尋ねたら一発で教えてくれました。


3-4不動産事業とITについて


 クラウドファンディングに力をいれている。加えてメインの不動産事業で相応の利益をあげ、そこで蓄えたノウハウをクラウドファンディングに注入していきたいとのことでした。

 国内においてIT事業と不動産事業の融合は過去いろいろ試みられてきました。しかしなかなかうまく行かず、すくない成功例が不動産売買仲介、賃貸仲介ポータルサイトとのことです。

 ソニー不動産とヤフーが最近おもしろいCtoCビジネス、個人と個人を結びつける事業を初めたのは興味深い。ロードスターキャピタルは不動産のエキスパートを多数集められた。そこでさらにITに精通した人を取り入れ、上記自社事業発展させるとともに、社会貢献を果たして行きたいとのことでした。

3-5 オーナーズブックのネーミングの由来
02オーナーズブックセミナー2016010711
これはWEBサイトにも書いてありますね。

『OwnersBook』を通して、個人(Owner)の皆様が気に入った案件を一冊の本(Book)のようにして友達と共有することにより、投資という目的だけではなく、情報を共有し、知識を共有し、経験を共有していければと思います。そして皆さんと一緒に不動産業界に新しい風を起こしていきたいと思っております。
(オーナーズブックWEBサイトより


02オーナーズブックセミナー2016010714
 お金儲けの場所だけでは投資家には喜ばれないと考えている。SNSによるコミュニケーションによりみんなで不動産事業など、投資について勉強できるような、また趣味の話などをして欲しい。

 もちろんオーナーズブックの投資案件そのものについてもリスクやその他を活発に話し合える場を提供できたらとのことです。


3-6 案件の利回り実績、情報公開について


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 予定利回りは5%を中心に、早期に売却ができた時は実績利回りを高くしているとのことです。
【ファイアフェレット注:案件紹介のページをみると運用期間が1ヶ月で14.4%(年利換算)が支払われた案件もあります】。

 岩野社長としては不動産で10%の利率というのはリスクが低い条件で永続的にというのはなかなか難しいと考えられているとのことです。

 銀行預金でほぼ0%、国債で1%、不動産リートで3~4%という現状で、リスクを最大限抑えた形で提供できるのは利回り5%くらいが投資家の満足、投資先の企業の成長、永続性を踏まえた形で現実的なのではとのことです。

 案件(投資対象)の情報公開についてですがオーナーズブックがかつて「ノーアクションレター(法令適用事前確認手続き)」で投資案件の情報公開を阻害する当局に対して問合せを行ったことは当ブログでもかつて取り上げました

 現状の当局の指導による匿名化、複数化は全てのソーシャルレンディングサービス提供会社にとって残念なことである。本来は投資家が投資案件をしっかり知ったうえで投資するのが望ましい。

 このように投資先が不明な状態では投資家の資金はリスクの高低が不明なままとなる。投資判断ができないまま結局は高い利率のところに投資されてしまう。当局も考え方を変えるかもしれないので、オーナーズブックとしては「いつでも公開できるように」準備しているとのことでした。

最後に「3-3 安定な財務基盤」で語られたことではちょっと背中をひやりとさせるものがあったことを正直に申し上げます。

 「3-6 案件の利回り実績、情報公開について」で語られた、不動産担保案件の現実的なリターンは5%というのは、投資先情報が公開されているならば私の感覚と一致するものです(現在の匿名化されている状況では妥当かもしれません)。

今回はここまでにさせてください。

 次回はセミナー席上で述べられた、不動産を絡めたクラウドファンディング事業についての更にシビアな実情を中心にお伝えします。

次回記事、オーナーズブック セミナー参加報告 その3

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コメント
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今、募集しているオフィスの案件も、キャピタルゲインを投資家に分配することになっていて、投資家としては、嬉しい。
利回り向上するし、営業者と投資家の利害が一致する。

2016-01-20 12:55 │ from 747証券マンURL

営業者利益と投資家利益は一致していれば一致しているほど望ましいですね。

747証券マンさん
コメントどうもありがとうございます。

かつての投資信託などの金融商品は必ずしも営業者と
投資家の利益が一致するものではなかったと聞いています。

私にあげられる例は手数料の高い投資信託です。
この手数料を稼ぐために営業マンは顧客に
その投資信託が利益を上げれば、それを売らせて
新しい商品を買わせる。

その投資信託が値下がりすれば顧客に
損切りを行わせ、やはり新しい商品を買わせる。

営業マンのノルマによる泣き落しによる
買い替えてきなファンド売買

といった例です。

ソーシャルレンディングにおいては、
ほとんどのサービスが顧客資産管理料をとっておらず
利息を取り立てた時その一部が
手数料として業者に支払われる仕組みとなっています。

つまり基本顧客が利益を得ないと
業者も儲からない仕組みとなっています。

私はこのことが、ソーシャルレンディングだけではなく
全金融商品に与える影響に注目しています。

100年後には、「100年前の投資商品は顧客に利益をもたらさない場合でも
当たり前のように手数料を徴収していた」と語られるかもしれません。





2016-01-20 21:24 │ from ファイアフェレットURL Edit

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