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    真説【maneoファミリー】なぜここまで被害額が拡大したのか? その2 - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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    真説【maneoファミリー】なぜここまで被害額が拡大したのか? その2


    真説【maneoファミリー】なぜここまで被害額が拡大したのか? その1

    の続きです。本記事から

    なぜmaneoファミリーの被害がここまで拡大したのか?

    もっと正確に言えば

     なぜmaneoが2018年7月に行政処分を受けた後も、投資家はmaneoファミリーへの投資を続け、被害(遅延額)がここまで拡大してしまったのか?

     を私なりに考察していきたいと思います。理由は大きく分けて4つあります。

    ここから列挙していきます。

    1. 最大だったmaneoがここまで駄目になるとは誰も思ってなかった


     "そんなの当たり前だろ!"と思われるかもしれませんが、もうちょっと数字を用いてこの主張を補強してみます。

    2018年7月に行政処分が起きる前、maneoの勢いは、まさに日の出の勢いでした。

     2018年7月末時点での投資型クラウドファンディング全体への累計募集額は約3,672億円。そのうち約37%(約1,370億円)をmaneo単体が占めていました。maneoファミリーも併せれば約59%(2,170億円)です。
    ※いずれも当ブログの集計、以下同

     同5月にmaneoは月募集額の最高となる約60億5千万円を募集しました。その5月単独においてはmaneo単体では業界の約34.3%、maneoファミリーでは約64%(約113億3千万円)です。

     行政処分後の同9月には次点となる約60億円の募集を行います(シェア約52%)、ファミリー全体では81億円で70%です。

     グリーンインフラレンディングではすでに”資金使用の確認(実質的な不正使用)”が起きて募集が止まっていました(6月)、7月には分配留保(実質液な遅延)、8月には遅延が発生しました。9月以降にその他ファミリーでも遅延が発生し11月以降にようやく募集額が減少していきました。

     ここまでの圧倒的シェアを誇っていたmaneo、まさか行政処分を受けたからといってここまで凋落するはずがない、多くの投資家がそう思ってでしょう。

    いまも変わらぬmaneoのHP
    今なお、最盛期とほとんど変わりないmaneoのHP

    実際、過去には業務停止3ヶ月の行政処分を受けながらも見事復活した会社もあります。

    業務停止処分も受けなかったmaneoも復活するだろう。多くの投資家はそう考えていた。
    この判断を誰が責められるでしょうか。

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    2 遅延が起きたのはリファイナンスの問題、厳正化だと思われていた


    募集停止、遅延が起きてもなぜファミリー全体への投資は続けられたか?

    それはmaneoファミリーへの投資家の共通認識

    maneoファミリー案件はリファイナンス、いわゆる”おかわり”案件が多い。

    が作用したと私は考えています。

     “おかわり”案件”、いわゆるつなぎ資金案件です。

     おかわり案件の一例をあげます。資金調達からエグジットまでたとえば3年が見込まれる場合、その案件の募集期間を1年にしてまず募集します。その1年が終わる前にあらたに1年の案件募集を行い、その資金を1年目の投資家に償還する。それを3年繰り返すことです。

    この行為は事業に実態がない場合はポンジスキームとして違法ですが、実態がある場合は合法です。

     ただし、なんらかの理由でおかわり募集が行えなくなると、たとえ案件事業に問題がなくともデフォルトを起こす構造となっています。

     リファイナンス案件の募集条件が、行政処分後厳しくなった。よっておかわり案件募集が行えなくなった結果、遅延(デフォルト)が起きた。

     しかし事業に実態と実績があれば、遅延が起きたとしても本来の運用期間が終われば、案件は償還される。そのうちファミリー全体も正常化して募集も再開される。

    そう考えた投資家が多かった、ゆえにmaneoファミリーへの投資を続ける人もいたのでしょう。

     実際に過去、業務停止の処分を受けた(maneoファミリー以外の)業者は同じ理由によって、案件の運用期間延長を行いました。同じことが繰り返される。そう期待していた投資家が多かったのではないでしょうか?

     なお、これは素人考えではなく東京商工リサーチ2019年1月の記事においても同様の考え方が紹介されています。

    延滞したSL業者のファンドの一部は、「借り換え」ができず、返済が滞ったというケースもある。借り手が「借り換え」に頼る資金調達のスキームは、客観的に見れば「ポンジスキーム」と言われても仕方がない。


    maneoのおかわり20201010
    行政処分や延滞が多発のソーシャルレンディング 顧客保護のルール作りが急務(2019/1/30 TSRニュースより)

     実際には後述するとおり、数多くの杜撰な融資が行われ、ファミリーへのガバナンスも行き届いていませんでした。このことにより、大量の遅延が発生して、多くの損失が見込まれる遅延案件が積み重なっているのです。

    Intermission


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    3. 正常なmaneoファミリーが全体をよく見せていた


     maneoファミリー全体が悪かった。それは正しい認識ではありません。11あったmaneoファミリー、そのうちLCレンディング、スマートレンド、さくらソーシャルレンディング、アップルバンク、プレリートファンドの5つは一切の遅延も元本毀損も起こしていません。

     11あるファミリーの半数近くはまともだったのです。しかしまともでない業者とまともな業者を見分ける手法は投資家に提供されていませんでした。

     外見はどれもmaneoファミリーはまともでした。しかし実際のところ、まともでない業者も含まれていました。

     これは厳密には”被害が拡大した理由”には挙げられないのかもしれません。しかし実際のところ良い業者もmaneoファミリーには含まれていた。これがファミリー全体の評価を高め、多少のデフォルトが起きても、ファミリーへの投資を続けさせていた。

    そうはいえないでしょうか?

