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    LENDEXへインタビューを行わせてもらいました その2 - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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    LENDEXへインタビューを行わせてもらいました その2


    LENDEXへのインタビュー記事、その2です。その1は

    2017/12/9 LENDEXへインタビューを行わせてもらいました その1をご参照ください。

    LENDEX_筧悦生社長
    LENDEX代表、筧悦生氏、インタビュー後に撮影(左手にあるのは第二種金融商品取引業の登録票)

    質問4 ソーシャルレンディング事業についての展望・コンセプトを教えてほしい


    回答4 日本人に向いた安定的な商品の開発


    ソーシャルレンディング事業はこれからどんどん発展していくと思う。日本でソーシャルレンディング事業を始めたいと考えている中国の知人がいる。その人がいうには中国のソーシャルレンディングの市場規模は銀行のそれを超えている。しかしその半面(不正融資、持ち逃げなどの)問題が多発しており、規制がないゆえの混乱が生じている。
     日本人はリスクが高い投資を嫌う傾向があるので、中国のようには伸びないだろうとは思う。それだからこそ安定的な商品を開発していく必要があり、それをコンセプトとしたい。東急リバブルと提携し担保査定に信頼性をもたせたのもその一環である。


    質問5 実際に事業を始めてしばらくたつが、手応えを聞かせてほしい


    回答5 驚くほど良いと考えている


     想定よりも投資家からの反響が大きい。特に最初のうちは投資家からの口座開設、投資申し込みが多くびっくりしてしまった。やはり出始めは投資家もブログも注目してくれていたのだと思う。
    サイトオープン後、2、3ヶ月ほどたつとさすがに収束してきたので、ここらあたりで当社のことを知ってもらい、お金を預けられる会社だと信頼を築くために(アフィリエイト)広告も始めてみた。
     ただし広告を打ったからといって簡単にお金が集まるとは考えていない。その意味では(広告に力をいれていない)初期にお金が集まったことはすごいと思う。いかにソーシャルレンディングというビジネスが注目されているかがわかる。


    質問6 不動産案件を中心にしているがなぜ不動産案件なのか


    回答6 自分にノウハウがある。硬い不動産担保を確保できるから


     自分が過去に不動産事業を手がけており、ある程度の目利きがある。自分には不動産投資の師匠がいてその人はサラリーマンからスタートして、たった一人で150億円くらいの不動産を保有し、純資産も50億以上を保有している。

     自分もその人には及ばないが、不動産を20億円くらいは購入し儲けることができた。不動産取引についての著作もある。

    ※アパマン経営で黒字倒産はなぜ起こる?筧悦生著 実業之日本社刊 (2011年7月)



     不動産投資は面白い。大きな取引をするときは体が震えて当事者として目利きが備わり、感性が研ぎ澄まされる。不動産融資案件は融資の際には不動産担保をとることもできる。ソーシャルレンディングを始めて間もない当社がいきなり貸し倒れをおこして、投資家に損をさせるわけは絶対いかない。だから不動産担保を確保したうえでやるというのは、必須だった。

     当面の間、短期融資を中心として転売案件しか対象としない予定である。民泊案件は開発案件だが、開発期間が非常に短いので融資対象としている。

     これが順調に推移すれば他の案件に融資していくことも考えている。


    質問7 案件の融資先はどのように開拓するつもりなのか


    回答7 属人性を廃した審査システム構築、営業マン採用、広告、海外案件も


     しばらくは友人・知人を中心として融資していこうと考えている。やはり最後は人なので、借入人の性格を古くから知っているというのは大きな利点だと考えている。
     事業が拡大していくにつれてこの枠を取り払わなければいけないときが必ずくる。自分のネットワークの他に、スコアリングモデルの構築により機械的に審査できるシステムの構築。また融資先を開拓できる優秀な営業マンの採用を考えている。その先には広告を打つことになるだろうと思う。

     新興国向けのファンドも考えている。現在RSM清和監査法人は世界で6番目の規模の会計ネットワークであるRSMと提携している。世界では日本のように4大監査法人が監査業界を独占していることはなく、6番目でもものすごく大きい。そうした海外とのネットワークをこれまで築いてきたので、それを利用して海外向けの融資を行っていきたいと思う。
     ただし小口の融資そのものは行わず、クラウドクレジットさんのように海外の融資事業者に直接融資を行うことになると思う。

