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    ソーシャルレンディングの功績を横取りする購入型クラウドファンディング


    購入型クラウドファンディングは寄付と考えるべきだ


     現状、日本の購入型クラウドファンディングは十分に浸透しているとは言い難く、十分にお金を集められているとは言えません。海外ではとても盛んであるらしいので、これは残念なことです。

    購入型クラウドファンディングは「寄付的」な要素が多いものです。

    「購入」とはいっても、実際においては商品が届くことが遅く(予定通りに届かない)、その時には購入した時の興奮が冷めていた、届いて商品が思っていたものとは違った、というリスクは、既存の製品を購入する時よりも高いでしょう。

    届けばまだ良い方で、実際にはプロジェクトの失敗でリターンが得られないということもあるでしょう。

    参考
    ソニーでもがっかり、「クラウドファンディング」を変えられるか(2018/1/15 マイナビニュース 石川温氏著)

     払ったお金分の対価はしっかり受け取れることが多い「購入」に比べて「購入型クラウドファンディング」とは様々な理由でそうならないことが多く、繰り返しになりますが「寄付」と考えるべきなのです。

    寄付が根付かないことを日本は恥じる必要はない


     私は寄付的な活動は欧米に比べて日本には根付かないと考えています。そしてそのことを恥じる必要もないと考えています。

     日本人には篤志・喜捨の心が足りない、というニュース・記事を目にすることがあります。しかし日本は思いやりの心が少ない、欧米に比べて不幸な社会と考えるべきでしょうか?私は違うと思います。

     欧米は馬鹿みたいな所得格差社会を形成して、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットのような一握りの金持ちと、沢山の貧民を生み出しました。そうすれば寄付は盛んになるのかもしれません。

     しかしそんな社会は本当に、「寄付が社会に根付いた」素晴らしい社会なのでしょうか?日本のように寄付する余裕がある金持ちも、寄付を必要とする貧しい人も、欧米に比べてはるかに少ないほうがよほど理想ではないでしょうか?

    あまりに巨大な格差は中間層を疲弊させ、社会の活気をなくします。そのような社会が本当に理想なのでしょうか?

    日本に寄付文化が根付けば良いと言う人はそこを考慮しているのでしょうか?

     後述するように日本の購入型クラウドファンディングの市場規模は、融資型(ソーシャルレンディング)に大きく及びません。それはまさに日本のクラウド(大衆)の意識の現れです。

     国内ソーシャルレンディングはかつて海外のサービスをほぼそのまま導入しようとして失敗しました。しかし日本独自のサービスを生み出し今日の成功を掴みました。

    購入型クラウドファンディングも2018年こそは、その時期に来ているのでは?と思います。

    前置きが長くなりました。

     日経TRENDY と週刊ダイヤモンドにおいて、日本のクラウドファンディングの貸付型(ソーシャルレンディング)が9割以上、功績があるはずの「年間実績」が1割にも満たないはずの「購入型」の実績にすり替えられる記事が「またもや」掲載されました。

     これは上記のような日本の実情、大衆心理を無視する意味でメディアの客観的な描写、良心の是非が問われる問題だと私は考えます。

    それをご紹介します。

    日経TRENDYにおける事例


    正確には日経TRENDY30周年記念ムック「30年(1987~2016年)最強ヒット商品ランキング」においての話です。

     同誌ではタイトルのとおり30年(1987~2016年)の様々なヒット商品が取り上げられています。実際には2017年にも触れられており、2017年のベスト3に『クラウドファンディング』が挙げられています。



    01_日経トレンディ_クラウドファンディング

    そこ(57P)に書かれた概要は

    映画『この世界の片隅に』の成功などで、“とがった商品”開発の場として浸透。1000万円超えの案件が続出し、1090億円市場に


    です。

     あとに続くページではさらにクラウドファンディングの詳しい説明がされています。しかしそこに書かれているのはクラウドファンディングのうち「購入型」に関する記述だけです。融資型(ソーシャルレンディング)に関する言及は全くありません。クラウドファンディングを

    「あったらいいな」をかなえる夢の商品を次々に生み出した舞台装置、それが「クラウドファンディング」だ。



    02_日経トレンディ_クラウドファンディング

    などと持ち上げています。上記グラフを掲載して、2017年度の市場規模が1090億円に達するかのように書いています。

     しかしこの1090億円(予想)の9割以上はクラウドファンディングのうち「購入型」ではなく、「貸付型」いわゆる「ソーシャルレンディング」が生み出した数字です。

    参考
    2017/10/5 矢野経済研究所が国内クラウドファンディング2017年版の市場動向を発表しました。

     1090億円の大半(987億円)はソーシャルレンディングであり、購入型は80億円(約7%)に過ぎません。このような状況でソーシャルレンディングに全く触れず

    クラウドファンディングの市場規模年1千億円超え!