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    4 杜撰な融資審査をmaneoマーケットが行っているとは思われていなかった。


     なぜ被害が拡大したのか?最大の理由が”maneoマーケットまた、そのファミリーによる杜撰な融資審査”です。杜撰な融資審査どころか、ファミリーが行った融資の中には詐欺同然のものもあったのではないかと思います。

    かつてのみんなのクレジットやラッキーバンクと同様の!

     これさえなければ、たとえ行政処分を受けていてもmaneoファミリーは復活できていたはずなのです。投資家の期待を裏切らずに!

     実際に過去行政処分を受けたクラウドバンクにおいては資金管理に問題がありそれが処分に繋がりはしましたが、杜撰な融資審査は行っていませんでした。ゆえに投資家元本毀損は一切おこさず、見事復活しました。

    maneoファミリーはそうではありませんでした。

     2018年7月、maneoに対する行政処分がおこなわれましたが、その処分理由に”融資審査が杜撰だった”は含まれていませんでした。

     私が確認できるmaneoの融資審査の杜撰を指摘する最初のメディア記事は2018年11月の東京商工リサーチのものです。

    ネット融資仲介「maneo」の組成ファンドが返済を延滞、元本割れの恐れも(2018/11/9 東京商工リサーチ)

     川崎案件、アパート案件における問題を報道します。FACTAも2019年2月号の記事で同問題を伝えました。

     2019年3月にはNHKがグリーンインフラレンディングの案件(香川まんのう)における虚構を報道します。

    参考
    グリーンインフラレンディング遅延案件について、JCサービスが2回目の返済見通しを発表、この調子で頑張って、しかしよりによって同日NHKニュースがソーシャルレンディングの問題を伝える!!

     当ブログが上記TSRとFACTAの報道を有機的に結びつけて、アルデプロの関与を暴いたのが2019年10月

    参考
    maneo川崎案件、maneoは東証二部上場アルデプロにハメられたとFACTAが報道!

     ただ、これらの報道はあくまで個別の案件の杜撰さを伝えるものであり、全体的に杜撰な融資が行われていたとまでは断じられるものではありませんでした。

     そしてようやく、2020年3月、maneoマーケットの外部調査委員会がmaneoファミリーにおいて広く杜撰な融資審査が認められたとの報告書を発表しました。

    参考
    maneo外部調査委員会報告書、わかりやすい投資家向けの資料を発表してほしい

     ようやく、この時点において、maneoファミリーに対して抱いていた投資家の幻想が、うつろなものであることが判明しだした気がします。

     2019年9月にmaneoマーケットを実質傘下にいれたNLHD 株式会藤澤信義代表の手腕への期待、パルティール債権回収社をもって、回収に全力をもってくれるとの期待から、投資家は比較的冷静でした。

     しかしもう1年が過ぎようとしているのに、目立ったよいニュースはありません(比較的元本毀損が少ない償還が何件かはあったことは耳にしています)。

     それどころか、担保の土地を処分してしまっていながら、十分な償還金を確保できていないファンドもあります。クラウドリース、ガイアファンディング、グリーンインフラレンディングのような、maneoファミリー同士の内紛が目立つ事例も投資家を苛立たせています。

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    最後に


    上記4つ

    1. 最大だったmaneoがここまで駄目になるとは誰も思ってなかった

    2 遅延が起きたのはリファイナンスの問題、厳正化だと思われていた

    3. 正常なmaneoファミリーが全体をよく見せていた

    4 杜撰な融資審査をmaneoマーケットが行っているとは思われていなかった。


    が私の考える”maneoファミリーでなぜここまで被害額が拡大したのか? “の理由です。

    つまるところ

    4 杜撰な融資審査をmaneoマーケットが行っているとは思われていなかった。

    いいかえれば

    maneoマーケットが杜撰な融資を行っていた

    が投資家が被害を被った最大の原因なのです

    それなのに老害slinvestorは”ブロガーの記事がだけ原因だ!”とだけ述べています。

    老害は私がmaneoから金をもらっていたのだろうと、遠回しに非難しています。

     しかし実際のところ、maneoの罪から目をそらさせ、ブロガーに非難の目を向けさせることに尽力しています。

    老害slinvestorこそ、maneoから金をもらっているのではないでしょうか?

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