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    矢野経済研究所が国内クラウドファンディング2018年版の市場動向を発表しました。


    2017年度においてもソーシャルレンディングの存在感は圧倒的



    矢野経済研究所が国内クラウドファンディング2018年版の市場動向を発表しました。

    2015、2016、2017年版に続き4回目の発表となります。

    2018年版 国内クラウドファンディングの市場動向 (2018/11/06 矢野経済研究所)

    2017年度の国内クラウドファンディング市場規模は新規プロジェクト支援ベースで前年度比127.5%増の1,700億円~新規プロジェクト支援者数は2017年度で延べ137万人、株式型、ファンド型の法整備が進み、 市場は更に拡大の見通し~(2018/12/3 矢野経済研究所)

     レポート本体は1冊約13万円とお高いので手を出せませんので、せめてプレスリリースに書かれていることに簡単に触れたいと思います。

    矢野経済研究所2018年度より円グラフ
    同プレスリリースより図を拝借

    上記概要ですが

    2017年度の国内クラウドファンディング市場は前年比127.5%増加の1,700億円

    ソーシャルレンディングが全体の9割を占める

    市場拡大の背景にはソーシャルレンディングの躍進と株式型クラウドファンディングの誕生

    地方自治体、大手企業、地銀の参入・連携も増えてますます国内クラウドファンディング市場は拡大する


    となっています。

    矢野経済研究所2018年度より
    ※クリックすれば大きくなります。

    2015~2018年における同研究所の発表を一つの表にまとめました。


    矢野経済研究所による2018年度の予測は



    矢野経済研究所による2018年度の見込みですが、市場全体で2,045億円です。

    2017年度と同じく全体90.2%とすると、ソーシャルレンディングは約1,843億円となります。

    同予想ですが

    2015年度のクラウドファンディング全体の予測が283.7億円に対して実際は379.2億円
    (実際が予想の1.28倍)

    2016年度の同予測が477.9億円に対して実際は745.5億円
    (実際が予想の1.55倍)

    2017年度の同予測が1090億円に対して実際は1700億円
    (実際が予想の1.59倍)

    と毎年大きく外しています。外しているどころか年々その乖離が大きくなっています。

    外した理由は貸付型(ソーシャルレンディング)を過小評価していることが大きいです。

    2015年度予測207億円→実際322億円(予測の1.55倍)
    2016年度予測404億円→実際672億円(予測の1.66倍)
    2017年度予測987億円→実際1534億円(予測の1.55倍)

    2017年度については、他のタイプにおいても予測を大きく外したため、乖離が大きくなりました。

    なお、私は下記記事で2017年度のソーシャルレンディング募集額を1,440億円と予想しました。

    2017/10/5 国内クラウドファンディング2017年版の市場動向を矢野経済研究所が発表しました。

    私の方がまだ乖離が少ないです。

    正直経済における予想とは私は意味がないもの、お遊びと思っています。

     モーサテに出演している証券会社の犬アナリストの予想が、個人投資家をはめ込む形で当たらないことからも、理系低学歴の私の予想ごときが、文系高学歴を揃えている矢野経済研究所の予想よりも当たってしまうことからも、それは明らかです。

    だから、上記予想が矢野経済研究所より私の方がマシだったとしても

    全然誇るつもりはありません!

     さて、繰り返しになりますが矢野経済研究所は2018年11月の段階で2018年度の、ソーシャルレンディング市場予測を1,843億円ほどと見積もってるかと思います。

    当ブログの集計では2018年度における募集額は2018年4~12までの9ヶ月で1,336億円です。

    ※いつも発表している値からCREALFANTAS Fundingなどの不動産クラウドファンディング、FUNDINNO、エメラダ・エクイティなどの株式型クラウドファンディングを差し引いて計算。

    ここ数ヶ月1月あたり、募集額は低迷していますが、1月あたり120億円は底堅く集めています。

    矢野経済研究所2018年度予測より
    ※クリックすれば大きくなります。

     Fundsといった新規ソーシャルレンディングがこの勢いを維持してくれると期待して、私は120億円x3ヶ月=360億円を前述の1,336億円に足して1,696億円と予想します。

    もちろん、本音では矢野経済研究所の1,843億円の方が当たって欲しいとは思っています。

     矢野経済研究所も私も、年度半分を過ぎての予想は半分後出しジャンケンのようなものですが、前述のとおり、予想はお遊びのようなもの、せいぜいどれだけ当たるかを楽しみたいと思います。

    ※この記事は2019年1月頃に書いたものです。そのため

    「2018年4~12までの9ヶ月で1,336億円です。」

     となっています。私の集計では2018年度におけるソーシャルレンディング(融資型)の実際の募集額は約1,607億円でした。私の予測の方が矢野経済研究所の予測よりも実際に近かったことになります。ただ私の方が近いにしても予測の1,696億円を超える形で当たって欲しかったです。

     矢野経済研究所、私の予測を超える形で昨年度(2018年度)はソーシャルレンディングの信用収縮が起きてしまいました。ぜひとも今年度からは再び盛り返す方向を期待したいです。


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