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クラウドバンク 目標利回り達成率の検討


 前回の記事におきまして、クラウドバンクで得られるリターンがどうも他社よりも少ないみたいだ。ということを報告しましたが、さてどのくらい期待額よりも小さいかを検証してみました。

 私の10月における各ソーシャルレンディングサービスの結果は以下のとおりです。

2014y10m10d_135253224.jpg

クラウドバンクは他社よりも1%ほどリターンが少ないですね。

 この結果は税引き後ですが、税引前のクラウドバンクのリターンは4.83%でして、様々なWEBサイトのバーナー広告で盛んに表示されている「期待利回り5.2%」とは大きな乖離が無いことが分かります(私の場合かもしれませんが)。

 さて、クラウドバンクでの2014年10月の配当は以下のようになりました。

2014y10m10d_134051183.jpg

 243万円の金額を4つの案件に投資して、もし「目標利回り」通りに配当がもらえるとしたら、その金額は税引前12,803円、税引き後10,202円となります。それに対して実際に分配された金額は7,792円でした。全体としては目標に対して76.4%の達成率となります(7,792÷10,202)。

 もし100%の目標達成率としたら、一番上の表でのクラウドバンクの税引き後利益率は5.0%となります。前回の記事で「クラウドバンクで投資している案件は、AQUSH、maneoよりも高利率です」といった内容のことを申し上げましたがその通りになるわけです。まあ、「目標利回り」ですのでこのような結果になったことは特に不満はありません(20%でしたら、文句の1つは言っていたと思います)。

 じゃあ、上記の4つの案件別の目標達成率はどうなるのでしょうか?これも検証を試みました。クラウドバンクの配当は下記のように、「分配金」と「源泉徴収税」だけが1日に一気に分配される形で行われます。

クラウドバンク201410033

 分配金に対する源泉徴収税の額は一律20.315%ですので、どの「分配金」と「源泉徴収税」がセットかはすぐに分かりますので、それを計算してまとめてみます。

2014y10m10d_170801016.jpg

 するとこのように8回の配当が4つの案件に対してあることになります(この表は金額の降順に並べています)。
単純に考えればひとつの案件に2つずつ配当があることになりますが、どの配当がどの案件によるものかはまったく推測が不能です。

 単純にNo.1と2が一番高い配当が予想される「中小企業支援型ローンファンド第33号」の配当、No.3と4を次に高い配当が予想される「不動産担保型ローンファンド第21号」・・・と割り振ると以下のようになりました。

2014y10m10d_134116214.jpg
 最も高い案件で82.3%の達成率、一番低い案件で60.1%の達成率です。もちろんこれが正しい保証など何もありません。じつはいろいろ組み合わせて見た中で、これが一番まともに見える例でして、ひどい組み合わせでは目標達成率が5割以下と10割以上の組み合せとなったりします。

 そもそも1つの案件にたいして2つの配当というのが私の勝手な想像です。 ある案件は1つの配当ですが、ある案件は3つの配当、はたまたそれ以外の組み合わせという可能性もありますし。そもそも個別の配当がどれか1つの案件によるもの、という仮定自体が間違いで、8回のバッチ処理で配当を行ったのかもしれません(私の投資案件である4件と公倍数が一緒になったのは単なる偶然)。

 このブログから相互リンクを貼らせていただいているけにごろうさんのブログでの、クラウドバンクへの投資履歴も参照させていただきましたが、やはり推測は不能でした。

 仮に上記の予想が正しいとなると、投資した案件によって、期待した利回りの8割が得られるのに対して、ある案件では6割ということになります。今回私は分散投資を行い、高い金額を割り振った案件の目標達成率が8割弱だったので、そのリターンを得ることができましたが、仮に6割の案件に全額を割り振ってしまっていたらその金額だけしかもらえなかった訳です。

 投資の法則に従えば、管理できるだけだけ多くの案件に投資すれば、結果を期待値に収束できるでしょう。

しかし現行クラウドバンクではその期待値の計算、予測が不可能です。そんなの投資じゃ当たり前と思われるかもしれませんが、株式、投資信託、FX、先物多くの投資では、なぜ目標通りのリターンが得られなかったか(得られたか)は過去のデーターから検証することができます。クラウドバンクでは「この案件は過去の例からしては目標利回りに対しての達成率が低い、高い」という予測ができません。

 支払われた利益(利率)がなぜこの利率になったかの説明もありません。なにしろ上記の示したとおり私の様に投資している人間でさえ、各投資案件にごとの目標達成率さえも計算することはできないのです(1つの案件にしか投資していなければ、その案件だけの目標達成率だけは正確に計算できるでしょうけれど)。
 新しい案件に投資を考えるとして、同じ利率5%の案件が複数あったとしてもある案件は80%の目標達成率(4%の利率)かもしれず、ある案件は20%の目標達成率(1%の利率)かもしれません。

 AQUSHとmaneoの投資に慣れている私としてはやっぱり、示されている通りの利率で、もしくはせめて八掛けていどで安定的に利息を払ってくれる方がいいなぁ・・・というのが正直なところです。 5%の案件に投資して、ちょっと減っても4%貰えればいいなぁ、くらいは安穏に構えていられますが(私は働いても、努力もしていませから)、さすがに1%です言われたらずっこけてしまいます。

 上記までの記事内容からすると、「クラウドバンクは各案件の投資利率達成率を明らかにして、またその利回りになった理由(アカウンタビリティ)を公表しろ!」と私が主張したいのだと皆様は思われるかもしれません。

