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クラウドクレジット主催「ペルー・小口債務者支援プロジェクト運用報告会」に参加しました その1


 2015/10/3にクラウドクレジットが開催した「ペルー・小口債務者支援プロジェクト運用報告会」に参加してまいりました。

 けっこう長時間(約2時間)に渡る説明会でしたので、要点をかいつまんだ形にしてご報告したいと思います。

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社長の杉山智行氏からだけではなく、複数の人によって様々な発表がなされました。

全体の発表を通して私が勝手にテーマを 5つ挙げるとしたら

1. クラウドクレジットの企業ビジョン
2. ペルーの財政についての説明(なぜペルーを投資対象国に選んだのか)
3. ペルーの不良債権市場の概要説明
4. クラウドクレジットの金融商品「ペルー小口債務者支援プロジェクト」の説明
5. 「ペルー小口債務者支援プロジェクト」の投資パフォーマンスの報告


 となります。私共投資家の一番の注目点は5.のパフォーマンス、「結局運用状況はどうなっているの?」に尽きると思います。1~4もなるべく要点を捉えて報告するので5.までお付き合いいただければ幸いです。

 適宜頂いた資料から拝借した図表を提示しますが、前述の通り複数の人から発表されたものを私の都合の良い通りに使っています。紙の資料で頂いたものをスキャンしたものですのでちょっと画質に問題があるかもしれませんがご了承ください。

 上記1~5は実はクラウドクレジットコミュニティブログですでに紹介されていることも多いのですが、私なりに再構築してみようと思います。

1.クラウドクレジットの企業ビジョン

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 企業ビジョンはこちら「Financial Surplus」は資金過剰、「Financial Deficit」は資金不足です。つまり日本のように投資資金が過剰に余っている国と、まだまだ投資資金が必要な国を上手くマッチングさせて、双方の社会を豊かにするとういうことですね。

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 この図で言う運用ニーズ国が「Financial Surplus」な」資金調達先の日本、調達ニーズ国が「Financial Deficit」な投資先のペルー等の国となります。


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 クラウドクレジットの世界展開状況です。現状クラウドクレジットの商品は南米ペルーとヨーロッパですが、北米とオセアニアにも展開していることが解ります。それらに具体的にどう展開しているかは、これからの展開を楽しみにしたいと思います。


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 具体的に新たな提携先がとして報告会で挙げられたのがメキシコとニュージーランドです。メキシコにつきましては先日、3社目になる子会社(Crowdcredit Mexico)を設立したことがプレリリースで発表となりました。

2.ペルーの財政についての説明(なぜペルーを投資対象国に選んだのか)

なぜペルーを投資対象国に選んだか、これは杉山智行社長のブログの記事でも述べられいますが、

1. 同じリスクに対してのリターン(市中の貸出金利)が高い
2. 国のマクロ経済が安定している
3. 外資規制が比較的緩やか


ですが、報告会ではさらに様々な資料を見せていただきました。簡単に紹介します。

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 世界でも高い経済成長率と安定性を持ち、外貨準備高の高さなどから、途上国としては高い国際信用格付けをもちます。

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外貨準備高はこの世界経済の中でも微増を続けています。中国なんかは2014年から減少を続けています。

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 計算上では19ヶ月輸出で外貨を稼がなくともやっていけます。新興国危機が起きた時に必要とされる6ヶ月を大幅に上回っています。

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 いわゆる債務に対するGDP比も南米で優等生です。ちなみにこの比率、日本は200%を超えています。なぜ円安で利益が出た米国債を売っぱらってこの比率を少しでも下げようとしないのでしょうかね?外貨準備高って過剰に持っていてよいことあるのですかね?


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 中国やらアメリカの動向で振り回される世界経済ですがペルー政府は潤沢な資金を元に景気浮揚策をどんどん打ち出しています。


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 GDP比率成長率、これは落ち気味ですが、現時点では景気浮揚策により回復するシナリオが想定されているとのことです。

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 資源国共通の問題ですが、資源価格が下落しているため、それは注意事項として挙げられていました。


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 他の新興国に対して、対ドルの為替レートは軽微です。この図一番左のPENUSDがペルーソル/米ドルで順番に同インドネシアルピア、ブラジルレアル、マレーシアリンギット、フィリピン・ペソです。ここ1年は対ドル比10%の下落で、フィリピンを除く他の新興国よりも安定です。


