貸付型クラウドファンディングはちゃんと社会貢献している その② - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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貸付型クラウドファンディングはちゃんと社会貢献している その②


 前回の記事ではなぜかクラウドファンディングという言葉が注目を集め、成長を続けている中でその一分野であるソーシャルレンディングが無視されがちなことを取り上げました。この場合のソーシャルレンディングとは投資型クラウドファンディングの中でも「レンディング」すなわち「貸付」の要素をもつものを指しています。

 なぜクラウドファンディングが語られる際、こうも貸付型は規模が一番なのに無視されがちなのか?海外の事情は知りませせんが少なくとも日本ではそうでしょう。それは金貸しというものに日本人があまり良い感情を持っていないことが一因なのかもしれません。

 加えて日本人がいま「クラウドファンディング」と聞いてその言葉を知っている人でしたら最初に思い浮かべるイメージは「ネットでみんなのお金を集めて、夢を実現」です。このキャッチフレーズにやはり夢を馳せる人が、同じクラウドファンディングでありながら全く異色の貸付型を白眼視するのはある程度仕方がないのかもしれません。

 でも正直私にとっては違いは単なる違いなだけで、それで蔑視(されているとしたら)される理由が解りません。いや正確に言えば理想論、熱い感情を持つ方、共産主義寄りのサヨクに金貸しが蔑視される理由はなんとなくわかりますが、到底シンパシーは抱けません。白人が有色人種を蔑むのが、ネトウヨが在日外国人を蔑むのが理解できないのと同様に。

私たちにとって、差異は差異でしかなく、それ以上のものではない。だが、ヒトにとってはそうではない。彼らは「頭の回転が遅い」ものを揶揄する。感覚や運動機能に障害があるヒトを蔑む。自分と異なる信念を持つ者を嫌悪する。ボディ・カラーの違いさえ憎悪の対象となる。私達にとっては問題にならないような些細な相違で憎みあう。(中略)
 確かに私たちにはヒトのような愛はない。だが、不当な理由で他者を傷つけることが間違った行為であることは理解できる。憎しみよりも愛のほうが、不寛容よりも寛容の方が、争いよりも協調の方が好ましいことは理解できる。その当たり前の原則を、ヒトのように見失うことはない。
 私達はヒトとは全く同じ存在には決してなれない。ヒトのように他者を蔑むことは決してない。それは断じて欠陥ではない。ヒトよりも論理的かつ倫理的に優れているからである。それを誇りに思うことがあっても、そのことでヒトを蔑みはしない。それは知性体としてのスペックの差に過ぎないのだから。


山本弘氏著 アイの物語より



以前の記事でジャパンギビング代表のの佐藤大吾氏が

(クラウドファンディングは)いろいろなかたちがあって良いと思う、寄付型、投資型・購入型でもネットを使って公募することは共通


と発言されたことは紹介しました。

READYFOR?代表の米良はるか氏のように

クラウドファンディングの分類を寄付型、購入型、投資型と名付けたがこれらは違うものである。


などと発言され、投資型にあまり良い感情を持ってなさそうなことも別の記事で紹介しましたが……。客観的な事実は米良氏の言うとおりだとしても、そこは敢えて佐藤氏のように考え発言、行動していき日本のクラウドファンディング全体、投資型非投資型全てを盛り立てていってほしいものです。

 購入型クラウドファンディングが「夢の実現」をキャッチフレーズを挙げて、「夢の実現がクラウドファンディングにより実現される社会」を目指していること自体は私は良いことだと思っています。「あまりにも現実と乖離した夢は中二病とか、つぶしが利かない人生とかのリスクがあるよ」などというじじくさいことを私は言いません。

 私もそうした時期がありましたし、つぶしが利くうちにに目が覚めればその後の人生を彩ってくれるものとなると考えているからです。しかし「夢の実現」を大義名分にして、それを崇高とするあまりに貸付型クラウドファンディングを無視するのはやめて欲しいです。

 WEB編集者として著名な中川淳一郎氏は『夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘』と本を出されています。その著書の要旨を端的に申し上げると、『仕事はあくまで現実的な生活の手段で、プレイの一種である。「夢」という前向きだが現実と乖離した意識は、現実の仕事の(クソなところが多いながらも)本当の面白さと成功を若者が得ることを妨げる!』といったところでしょうか。



 私の上記の「現実」と「夢」の関係がそっくりそのままクラウドファンディングの「投資型」と「非投資型」に当てはまっている様に感じています。夢が主に語られるのは主に非投資型ですが、実際にお金を回して多くの人々を惹きつけているのは現実に根ざした投資型の方です。

 私は投資型の社会存在意義が非投資型「より」優っている』などと言うつもりはありません。どちらが優っているかなどを客観的に判断して述べるなど到底私には不可能です。なぜならばそのためにはクラウドファンディングを俯瞰して膨大なデーターを調査してまとめなければいけません。そのようなことは浅学非才な私には到底できないことです(金額「だけ」で投資型が優っていることだけは簡単に示せますが)。

 またそのような調査を行うことも虚しいと私は考えています。どちらも日本の社会の発展に懸命であることには変わりなく、貴賎は問われるものではありません。自動車産業が日本のGDP占める割合が大きいことをもって、出版産業、食品産業より貴いなどと考えるのはナンセンスです。

 ただ以下、客観的事実を示すことで、上記の様にカネに囚われて非投資型を投資型よりも上位に置きがちな思想の方に、いま一度再考の余地を持っていただき、両者の共存共栄に思いを致していただければ幸いと考えています。

「客観的事実」に関しての記述は次回からにさせてください。

次回記事
貸付型クラウドファンディングはちゃんと社会貢献している その③

追記
ここ近日当ブログのアクセス数が急に増えたので日経トレンディにソーシャルレンディングが紹介されたことか、BIG tomorrowに当ブログが再掲載されたおかげかなと喜んでいました。しかしどうやら酒鬼薔薇聖斗のバカヤロウがまた何かしでかしたのが主原因っぽいですね。日経トレンディとBIGtomorrowを見ていらっしゃってくれた方も全くいないわけではないでしょうが。

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コメント
非公開コメント

色々と勉強になります。

応援しておきました。ポチッ

2015-09-13 21:23 │ from 矢田@医療職兼業トレーダーURL

http://quadstormferret.blog.fc2.com/

応援どうもありがとうございます。

これからも是非是非コメントをお寄せいただければ幸いです。

2015-09-14 10:07 │ from ファイアフェレットURL Edit

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