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    SBIソーシャルレンディングはなぜ北尾吉孝氏の著書の中で無視されるのか? 後編


     SBIホールディングCEO北尾吉孝氏が編集した「成功企業に学ぶ 実践フィンテック」の中でSBIソーシャルレンディングがなぜ完全に無視されているのか?その考察記事後編です。前編は

    2018/2/2 SBIソーシャルレンディングはなぜ北尾吉孝氏の著書の中で無視されるのか?前編

    をご参照ください。

    3. FinTechについて触れる箇所においても一切ソーシャルレンディングについて触れない


     大抵のFinTech本には、その最初のパートに「FinTechとは何か?どうして生まれたのか」という解説コンテンツがありますが、この本においてそれはありません。FinTechそのものの解説本ではないことがその理由でしょうか。

     その代わり北尾氏が執筆した「第一章:インターネット革命とフィンテックの進化」において、FinTech1.0から1.5、そして2.0までの進化が語られます。ここにおいてもFinTech関係のあらゆる用語が登場しますが「ソーシャルレンディング」、あるいは「P2Pレンディング」への言及は一切ありません。

     このことを私は不自然に感じます。FinTechについて述べているのに、ソーシャル(P2P)レンディングに一切触れない本はこの「成功企業に学ぶ 実践フィンテック」以外に見当たらないからです。

    国内ソーシャルレンディングに触れない本はある


     海外のソーシャル(P2P)レンディングには触れても国内ソーシャルレンディングには触れない本は、実は何冊もこれまで出版されています。

    具体的に名前を挙げると

    FinTechとは何か~金融サービスの民主化をもたらすイノベーション~(隈本正寛、松原義明両氏著)
    決定版FinTech金融革命の全貌(加藤洋輝、桜井駿両氏著)
    FinTechが変える!金融xテクノロジーが生み出す新たなビジネス(小林啓倫氏著)
    FinTech 金融維新へ(アクセンチュア著)


    といったところです。

     なぜ上記の本は海外ソーシャルレンディングについては触れるのに、国内ソーシャルレンディングは無視するのか?ここではその理由に触れません。下記記事で考察したのでご参照ください。

    2016/9/26 みんなのクレジット、AI融資サービス考察-その1 国内ソーシャルレンディングはFinTechか?

    2016/9/29 みんなのクレジット、AI融資サービス考察-その2 国内ソーシャルレンディングはFinTechだ!

     しかし、国内ソーシャルレンディングに触れない場合でも、上記の本では必ず海外ソーシャルレンディング(あるいはP2Pレンディング)、またその運営会社(レンディングクラブなど)は触れるのが常でした。

    FinTechに触れる本として「成功企業に学ぶ 実践フィンテック」は異質


    私はこれまでFinTechに関する本・ムックを20冊ほど読みました。

     しかしソーシャルレンディングについて一切触れないFinTech本は繰り返しになりますが、北尾吉孝氏著の「成功企業に学ぶ 実践フィンテック」だけです。

     まだまだ読み逃している本があるかもしれませんが、その本においてもFinTechの最もホットな分野である「ソーシャルレンディング」を無視してはいないと思います(間違えていたらごめんなさい)。

    北尾吉孝氏は

    1.ソーシャルレンディングをFinTechと考えなかった故に、SBIソーシャルレンディングについて一切触れないFinTech本を書いたのか?

    2.SBIソーシャルレンディングについて触れたくないが故に、ソーシャルレンディングについて一切触れないFinTech本を書いたのか?


    どちらが正しいかは不明です。ひょっとしたら第3の本当の理由があるのかもしれません。

    FinTechの他の「レンディング」には触れている


    なぜSBIソーシャルレンディングについて一切触れないのか?

     前編にも書きましたがその理由は本の記述からはほとんど読み取れません。触れないからと言って不自然な内容になっているわけでもありません。「ソーシャルレンディングがFinTechの最もホットな分野であることを知らない人」、「SBIグループに国内有数のソーシャルレンディングサービスである「SBIソーシャルレンディング」が属していることを知らない人」ならば自然に読めるでしょう。

     なおレンディング(融資)については全く無視されているわけではありません。「第4章 躍進するフィンテック企業」におけるマネーフォワードへのインタビューでは、同社の資金調達サービスである「MFクラウドファイナンス」に触れられています。freeeについて触れる際には「トランザクションレンディング」について触れられています。

    触れない理由は貸金が日本で野放しと考えられているからか?


