ソーシャルレンディング2020年2月募集額報告 大手落ち込み、中堅絶好調!Rimple10%お宝案件が呼ぶ嵐!
大手がいまいち、それに対して絶好調の中堅が目立つ
ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)の2020年2月の募集額を報告いたします。

募集額は76億4,877万円となりました。昨年11月から今年の1月まで3ヶ月連続100億円を突破していましたが、再び70億円台まで落ち込みました。
ただしこれはSBIソーシャルレンディングとクラウドバンク(特にSBIソーシャルレンディング)の募集額が落ち込んだためであり、その他の中堅サービスの募集額は絶好調、ないし堅調です。
また、SBIソーシャルレンディングとクラウドバンク(これまた特にSBIソーシャルレンディング)は月募集額の増減が大きいサービスであり、安易に好不調を判断できません。
この2社は現状投資型クラウドファンディングの月募集額ベースで常に50%を超えるビッグプレイヤーです。あまりに大きくて募集額全体に大きな影響を与えます。ゆえに全体の募集額で投資型クラウドファンディング全体の景況を測ろうとするのは、ミスリードにつながると私は考えています。
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クラウドクレジット

リニューアルしたSAMURAI Fundの募集額は4億7,200万円。過去最高だった先月の2億5,000万円の倍近い額を集め絶好調ぶりを見せました。

SAMURAI Fundは登録ユーザー1万人突破を記念キャンペーンとして、「1万人突破記念キャンペーンファンド」の募集を3月9日から開始します。
1. 日本保証の保証付き
2. 不動産担保つき
3. 毎月分配
4. 8%をという高利回り
のファンドです。日本保証の保証付きファンドはこれまで最大の利回りが7%でしたので、8%は過去最大となります。募集金額は5億5千万円(最低成立額3億5千万円)、満額成立すれば過去最高募集額記録を塗り替えることになります。
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J.lendingは昨年の11月から4ヶ月連続で1月に1案件は募集しています。その前までは年2回ほどの募集であったことに比べれば、いよいよ本格参入かと思われます。「ファンド乗り換えサービス」という、ファンドの終了と共に新しいファンドに資金を乗り換える(投資予約できる)サービスを2020/3/4に発表しました。
さらにすごいのはLENDEXです。昨年中頃から高利回り、短期、担保つきという案件をどんどん募集して、月募集額2~3億5千万円という募集を続けていましたが、2月は約6億8千万円を募集しました。過去最大だった前月の約3億5千万円の2倍近くです。かつては不動産担保付き案件が主流でしたが、最近保証人のみがついた案件も目立つようになっています。
ソーシャルレンディング投資の学校のカナメ先生が
LENDEXに危険信号?募集額急増&利回り上昇に危うさを感じる(2020/3/3 ソーシャルレンディング投資の学校 カナメ先生著)
という記事で注意喚起を行っていますが、どうなることやらです。
LENDEX公式サイトへ
また、ネクストシフトファンドはサービス開始以来初めての新規会員向けキャンペーンを開始しました。
新規会員登録確定+16万円以上の投資で500円分の赤十字QUOカードをもらえます。

ネクストシフトファンド公式サイトへ
ソーシャルレンディングが全体に占める割合が過去最低に

2020年2月においてはソーシャルレンディングが全体に占める割合は86.9%と過去最低になりました。Funds(貸付ファンド)が堅調に募集を行い1.5%、株式型のFUNDINNOも好調であり2.3%を占めていることが影響しています。
そして最大の理由が不特法不動産クラウドファンディングのCREAL、FANTAS funding、BitRealtyが堅調な募集を行い、全体の9.3%を占めるようになったことです(ただし過去最大は9.5%)。
CREAL公式サイトへ
FANTAS funding公式サイトへ
※正直申し上げますと、SYLA Funding、ASSECLIはサービス開始以来集計から漏れており、今月急遽加えました。ただし募集額は現状まだ大きくないのでそれほど大きな違いは生じさせてはいません。
不特法不動産投資型クラウドファンディングは続々新しいサービスが登場しており、サービス開始直後の案件はいずれもすぐに満額成立する状況が続いています。
募集額ではまだまだソーシャルレンディングの方が上ですが、肌感覚での勢いは不特法不動産クラウドファンディングの方が上に感じます。
※追記1
新不動産投資型クラウドファンディングサービスについての下記記事をお読みいただけると幸いです。
新ソーシャルレンディングサービスCRE Funding登場!東証一部CREグループ運営安定性の高い物流案件とは?
多彩な顔を持つ新不動産クラウドファンディングASSECLIに新規会員登録しました。
新サービスRimple、東証一部+少額不動産投資+永久不滅ポイントをアピールして登場
99.8%の高い入居率を誇るマンション投資 SYLA Fundingがサービス開始
Rimple10%案件が呼ぶ小口不動産投資人気の嵐

その中の1つである、東証一部上場プロパティーエージェントが運営するRimpleがその1号ファンド「Rimple's Selection #1」にて予定利回り10%、運用期間6ヶ月、劣後出資割合30%というお宝案件の募集を予告したことも、話題となりました。
抽選ですがまず間違いなく嵐を呼び、倍率はすごいことになるのでは?と思っています。もし先着方式だったならば大嵐だったでしょう。

Rimpleはサービス開始時に4つの案件募集を候補として出しています。1号案件はその中の1つ「クレイシア新宿パークコンフォート」と思われます。残りの3案件も今回のようなお宝案件であることを期待しています。ますますの人気を呼び起こすでしょう。
Rimple 公式サイトへ

2020年2月末時点での募集額は約5,731億円7,251万円となりました。月募集額が100億円前後、この状態が1年半近く続いています。
月200億円超えないし200億円弱の記録を出していた2018年前半の状態に戻るには、それを超えるには大手2社だけではなく、中堅業者、不特法不動産クラウドファンディング投資型クラウドファンディング運営会社の頑張りにかかっているではないかと、考えています。
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2020-03-06 │ ソーシャルレンディングサービス比較 │ コメント : 2 │ トラックバック : 0 │ Edit