     基本的に日本と海外の金利差を利用することになる。その仕組みを私自身が開拓していこうと思う。これらは研究中の段階だが、国内に有望な投資先がない日本の人たちに向けて始めて行かなければいけないと考えている。


    質問8 審査はどのように行っているのか


    回答8 客観的な評価を行える審査書類作成


     現在は不動産事業に一番くわしい私と貸金業経験者の取締役が行っている。
    会計士なので書類を作ることは得意中の得意である。審査書類のフォームも私が作成し、極力機械的に評価が出るように工夫した。
     なぜ機械的に評価できるようにしたのか?それも会計士としての経験からきている。審査を人に依存してしまうと、審査する人に出来心が生じてしまった場合どうしても不正融資などが生じてしまう。審査書に主観的な要素が極力入り込まないようにしている。

    LENDEX公式WEBサイトへ

    質問9 案件の融資先はどのような企業なのか


    回答9 中規模の不動産転売業者と旅館業者


    今のところ2社で近いうちに3社になると思う。
     2社とも低利で銀行から資金を調達できる大企業ではない。1社は神奈川の(不動産の)転売屋さんで売上は50億円ほど。もう一社は京都で従来から旅館を営んでいる会社でこちらが民泊案件の融資先である。旅館業者の代表者は過去、大きな会社の経営者だった。


    質問10 会計士・税理士としてソーシャルレンディングに新しい視点・展望があったら聞かせてほしい


    回答10 会計士・税理士としての経験よりは、ビジネス好きの素直なキャラクターを強調したい



     貸金業は融資時の審査が大事なので、そこに会計士・税理士の視点・スキルは最大限生かせるだろう。今後は不動産担保案件の他、無担保融資も行う予定だが、財務調査にそのスキルが活かせると思う。

    しかし自分のビジネス好きのキャラクターがより活かせると思っている。

     自分はビジネス好きでクライアントの社長さんが熱く経営について語るのを聞くのが好きだった。またそれを自分の会社に取り入れることも好きで、それだからこそ設立した監査法人や税理士法人をある程度の規模にまで成長させることができたのだと思う。

    本当に経営者の教えというのは役に立つ。たとえばこんなものがある。

     30歳を過ぎて独立した頃、とある大手ビジネスホテルチェーンオーナーから、会計士として成功するためのアドバイスを受けた。

    成功すればどうすればよいのだろう?その私からの問に対する、オーナーからのアドバイスは3つあった

    1つ目は、まずお前が金を借りてビジネスをやれ、ということだ


     経営者というものは金を返すためにビジネスをやっている。そういう経営者は真剣さが違う。金を借りてビジネスをやり、中小企業の経営者の気持ちがわかるように、まずはなれということだった。

    2つ目はお前が1月間会社を空けろ(そして会社がたちゆくようにしろ)、その間は海外でもどこでもよいからとにかく会社を離れろ、ということだ


     経営者というのは仕組みを作るものだ、仕事をするものじゃない。仕組みが出来ているかどうかはお前が会社を一月空ければわかる。実際にやってみて会社が回るかどうかで判断しろ。実際には1月どころか3,5日で心配となり、いまでもメールはどこに行ってもチェックしている。

    3つ目は金貸しをしろ、ということだ


     金貸しはシビアだ。その中でもとくに「取り立て」はシビアだ。それができるようになったらお前は経営者として本当に一人前になれるということだった。

     上記のアドバイスは感慨深くはっきり覚えている。1番目は実践できた。2番目は少しずつ実現しつつある。ソーシャルレンディングという金貸しのビジネスを始めたことにより、やりたいと思っていた3番目のアドバイスに近づけたことを本当に嬉しいと思う。


    問11 LENDEXのシステムについて教えて欲しい


    回答11 旧知の友人に頼み自社開発した。とくにシンプルさにこだわっている


     ソーシャルレンディングのシステムは当社の渡辺取締役が開発した。渡辺は自分が管理部の取締役を務めていた株式会社メッツの開発部の取締役であり、お互いを認め合う中だった(筧氏は管理部門の取締役)。任せられるのは開発力の高い彼しかないと思い、経営に参加してもらい自社開発した。旧い友達だったので安く済ませてくれたが、しっかりしたものができた。
     システムの構築する際にとくにこだわったのは、シンプルさだ。だれにでもわかりやすく、取引ができるようにしたつもりだ。あとmaneoさんとラッキーバンクさんのシステムは大いに参考にさせてもらった。

    次回記事
    2017/12/11 LENDEXへインタビューを行わせてもらいました その3

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