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 では対円だとどうなるのか?というと杉山社長のブログの1記事にあるとおり、2000年から2014年の間をみると結構変動しています。その変動を踏まえても高い利益が見込めること、また為替ヘッジも導入することを説明会で述べられていました。

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 中国と米国の経済事情による懸念事項は織り込み済みとクラウドクレジットはみているとのことです。

その根拠がこちら

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 米利下げがおきても豊富な外貨準備高で通貨を買い支えられるので、通貨危機は起こらずインフレが回避できる、中国経済が減速し資源価格が下落しても(もう下落しつつありますが)、先に挙げた経済政策で景気の減速を食い止められるからとのことです。

 なぜ世界の中で、そして南米の中でペルーを選択したかが、利点も懸念点も交えて丁寧に説明されていました。

3.ペルーの不良債権市場の概要説明
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 ペルーでは銀行ローン発行額は2009年から2014年にかけ、円換算で2倍以上になりました。有り体にいえば国民の借金が増えているということです。

 私のようなソーシャルレンディングに投資しているくせに、借金が嫌いな人間からすると借金が増えたというのはマイナスなイメージに正直聞こえます。でも借金が増えるというのは家計に例えればおおきく2つ理由がありまして、1つは家計が単純に貧しくなるというマイナスの理由、もう一つは家計が豊かになり借金をする余裕ができて住宅ローンなどを組める信用ができるといったプラスの理由。

 当然ペルーの場合は後者です。

 日本でも高度経済成長期は同じ現象が起きました。まあ、バブっている中国も同じ現象が起きたのですが。杉山社長を始めとするクラウドクレジットの従業員の方々はペルーを訪れて、直に体に感じているとのことです。それは中国のようなバブルではなく、日本の高度成長と同じく、健全なものだとのことです。

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しかし借金が増えれば、延滞債権がでるのは避けられません。延滞債権も円換算で順調に増大中です。これをビジネスチャンスにすべく、ペルーでは債権回収業が発展中です。

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 ペルーの銀行はBig4(いわゆる4大メガバンク)が総与信額において殆どのシェアを占めているのですが、そのうち2行、またBig4以外のやはり2行が子会社に延滞債権回収業務を委託しています。
 それ以外銀行からの延滞債権回収業務は、特に資本関係の無い大小様々な回収業者が担っているとのことです。現在たくさんの業者が軒を連ねて、群雄割拠状態とのことです。


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 延滞債権は「相対取引」もしくは「公募(市場取引といってよいのでしょうか)」で簿価の数分の1から1/10で売りだされます。それを債権回収会社が買い取り、債務者から回収を行いその利ざやを収益とするのです。

1/10とは思い切ったディスカウントですがそれは理由があります


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121日を超えた延滞が起きている不良債権を購入し、その回収をおこない利益とするのです。

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まとめると

1.順調な経済成長を背景に増える貸出残高、不良債権市場
2.不良債権市場とそれの回収業者は現在群雄割拠、戦国時代状態
3.その不良債権のうち120日以上の延滞を起こしている債権にビジネスチャンスを見出す


といったところでしょうか。

本当に長くなりましたので今回はここまでにさせていただきます。

次回に

4.クラウドクレジットの金融商品「ペルー小口債務者支援プロジェクト」の説明
5.「ペルー小口債務者支援プロジェクト」の投資パフォーマンスの報告


を述べたいと思います。

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 最後にこの図を。資源国だったり経済成長を続けている国は南米にはいくつもあります。その中でペルーは特に優等生であり、他国よりひときわ高い期待収益率が見込めるとクラウドクレジットでは見ています。そのスキームと成果を説明したいと思っています。

次回記事
「ペルー・小口債務者支援プロジェクト運用報告会」に参加しました その2

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2015-10-14 20:34 │ from URL

本当に嬉しいです。

昨日の夜アクセス数が増えたと思ったら
2chで私の悪口が書かれていて陰鬱な気持ちになりました。

そんななかでコメントをお寄せくださる貴方には
本当に気持ちが救われます。

貴方がされようとしている質問は私も興味があります。
是非是非お願いいたします。

最後に贈っていただいた言葉には本当に留意します。
これからもアドバイスをよろしくお願い致します。

2015-10-15 12:24 │ from ファイアフェレットURL Edit

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