ラッキーバンク遅延発生案件が投資家をないがしろにしていない可能性 - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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    ラッキーバンク遅延発生案件が投資家をないがしろにしていない可能性


    ラッキーバンクで遅延を発生させた案件が、
    • デフォルトしても銀行に迷惑をかけない案件のみで遅延が生じていること
    • つまりラッキーバンクが投資家をないがしろにしている疑念があること

    に着目して昨日記事を書きました。

    参考
    2018/5/5 ラッキーバンク遅延発生が起きていないのは第二順位抵当権案件?投資家をないがしろに?

     公平のために、上記のような事例が明らかになった場合でも、ラッキーバンクが「投資家をないがしろ」にしていない可能性についても触れたいと思います。


    銀行から融資を受けられる案件は優良不動産が投資先だと考えられる


    その可能性のよりどころは、

    銀行融資分が第一位順位抵当権設定(いわゆるシニアローン)で、ソーシャルレンディグ投資分が第二位順位抵当権設定(いわゆるメザニン)である案件は銀行の融資を受けられる硬い案件である。

    これにつきます。

    ラッキーバンク_銀行融資が行われた案件

     つまりこのような案件の投資先不動産は優良、流動性が高い(人気がある)といった理由で銀行の融資審査を通過できたと推測されます。売却などのエグジットの可能性が高い「硬い案件」と考えられます。

     一方で投資家が第一位順位抵当権設定となっている案件は、その逆だと考えられます。

    ラッキーバンク_銀行融資が行われていない案件

     いざとういう時に担保による補償が優先して行われるので投資家に有利なようです。しかし実のところ銀行による融資が下りなかった、流動性が乏しい、もしくは何らかの事情を抱えた案件とも考えられます。

    ※いまさら気づきましたが、ラッキーバンクの案件説明には”抵当権”ではなく”「根」抵当権”と書かれています。主旨には影響がないと思われますので、このまま「抵当権」で通させていただきます。

    このように考えれば、第二順位抵当権設定の案件で遅延が起きていない理由を、「投資家をないがしろにしている」ではなく、「そもそも優良な案件であり、計画が順調に推移しているから」と説明することができます。


    上記はあくまで楽観論


     もちろんこれは楽観論です。銀行の融資がおりたのはX社案件でなく、数少ないX社以外が融資先である案件であり、遅延が起きていない。遅延が起きたのは基本的にX社案件。であるならば上記の「投資家をないがしろにしていない」説は信憑性が高いといえます。

     しかし両方共X社案件であるとなると、X社が残り少なくなってしまった資金リソースを銀行案件に注力させた。銀行案件のデフォルトだけは回避させるために。という「投資家をないがしろにしている」説の方が自然に感じられます。こんなにも同時に遅延が大量発生した状況では、この疑いを払拭するのは難しいのではないでしょうか?

     これらの疑念をラッキーバンクに投げかけても正直無駄だと思っています。投資家をないがしろにした、など決して認めるはずもありません。業務改善命令がくだされた後、投資家に説明をする時間は十分にありました。しかし今回の遅延大量発生の経緯を見ると、ラッキーバンクが行ってきたのは説明の準備ではなく、遅延を行う準備(投資家へ送りつけるメール文面の作成など)であったようです。

     X社の財務状況、案件が無事に償還されるかなどの質問にはっきりとした回答がなされることはないでしょう。もっとも後者の質問については、今回の遅延大量発生で「回答されたも同然」ですが(笑)。


    グループ内融資を行う企業には注意の目を向けるべき


     このような大量遅延同時発生は、ラッキーバンク社と融資先のX社が「ほぼ一体」であり、強くつながっていることと無関係ではないでしょう。

     クラウドバンクSBIソーシャルレンディングオーナーズブックSAMURAIトラストレンディングLENDEXポケットファンディングのように、運営会社と融資先が完全に別であるならば、遅延大量発生という融資先の暴挙を運営会社が許すはずもないからです。この類の暴挙は運営会社にメリットは全くありません。運営会社と融資先が「ほぼ一体、利益が共通」であるからこそ、起こり得るのです。

     maneoクラウドクレジット、maneoファミリーの多くはグループ会社に結構な分量の融資を行っています。しかし銀行、ベンチャーキャピタル、など信用のある機関から厳しく審査され出資を受けている、コンプライアンス体勢がしっかりしている、ファミリー総帥が睨みを効かせている、などの理由があるので、やはり今回のような暴挙が起こされる可能性は小さいと私は考えています(ですから投資を続けます)。

     結局これまで問題を起こしたのは、融資が甘くなるグループ企業にほとんどの融資を行い、かつ社内外にしっかりとした監査体勢を築いていなかった会社だけということになり、みんなのクレジットとラッキーバンクで共通しています。これは今後新しいソーシャルレンディング運営会社が登場した時に、そこで投資するかを選択する際に大いに参考になると思います。

     なお、みんなのクレジットとラッキーバンクの共通点は「行政処分理由が発表されるまでは、ほとんどの人がグループ企業に融資していることを知らされていなかった」というものもあります。

     他のグループ企業に融資を行う運営会社は、前もって投資家にその事は明かしています。


    最後に


     今回のラッキーバンク事件。証券取引等監視委員会から勧告があった時点で本日の事態は予想されていたのかもしれません。もうすでにその処分理由で「デフォルト、遅延がいつ起きてもおかしくない可能性」が示唆されていたからです。

    参考
    2018/2/23 ラッキーバンクに対する行政処分勧告がなされました

     一刻も早く体勢を立て直し、案件募集を再開して「おかわり」を実施できればよかったのですが、それができなかった以上、遅延が同時に大量発生したのはある意味当然と言えます。

     募集を再開できたとしても、借入金返済が困難である「おかわり」案件を火中の栗を拾う覚悟で投資をする人がどれだけいたか?と考えると、安易に「募集を再開すればよかったのに」とも言えません。

     勧告が発表された2018年2月20日の段階で、ラッキーバンクも、また投資家の資金も運命は定まっていたのかもしれません。

     せめて投資した額が少しでも多く戻ればよいかとは思いますが、みんなのクレジット事件の顛末を見るとそれこそ楽観視はできません。

    ※ソーシャルレンディングとはどのような金融商品であるかの解説記事を書きました。お読みいただけると嬉しいです。

    ソーシャルレンディングとはどのような投資商品なのか、その魅力を徹底解説します。

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