 実はそんなことはあまり主張したいと思っていません(まあ、公表したほうがフェアだとは思いますが)。私がソーシャルレンディングに求めていることはあくまで、投資家がお金を預けるだけで、あとは寝ていようが、勉強していようが、遊んでいようが、努力していようが、全く関係なしに「それなりに高利率な利息を払ってもらえる体制」です。正直上記の情報を公表してもらっても怠け者の私がまともに検証するとおもえませんし・・・(各案件の目標達成率くらいは計算するとはおもいますが)。

 もっと正直に言えば、クラウドバンクは投資している案件のうち順調に返済が行われて、最低限元本返済が期待できる案件だけは、全部まとめてその案件全体の平均目標達成率を全投資家に分配する、といった形にして欲しいです。ただし破綻した、ないし元本返済ができない案件に関しては、その案件に投資していた投資家だけが負担を被る形にしたほうがいいでしょう(そうすれば担保の有る無しで投資している人の選択が無意味になりませんし)。高利回り、担保なしの案件に投資しても、利率に対する目標達成率は、低利回り、担保ありの人と返済が無事に行われている限りは一律ですが、破綻した場合だけは負担を被るという形ですね。

 上記のような配当の仕方が法律的に許されるのかは存じませんが、許されるのでしたら是非そうして欲しいですね。案件を選ぶ際に、無事に返済が行われるとして果たして2割の目標達成率になるのか、8割の目標達成率になるのか、という無意味な逡巡をせずにすみます。

 現在クラウドバンクは個別はもちろん、全体的な投資利回りの結果、説明をしていないようですが、AQUSHみたいに月に一回にニュースレターを出していただいて、「中小企業支援型ローンでは好調でした、不動産担保ローンはまあまあでした、(中略)、特にディフォルトになった案件はありませんでしたので、投資家の皆様には今月は一律、85.2%をお支払います」、てな簡単な報告でも入れていただければ十分です。maneoみたいに利率、利息をきっちり決めておいて、それをきっちり払うことでそのファンドの償還が行われていることを示すのも大いに結構です。

 サラリーマンと個人投資家の二足のわらじを履いて、日々チャートを眺め、オカルト投資法を勉強して(投資の未来予測は全てオカルトというのが私のスタンスです)、年間数%のリターンを得るどころか、マイナスの成績を上げている方からしたら私の考え方は甘すぎて噴飯ものかもしれませんが、努力も勉強もしたくない。けれどそれなりに高い、安定した利率が欲しい、というのが私の偽らざる本音です。

 もう全くあてにならない専門家の意見を検討し、オカルトで未来を予想し、結局はヘッジファンドなどの強者が勝者となる投資の世界には疲れ果てました。

2014/11/27追記
 月ごとの配当に対して、目標利回りに対して達成率についてとやかく述べていますが、本来その案件が目標利回りを達成したかどうかは、その案件が完全に元本と利息を払い終わった時点で評価するべきです。
 当記事のように支払い途中で評価するのはあまり適切とは言えません。


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コメント
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訪問ありがとうございました

私のブログにリンクを貼らせていただきました。

ちなみにクラウドバンクの各ファンドの利回りに関しては、毎月運用レポートが更新されているのはご存知でしょうか。

※例えば、中小企業支援型ローンファンド 33号(6ヶ月)だと以下のページ。
https://crowdbank.jp/products/A00000057.php

すでにご存知であればすいません。

しかし上記レポートでも、各ファンド内の貸付先の詳細や、貸付先別の成績まではわからないですね。
融資実行後は貸付先の情報を公開しても法律的には問題ないらしいので、できる限り情報公開をお願いしたいですね。

2014-10-13 00:53 │ from はるぱんだURL Edit

よろしくおねがいします。

はるぱんださんへ

ご要望にお応えいただきありがとうございます。
私の方でもリンクを貼らせていただきました。

ご指摘いただきました運用レポートは知ってはいたのですが
不勉強で取り扱い方がいまいちよく判らなかったので
触れられなかった次第です。

レポートに示されている利率が私がもらっている利率よりも高かったら
これはどういうことなんですか?くらいは書いたとは思いますが
レポートに示されている利率が2%台に対して、私が現在頂いている
利率はそれより高いので、金融方面に素人な私としては
文句が正直言いづらかったのです。

融資実行後は貸付先の情報を公開しても良いというのは始めて知りました。
融資先の会社名などの情報を公開してソーシャルレンディングの形で
お金を集まることは金融庁の規制に引っかかるとは知っていますが
融資実行後は構わないのですね。

勉強になります。

以後も、貴ブログを参考にして一層の励みとしたいと思います。
これからもよろしくおねがいします。









2014-10-13 18:54 │ from ファイアフェレットURL Edit

ありがとうございます

ご返信、相互リンクありがとうございます。

やはり運用レポートはご存知だったのですね。レポート表示値と実リターン値の関係は私も検証していないので、考えてみたいと思います。

融資実行後の情報公開云々は、以下のインタビュー記事で知りました。

http://www.turnyourideasintoreality.com/2014/09/crowdbank/

記事後半で大前氏が融資実行後の情報公開について触れています。企業の承諾や継続的な融資を考えて、現状のような公開の仕方になっているとのことです。

こちらこそ勉強させていただきたいと思っております。
これからもよろしくお願いします。

2014-10-13 20:16 │ from はるぱんだURL Edit

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