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    スクープ! トラストレンディングが他社へのレンディングシステム提供開始を宣言!内部統制の整備やガバンンス強化のためのコンサルティングも実施! - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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    スクープ! トラストレンディングが他社へのレンディングシステム提供開始を宣言!内部統制の整備やガバンンス強化のためのコンサルティングも実施!


     トラストレンディングの運営会社エーアイトラストの経営陣からお話を聞く機会が得られました。

     同社のソーシャルレンディングシステムを他の貸金業者や第二種金融商品取引業者へ提供し、当該システム導入業者がソーシャルレンディングを行う上で必要な内部統制の整備や、ガバナンス強化のコンサルティングを行う事業を開始するというお話を聞けたので、この記事はそれについて触れたいと思います


    トラストレンディングがソーシャルレンディングシステム提供を開始


    エーアイトラストはもともと金融系のシステム開発に強みを持つ会社でした。

    トラストレンディング_エーアイトラストがソーシャルレンディング事業を支援

     ソーシャルレンディングのシステムも自社開発しています。このたび、同システムとソーシャルレンディングを約3年間続けてきたノウハウを他の貸金業者や第二種金融商品取引業者に提供して、プラットフォームの展開やソーシャルレンディングを行う上で必要な内部統制の整備やガバナンス強化のコンサルティング事業を年内にも開始するとのことです。

     つまり、プラットフォーム展開についてはmaneoマーケットと同様の立場になるということになります。maneoマーケットとの方針の違いについては以下説明します。


    二種業者の登録はエーアイトラストのものを利用


     プラットフォーム展開について、投資家の募集、また投資家からの資金の募集は第二種金融商品取引業の登録が原則必要となります。
    ※投資家と資金の募集は無くてもできるが、自由度が低い

     トラストレンディングからシステム提供を受けて新たにソーシャルレンディングを始める貸金業者は、第二種金融商品取引業の登録は行ないません。ですから投資家の募集と案件募集はトラストレンディング(エーアイトラスト)が行うことになります。

    各プラットフォームは融資審査、融資、回収、案件組成に専念することになります。
    ※ややこしくなるので、以下エーアイトラストは基本使わず「トラストレンディング」に統一します。


    レンディングシステム提供は収益化への本格的な動き


     トラストレンディングは本業の融資(ノンバンク)、M&A、金融システムなどが好調で黒字決算を続けています。
    ※H30.6月期については前期以上の利益計上の見込み(当期純利益5,000万円、純資産1.7億円)との情報も入手しました。

    エーアイトラスト_財務等の推移

    参考
    会社沿革・財務(エーアイトラストWEBサイト)

     ただし、ソーシャルレンディングに関しては事業者報酬を抑え、また各種キャッシュバックキャンペーンを継続して行うなど、投資家に還元してきた面が多い事業でした。

     今回のソーシャルレンディングシステム提供により、提供先の会社から導入時のイニシャルコスト、またその後ランニングコストやコンサルティング報酬を得ることにより、本格的な収益化を図ることになります。

     すでに3社へのシステム提供を行い、プラットフォーム展開の準備を進めているとのことです。また不動産業を営む第二種金融商品取引業者からの問い合わせも非常に多くなっているとのことです。

    ※実際に私が他から入手した情報によれば、150社以上の企業が、第二種金融商品取引業のライセンス取得やクラウドファンディング事業の開始のため、当局へ申請又は相談しているとのことです。

     もちろん本体のトラストレンディングにおいても、ソーシャルレンディング事業のより一層の収益化も行うとのことでした。

     上記本体(トラストレンディング)と他のプラットフォームとの関係、収益化についてはmaneoマーケットと大きな違いはありません。


    システム提供を受けるのは全て、熟練の貸金業のみ


     ここからがmaneoマーケットとの違いとなります。まずシステム提供を受けられるのは、第二種金融商品取引業者への提供を除き、貸金業の登録を持つ業者だけです。それもしっかりとした貸金業の実績があり、融資審査、回収をしっかり行える。投資家の資金を守れるとエーアイトラスト認めた業者のみがシステム提供を受けられます。

     トラストレンディングは貸金業として20年の実績がありノウハウの蓄積があります。「回収できるか」を最重要視し、その上で貸付業務全般を行える人材を社内に揃え、またシステムが提供されるプラットフォームにもそれを求めていく、とのことでした。またファンド運営業者に対してはトラストレンディング役職員によるコンプライアンス研修も実施していくようです。

     トラストレンディングはソーシャルレンディングとしては10番目に事業を開始した会社です。ただし9番目までの会社は貸金業の登録こそ持っていたものの、ノンバンクとしての実績はありませんでした。トラストレンディングは、すでに実績を重ねていたノンバンクが初めてソーシャルレンディングに参入した例となります。
    ※9社のうちクラウドクレジットとガイアファンディングは海外への貸付なので貸金業の登録は行っていない。