    などという記事を書くのは許されるのでしょうか?私は疑問に感じます。

    週刊ダイヤモンドにおける事例


    週刊ダイヤモンド2017年12月30日、1月6日合併号においても同様のことが行われています。


    同号の特集は「総予測2018年」であり、様々な分野においての今年の予測がなされています。

    その総数116に及ぶ分野のひとつにクラウドファンディングも選ばれており

    【47 クラウドファンディング】 本邦初! 資金調達金額ランキング 日本でも1億円超の調達が10件以上へ(2017/12/30 週刊ダイヤモンド定期購読者限定で読むことができる 小島健志氏著)

    として2Pが割かれ、大々的に取り上げられています。いうまでもなく、取り上げられているのは「購入型」のサービスだけです。

    BoCo(製造元)が購入型クラウドファンディングプラットフォーム、グリーンファンディングで骨伝導式イヤホン「earsopen」が1億円以上の募集実績を挙げたことを例に、1億円以上を集めるプロジェクトが3件出現したこと(日本で1億円以上の募集実績を挙げたのはこの3件のみ)。

    世界の購入型クラウドファンディングの募集実績ランキング30位までを作成し、1位はオーストラリア発の蜂用巣箱「フロー・ハイブ」がインディゴーゴーで15億円を集めたこと


    などだけを取り上げ、「貸付型」、「ソーシャルレンディング」のことには全く触れません。

     なお上記ランキングの30位はZUNGLE(骨伝導スピーカー搭載サングラス、米国)の3.1億円であり、日本発のプロジェクトは30位以内に1件も入っていません。記事中では「日本版のランキングも作成したが、1億円程度では100位圏外だ。」と書かれており、100位以内にもランキングできていないと思われます。

     それでいながら、日経TRENDYが行ったように、週刊ダイヤモンドも先述の日本のソーシャルレンディングが挙げた実績はしっかりと「利用」し、さもかし日本の購入型クラウドファンディングが盛り上がっているように読者に印象づける記事としています。

    03_週刊ダイヤモンドクラウドファンディング

    イノベーター支援企業アスタミューゼの推計によると世界のクラウドファンディング市場は毎年30%以上成長しており、2017年には15兆円規模になる見込みだ。
     日本でも、17年の約660億円から20年には約1770億円に達する勢いがある。そのため、1案件で1億円以上もの資金を集める事例が出始めている。



     「17年の660億円」という数字をどこから持ってきたのかは不明です。しかし購入型は58~80億円くらいでしょうから、明らかにソーシャルレンディングも含めて集計しているのでしょう。

    ※よくメディアで用いられる矢野経済研究所の調査結果ではクラウドファンディング全体の2016年度の市場規模は約746億円、2017年度(予測)は1090億円。前述の通り、この数字の9割以上はソーシャルレンディングが集めたもの

     日経TRENDY、週刊ダイヤモンドも購入型クラウドファンディングを持ち上げる記事を書くのは結構です。しかしその際には、ソーシャルレンディングの実績を横取りするような記事構成にはしないでほしいです。

    年間数百~1千億円台の大半を集めているのは他でも無い「ソーシャルレンディング」です。

    購入型は数十億円に過ぎません。

     両記事とも2018年は購入型クラウドファンディングが盛り上がるような事を、勢い良く記しています。そうなれば良いとは思いますが、読者をこのように騙して、市場規模を大きく見せかけなければいけないという事実が、2018年だけではなく、未来の国内購入型クラウドファンディングの運命を物語っているように私は感じます。

    今年こそ、本格的に変えなければいけないのではないのではないでしょうか?

    出資者の心を掴み、お金を集められるように。


    なお、『「購入型」の実績にすり替えられる記事が「またもや」掲載されました。』と書きましたが「またもや」の事例は

    2016/12/14 なぜ日経新聞は根拠もなく購入型クラウドファンディングが主流だと主張するのか?

    に記しています。

     確認できるだけで2014年からマスコミは、ソーシャルレンディングの実績を購入型へ横取りさせるような記事を書いてきたのです。

    このことも、今年から変えませんか?

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