橋本之克氏の国内クラウドファンディングの実態分析に反する私の考え 前編 - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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    橋本之克氏の国内クラウドファンディングの実態分析に反する私の考え 前編


     ビジネスジャーナルジャーナルで国内クラウドファンディングの実態を分析する記事が掲載されました。国内クラウドファンディングが「わかりにくい」とされていることについての解明が行われています。

    ソーシャルレンディング_ビジネスジャーナル記事

    クラウドファンディングへの大いなる誤解…9割はお金を儲けたい人のための「金融商品」(2018/4/19 ビジネスジャーナル 橋本之克氏著)

     大変興味深い考察ですが、同意できないところがあります。橋本氏が見る国内クラウドファンディングの現状と私が見るそれとの対比を行い、それを考察していきたいと思います。

    ソーシャルレンディングを不当に扱うメディアが多い中、橋本氏の姿勢は素晴らしい


     国内クラウドファンディングではなぜか、規模では10%にも満たないはずの「購入型」がメディアで大きく取り上げられていました。その一方で全体の9割を占める「購入型」(ソーシャルレンディング)の扱いは少ないものでした。

     慈善活動の顔を持つ、「寄付型」、「購入型」がメディア受けしやすく、扱いが大きくなるのは理解できます。しかしその際になぜか購入型が「主流」と扱われることに私は不満でした。市場規模で言えば「主流」は圧倒的にソーシャルレンディングであるからです。

     ソーシャルレンディングが尽力して集めた募集額をあたかも購入型クラウドファンディングの功績のように扱う記事もあり、その不満はいや増していました。

    参考
    2017/1/15 ソーシャルレンディングの功績を横取りする購入型クラウドファンディング

     橋本氏の記事は上記のような「ごまかし」を行うことなく、国内クラウドファンディングのほとんどがソーシャルレンディングである事実を受け止め、その上で考察が行われています。

     国内におけるクラウドファンディングの市場規模は、2016年度において、前年より97%増加し、745億5100万円とほぼ倍増している。そのシェアは、寄付型が約5億円、購入型が62億円にとどまる一方で、貸付型が最も大きく672億円と、全体の9割以上となっている。


     当たり前のことですが、その当たり前を行ってくれる人が少ない中、橋本氏の姿勢は素晴らしいと私は思います。


    金の貸し借りに後ろめたさを感じているソーシャルレンディング投資家はいない


     上記橋本之克氏の記事では、ソーシャルレンディングが表面にでにくい理由を「日本人お金における恥の気持ち」、「おおっぴらに金の貸し借りを語ることの抵抗」と分析しています。

    日本人は昔から、お金に関する“恥”の気持ちを持ち、お金の貸し借りをおおっぴらに語ることには抵抗がある。


    そのことに加えて

    「ホンネ」ではソーシャルレンディング投資により利益を得たい人、お金を借りたい人がいるため「水面下」でソーシャルレンディングが広まっている

    「購入型」、「寄付型」の華やか、社会貢献的なイメージがクラウドファンディングのイメージを引き上げ、ソーシャルレンディングの利用も後押しされている。


     といった分析もなされています。なかなか興味深い分析ですが、ソーシャルレンディングで6年の投資歴がある私の視点からすると、違和感を覚えるのも事実です。

     たしかに金の貸し借りの話だけではなく、投資全般の「お金」の話はおおっぴらに話されにくい傾向が日本人あることは事実です。しかしソーシャルレンディングを投資の一分野としてとらえると、それが「金の貸し借り」だからといって、それを引け目にとらえる雰囲気はないと私は感じます。あくまで株式や投資信託、FXなどの他の金融商品と同列であり、「金の貸し借り」が存在しているからといって「後ろめたさ」があるようには感じられません。

     もっとも金の貸し借りという理由でソーシャルレンディングを白眼視する人が「ごく一部」いることは事実です。ソーシャルレンディングに不勉強な人であり、投資もしていないと思いますが。

