FC2ブログ

    SAMURAIセミナー参加報告 その1 - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

    ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト ホーム » SAMURAI » SAMURAIセミナー参加報告 その1

    SAMURAIセミナー参加報告 その1


     2018年7月27日に新橋、コンファレンスセンターで開かれたSAMURAIセミナーに参加してまいりました。その様子をお伝えします。

    01_SAMURAIセミナー参加報告
    セミナー中のSAMURAI証券の澤田聖陽社長

    02_SAMURAIセミナー参加報告

    プラグラムは二部構成であり、第1部は

    「激動のソーシャルレンディング発展期」~業界は今~
    SAMURAI証券代表取締役澤田聖陽社長


     というテーマで澤田社長がソーシャルレンディングの現状、問題点、デフォルト発生時の心得、ポンジスキームの見抜き方、信頼できる業者、できない業者の見抜き方についてわかりやすく説明を行われました。

    第2部はセミナー参加者からの質疑応答です。まずは第1部からご紹介していきたいと思います。

    ※説明・会話・質疑応答はすべて敬語で行われていますが、冗長になるので省くことをお許しください。

     SAMURAIはソーシャルレンディング(貸付型)に特化しているわけではなく、事業投資型案件も募集しています。その視点から業界全体を俯瞰する鋭い数々の指摘がありました。決してSAMURAIのファンドのアピールに専念することなく、業界の実態、その対処方法を鋭く追求する姿勢が好印象でした。

    03_SAMURAIセミナー参加報告

    以下セミナーにおける澤田社長の発言を要約する形でまとめていきたいと思います。

    ソーシャルレンディング業界急成長とその背景、問題点



    04_SAMURAIセミナー参加報告

     クラウドファンディング協会から出たての数字だがソーシャルレンディングの市場規模(募集金額)が2015年には339億円、2016年の規模が698億円、2017年が1,569億円と2年間で4倍以上と市場規模は発展している。

     ただし、上記の数字は単純に市場規模を反映しているとは言えない。この数字は単に募集額を合わせただけであり、ファンドの運用期間は度外視している。ファンドの運用期間が短いケースも考慮する必要がある。例えば100万円で運用期間3ヶ月としたら、年4回400万円になる。このからくりに注意するべきだ。ただし市場規模が大きくなっている事自体は間違いない。

    05_SAMURAIセミナー参加報告

    事業者数2015年の6社から2016年は20社とこれまた激増している。

    06_SAMURAIセミナー参加報告

     ただし、事業者数が増えると問題が発生してくる。どの業界も実際のところそのようなものでもあるが、ソーシャルレンディングでも直近で3社(みんなのクレジット、ラッキーバンク、maneoマーケット)が行政処分を受けている。

    SAMURAI公式サイトへ

    金融業における意識の甘さが行政処分多発の原因


    07_SAMURAIセミナー参加報告

     行政処分においてよく言われる原因が(金融庁による)匿名化、複数化の指導である。これによりお案件の詳しい内容開示が阻害されている。意図的ではないが、結果的に匿名化を悪用した虚偽記載が行政処分につながったと言える。

     ただし悪意のある虚偽はよっぽどのことがない限りありえないだろう。そもそも悪意のある人は金融商品取引業の登録をわざわざとってお金集めはしない(そんな大変なことはせずに、最初から詐欺に手を染める)。

    意識が甘い、金融業を甘くみていたために結果的に悪用となることが多い。

     上記匿名化、複数化をうまく利用していた業者もあると思う。しかし2018年内に行われる匿名化緩和によりディスクロジャー(情報公開)の質が高まっていく。投資家にとって投資判断がしやすくなる環境が整い、いいかげんな業者は業を継続できなくなるだろう。