     なお、同じくノンバンクのJ.レンディングもトラストレンディングと同じ2015年11月にサービスを開始しています。ただしトラストレンディングの1号案件募集開始が2015年11月10日に対して、J.レンディング同年12月となっています。

     老舗のノンバンクらしく、プラットフォームもやはり実績のある貸金業のみを選定して形成することになります。

     なお、maneoファミリーは11ありますが、その中で貸金業の登録をもつのはmaneo、LCレンディング、クラウドリース、スマートレンド、さくらソーシャルレンディング、アップルバンク、グリーンインフラレンディングの7つとなります(グループ会社も含む)。運営会社本体が貸金業の登録を持っているものに限るとmaneo、LCレンディング、スマートレンドの3つとなります。


    新しくソーシャルレンディングの運営会社を立ち上げることはしない


     あくまで実績のある貸金業者によるプラットフォーム構成を目指すのであって、そのためにソーシャルレンディングの新会社を立ち上げることはしないそうです。

     新会社を立ち上げることの是非については私からは判断をいたしかねます。しかしトラストレンディングが熟練の貸金業者にのみシステムを提供するというこだわりを感じることができました。

     なお全ソーシャルレンディング運営会社(24社)の中で、ソーシャルレンディング事業を開始する3年より前に運営会社がすでに存続していたのはクラウドバンク、SAMURAI、トラストレンディング、J.レンディング、LENDEXの5つのみです。それ以外の会社は全てソーシャルレンディング事業を立ち上げるために、新会社を設立しています。


    プラットフォーム拡大により、一層のパイ拡大を


     なぜソーシャルレンディングシステムの提供によりプラットフォーム形成を図るのか?

    全体のパイのより一層の拡大

     が一番適当な答えとなります。トラストレンディングも長年の経営で育てた縁や人脈を元に融資業務を行っています。しかし全く別のそれらを持つ貸金業者が、ソーシャルレンディングのシステムでお金を集められるようになれば全体のパイはより一層拡大します。

     銀行よりも柔軟な投資家の資金が活用されることにより、①投資家、②トラストレンディング、③各プラットフォーム、④その最終融資先でWin-Win-Win-Winが築けるパイが大きくなります。

     1社だけでは10億円しか貸せなくとも10社集まれば100億円貸せる、それを目指しているとのことでした。

    maneoファミリーを例に「パイの拡大」の例を見てみたいと思います。

    2014年末ではmaneo1社のみで累積募集額は約226億円でした。
    2015年末では3ファミリーで約410億円(maneo以外が約31億円、全体の8%)
    2016年末では8ファミリーで約705億円(同109億円、15%)
    2017年末では11ファミリーで1,483億円(同473億円、32%)
    2018年6月末では11ファミリーで2,112億円(同775億円、37%)

     maneoファミリーの全体の募集額は急増加していますが、それに占めるmaneo以外のファミリーの割合が大きくなっています。プラットフォームを増加させたことによる「パイの増加」が確実に認められます。


    自社もシステム提供先プラットフォームもしっかり監査できる体制を


     今回印象に残ったことは、maneoファミリーの行政処分を受けて、トラストレンディングが社内の内部統制構築を実に重要視しているということです。

     自社だけではなく、システム提供先がしっかり内部統制を構築していること、さらにその融資先が目的外に資金を使用してないこと、それら全てをトラストレンディングがしっかり管理できることが、真剣に考えられている印象を受けました。

     maneoマーケット同じくプラットフォーム展開では第二種金融商品取引業の登録を持つのはトラストレンディングだけです。もし同社が業務停止処分を受けたら全てのプラットフォームで、資金募集を行えなくなります。そのような事態は決して引き起こさないという意気込みを感じられました。

     上記私の拙い文章では伝えきれないほど「内部統制」という言葉が、様々な文脈で繰り返されました。


    最後に


     今年に入りソーシャルレンディングはラッキーバンクとmaneoマーケットが業務改善命令を受けるなど良くないニュースが続いています。現状投資家からの募集額は堅調ですが、投資家は運営会社にも、またその融資先にも透明性を求めていると思います。

     そんな中で財務指標を開示しているトラストレンディングが、プラットフォーム展開を行いパイの拡大を目指すというのは、大変嬉しい朗報です。

     上記行政処分を受けて、気を引き締めて自社、またシステム提供先がしっかり営業を行える体制を整えるという気概を感じられたのも嬉しく感じました。

    トラストレンディングのプラットフォーム展開に期待です。

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    2018-07-20 21:34 │ from URL

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