    これが唯一のヒントか?

     「第5章 金融機関の課題と法制度」においては、主に銀行に絡める形で融資の現状、課題について詳しく語られています。この章は北尾氏が執筆した箇所ではありません。

     しかしこの章にはソーシャルレンディングがこの本で取り上げられなかった理由について、唯一のヒントと私が考える文章があります。

    (アメリカのシャドウバンキング・ノンバンクへの法規制・監視が杜撰であったことがリーマンショックの最大の理由であったこと、その後同国における金融業への規制・監視が厳しくなり、撤退が相次いだことに触れた後)
    日本では、事業会社が金融業に参加すること自体は大いに歓迎したいと思います。ただし、リーマン・ショックの教訓からは、事業会社がまったく自由に金融業に参入することは好ましくないことは明らかです。また、世界の金融規制強化は大きな流れとなっており、日本だけ野放しでいいとはなりません。(273ページ)


     これは北尾氏が著したものではありませんが、編者である同氏の意見に沿っていると考えるのが自然でしょう。
    • (FinTechの)事業会社が金融(貸金)業に参入する際には十分な規制・監視が必要であること
    • 日本ではそれが野放しと考えられること

    という編者の考えがこの部分からは読み取れます。

     この考えが故に北尾氏は同著において、いくらソーシャルレンディングがFinTechのホットな分野だとしても、安易に触れるのを避けたのかもしれません。他ならないSBIソーシャルレンディングが金融業に参入しているのですから。

     もちろん真相はわかりません。

     ただ私は(北尾氏が考える)課題が解決され、SBIソーシャルレンディングがSBIグループのFinTechへの取り組みにおいて、大きな存在になる未来を祈願したいと思います。

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    2018年1月末時点で以下のサービスで資金を運用中です。
    1.maneo : 約452万円
    2.AQUSH : 約59万円
    3. クラウドバンク: 約228万円
    4.SBIソーシャルレンディング:約5万円
    5.クラウドクレジット:約259万円
    6.ラッキーバンク : 約53万円
    7.オーナーズブック:224万円
    8.LCレンディング : 約236万円
    9.ガイアファンディング : 約205万円
    10.トラストレンディング : 180万円
    11.クラウドリース : 約165万円
    12.スマートレンド : 約32万円
    13.グリーンインフラレンディング:約214万円
    14.さくらソーシャルレンディング:約63万円
    15.クラウドリアルティ:30万円
    16.ポケットファンディング:約62万円
    17.アメリカンファンディング:約51万円
    18.キャッシュフローファイナンス:約51万円
    19.アップルバンク:約51万円
    20.プレリートファンド:80万円
    21.エメラダ・エクイティ:35万円
    (総額:約2,736万円)
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    コメント
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    No title

    SBI-SL は初期の個人向け融資の延滞が未だに焦げ付いている案件があります。
    利息免除で元本だけの返済になっても、既に本来の返済期限の倍ほどかかっているのに、
    まだ年単位で返済にかかりそうな案件です。
    デフォルトするよりマシですけどね。

    そうです、私がまさに食らってます(笑)

    これが解決しないと、堂々と口に出すことはできないのかな、と思います。

    2018-02-04 10:01 │ from yosURL

    SBIソーシャルレンディングでもやはりあるのですね

    コメントをどうもありがとうございます。

    SBIソーシャルレンディングのWEBサイトでは

    初期の個人向け融資で約7千900万円の融資がおこなわれたこと

    そのうち約500万が延滞中であること、約550万円がデフォルトしたこと
    (残りは返済)


    が確認できます。やはり延滞中のファンドに捕まっている人がいらっしゃるのですね(失礼しました)。


    かくいう私もAQUSHの個人向け融資で捕まっています。額は59万円ほどです。

    金利はかなり上乗せして支払われていますが、元本返済は毎月数百円から数千円ですのでこの分だと私が生きている間に完済されるかも怪しいです。

    ただ私も「デフォルトするよりはまし」というのが正直なところです。もちろん早く返してもらったほうが良いので、それをいずれは期待したいです。本当にいつになることやらです。

    2018-02-04 12:49 │ from ファイアフェレットURL Edit

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