    澤田社長による投資の注意点


    08_SAMURAIセミナー参加報告

    1.投資のリスクとリターンの度合いは必ず一致する。


    この原則は決して変わらない。

     いい加減な業者はローリスク・ハイリターンをアピールする。私はミドルリスクハイリターンも個人的には詐欺だと思っている。

     ただし、リスクの顕在化(目に見えるようになること、ここでは「発生」の意味)のコントロールはできる。

     ヘッジファンドはハイリターン・ハイリスクである。ただし頭の良い人がリスクをコントロールしている。SAMURAI証券が販売するソーシャルレンディング、投資型クラウドファンディングファンドはなるべくリスクが顕在化しないもの、コントロールできるものを心がけている。ただしそのことをもって、ローリスク・ミドルリターンの投資商品と宣伝するつもりは一切ない。

    2.行政処分を受けた業者の平均利回りをもう一度見直すべき。


     今の日本の金利情勢で10%以上の利回りをあたかも保証できるような商品は存在しうるのか?それを継続できるのか?を考えるべきだ。

    3.貸付型は必ず一定の確率でデフォルトする。


     (長くデフォルトゼロが続いたが)ソーシャルレンディングだからといって特別ということはない。デフォルトは当たり前なので、それが起きた場合の対応(負け戦)が大丈夫かを注視するべきだ。これまでデフォルトがおきていない理由は2つ考えられ
    1. 経済情勢が非常によかった
    2. ファンドからファンドへつけ直す、いわゆるリファイナンスを行っていた。
    が挙げられる。


    4.担保価値は適正か、回収能力は大丈夫か


     担保については、担保がついていることよりも、担保価値が適正か、担保の流動性があるかどうか、また業者が担保を現金化する能力(回収能力)に長けているに注目するべきだ。

    SAMURAI公式サイトへ

    投資商品の利回りに注目することの大事さ


    09_SAMURAIセミナー参加報告20180727

    メジャーな金融商品の利回りを比較してみた。投資の王様である米債を例に話を進めたい。

     アメリカの10年国債の利回りが3%を超えると、新興国からアメリカにお金が流れる。現在ドルの一人勝ちだが日本円はそれほど負けていない。一方で新興国の外債を買っていた人は総負けである。

     投資の王様の米債の利回りがさらに高まり4%に近づくとより一人勝ちの傾向が高まる。日本は金利を上げられない。また円建てだと都内一級不動産に投資するREITの利回りが4%程度だ。一般的な投資の利回りはこの程度であることに留意するべきだ。

     それを踏まえてソーシャルレンディングの利回りはどのくらいが適正か?を考えて見るべきだ。軒並み10%を超えているところもある。しかし焼畑農業的にやっていて長くは続かない。

     あくまで私の観念(頭の中の考え)ではあるがソーシャルレンディングにおいて利回り8%は高い。たまにはそういうファンドがあっても良いと思うが、平均として8%は高い。6%ぐらいに収斂していったほうが良い。

     もし15%といった高い利回りを狙うのであればキャピタルゲインを狙う投資ファンドがあるが、そういうものはリスクが高いことも注意するべきだ。

     本日はここまでにさせてください。この後ソーシャルレンディングにおけるデフォルト発生時について、また信頼できる業者、できない業者の見分け方など興味深い話が続きました。後日お伝えします。

    次回記事
    2018/8/25 SAMURAIセミナー参加報告 その2

    SAMURAI公式サイトへ
    にほんブログ村 株ブログ ソーシャルレンディングへ
    にほんブログ村


    関連記事
    コメント
    非公開コメント

    セミナー内容の提供をありがとうございます

    大変勉強になりました。特に金利のお話が身に身に染みました。第2部も楽しみにしています!

    2018-08-24 06:40 │ from まんたURL

    2部を楽しみにしていただけるとのこと本当に嬉しいです

    まんたさん

    コメントをどうもありがとうございます。2部を楽しみにしていただけるとのこと本当に嬉しいです。

    明日をお待ち下さい。

    2018-08-24 12:45 │ from ファイアフェレットURL Edit

    トラックバック

    https://quadstormferret.blog.fc2.com/tb.php/1478-88eec55f