    ファイナンシャルプランナー山崎俊輔氏のことです。

    参考
    201711/15 ファイナンシャルプランナー山崎俊輔氏のソーシャルレンディング批判に対する反論 その1

     日本のソーシャルレンディングは、融資先が消費者ではなく企業であり、デットとエクイティの違いはあれど株式と同じ純然たる事業投資であることも負のイメージを少なくしていると思います。かといってクラウドクレジットの新興国、中進国への個人融資をテーマとした商品が弱者を搾取するようなイメージで語られるようなこともありません。むしろ、貧困解決の手段としてポジティブに捉えられ、ESG投資の対象にさえなっています。

    参考
    2018/4/22 クラウドクレジット運用資産残高70億円突破、1.3億円の資金調達おめでとうございます

     やはりソーシャルレンディングが購入型より表面に出にくいことの理由は「金、投資の話をおおっぴらにしにくいこと」あたりに留め、「金の貸し借りをすることの後ろめたさ」までに求めることまではない、というのが私の感想です。

     もっともソーシャルレンディングを金貸しというだけで、悪徳消費者金融のイメージを持ち敬遠している投資家がいる可能性は否定しません。その人たちが市場に参入してくれれば市場はもっと拡大するでしょう。

     新たな投資家を呼び込むために、そのようなイメージを払拭することに業界は努めるべきでしょう。山崎俊輔氏のような不勉強な評論家を糾弾することによって。

    次回記事
    2018/5/17 橋本之克氏の国内クラウドファンディングの実態分析に反する私の考え 後編

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    日本人はお金の貸し借りに対する意識が低い

    貯金大好きだけどお金を運用するリスクは取りたくないという日本人の国民性。話は変わりますが大学の奨学金問題のニュースも奇妙なに自分は思います。返せないかもしれない学生にお金を無理矢理貸し付ける悪徳金融のように日本学生支援機構を非難しているのが信じられませんね。卒業して半年後にしか返済が始まらず20年も返済期間があって、有利子も上限3%で現状たった約1%の利子で貸してくれるんですから。自分が今学生だったら奨学金を借りてソーシャルレンディングで運用したいですね

    2018-05-25 23:40 │ from tkURL Edit

    奨学金ならばソーシャルレンディングをやってもいいですね

    tkさん

    コメントをどうもありがとうございます。

    奨学金に付いてのご意見はまったく同感です。奨学金は信用もなく将来性も未知数な学生に貸すのに1%と破格の金利であり、多くの学生がそれによって助かっています。

    一部の破産をした人のみがニュースでセンセーショナルに取り上げられています。しかし実際に破産する人の割合はわずかであり、実際は多くの人はしっかり奨学金を返済しています。

    破産する人、また割合はある程度増えているのかもしれませんが、それは

    1日本学生支援機構がしっかり返済求めている(筋を通している)
    2 日本人の所得が落ちている、学費が値上がりしている

    ことが要因であり、奨学金そのものを責めるのは筋違いと考えています。

    まさしくtkさんがおっしゃる通り奨学金は学生に20年もの猶予を与えて、わずか上限金利3%で貸してくれる、まさに学生にとって恩恵の多い「ローン」だと考えています。

    もちろん給付型奨学金の方が良いことは確かです。しかしその場合はしっかり勉強する、学問で身を立てる意欲がある、そしてそれなりの学力を有する学生に限定するべきです。バカ田大学の学生に給付型を付与するのは税金をドブにすてるようなものです。

    私はソーシャルレンディングを借金でやることは基本的に反対です。ただしその理由は

    1.無担保で借りると金利が高くて、ハイリスク・ハイリターン案件に投資せざるを得ないから
    2.土地や債権を担保にすると低利回りで借りられても、デフォルト時に担保を損なう可能性があるから


    です。

    1の場合だと利回りは通常10%以上、2の場合でも3~5%といった利回りでしか借りられないようであり、ソーシャルレンディングで運用しても、借金するリスクに見合わないのでは?と考えるからです。

    しかし奨学金ならば話は別かなと思います。無担保利回り1%未満で20年の返済期間、しかも返済は大学卒業後ならば十分、やる価値があると思います。

    ※私は奨学金の規則を詳しく知りませんが、「投資に使ってはいけません」という類のものがある場合は、信義則に従いするべきではないと思います。

    2018-05-26 07:53 │ from ファイアフェレットURL Edit

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