LENDEXがバランスシートを公開、黒字の理由、これからの展望、ソーシャルレンディングも捨てたものではない
LENDEXがバランスシートを公開しました。
2018年3月5日 : 平成29年12月期 決算報告について(2018/3/11 LENDEX WEBサイト)

ソーシャルレンディング運営会社でバランスシートをWEBサイトで公開しているのはmaneo
一番下に「平成29年1月1日~平成29年12月31日までの当期純利益は20,767千円になりました。」と書いてあるように黒字決算です。
運用中の金額が「匿名組合預かり金」として示されていますが、この額が2億4千600百万円、この5%が売上としても1千2百30万円、2千100万円の純利益を生み出す額としては不足しています。
なぜLENDEXは黒字なのか?
LENDEXの筧悦生社長はインタビューでLENDEXは黒字であること、その理由として過去所有していた不動産を売却したことを挙げられています。
参考
2017/12/11 LENDEXへインタビューを行わせてもらいました その3
では来期からはどうなのか?
やはり同インタビューの中で筧社長は「LENDEXは融資平均残高が6億円以上あれば黒字化できる体制が整えられている、遅くとも1年以内に単月黒字化を達成したい」と述べられています。LENDEXは月平均5千万円以上の募集を行っているので、十分に達成できる可能性があります。
高利回り、かつ東急リバブルによる不動産担保の査定、保証が投資家に受け入れられているのでしょう。
私が以前インタビューをした時に感じたのが、筧社長の標準化(特別な技能を有する人材を必要としないこと)を重視したシステム構築、黒字を出す低コスト体制の構築です。これはLENDEXだけでなく、その他の筧社長が運営している会社でも築かれています。
LENDEXはなぜバランスシートを公開したのか
筧社長はバランスシートを公開する理由を
その他にも会社の透明度を高めたいと思っている。隠そうとするから隠蔽などの問題が生じてしまう。常にオープンにしていれば不正も即座にオープンになるだろう。自分がオープンな人間なのでそれと同じようにしていきたい。
小さな不正が山となり大問題につながる。だからチリの段階からオープンにしてしまえばよいと考えている。具体的には当社の財政状態などを監査法人または会計士の監査を経たうえで公表することも考えている。
まずはバランスシート、次にPL(損益計算書)を公開することになるだろう。
と述べられており、会社の透明性を高めるため、それにより不正が生じる余地をなくすためと説明されています。また、
ソーシャルレンディング事業で黒字化する来年にはPLを公開したい。
とも述べられています。2018年2月には投資家に誤解、あるいはソーシャルレンディング運営会社の不正疑惑を生じさせるショックなニュースが2つ立て続けに起きました。
その一方でLENDEXのように、情報開示によりその疑念を晴らそうとする会社もあります。
ソーシャルレンディングも捨てたものではないと私は考えています。
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※ソーシャルレンディングとはどのような金融商品であるかの解説記事を書きました。お読みいただけると嬉しいです。
2018/3/17 ソーシャルレンディングとはどのような投資商品なのか、その魅力を徹底解説します。
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2018-03-12 │ LENDEX │ コメント : 2 │ トラックバック : 0 │ Edit