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    LENDEXへインタビューを行わせてもらいました その1 - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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    LENDEXへインタビューを行わせてもらいました その1


     2017年7月にソーシャルレンディングサービスを開始したLENDEXの代表、筧悦生氏にインタビューを行いました。2017年11月16日に東京都港区高輪にあるLENDEX本社でお話を伺いました。

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     下記様々な質問をさせていただきましたが、実に真摯にまた面白いお話を聞かせていただきました。ご報告します。

    質問事項一覧


    質問は以下となります。
    • 質問1 筧氏の略歴を教えてほしい。
    • 質問2 株式会社LENDEXについて成り立ちなどを教えてほしい。
    • 質問3 ソーシャルレンディング事業を始めようと思ったきっかけを教えてほしい
    • 質問4 ソーシャルレンディング事業についての展望・コンセプトを教えてほしい
    • 質問5 実際に事業を始めてしばらくたつが、手応えを聞かせてほしい
    • 質問6 不動産案件を中心にしているがなぜ不動産案件なのか
    • 質問7 案件の融資先はどのように開拓するつもりなのか
    • 質問8 審査はどのように行っているのか
    • 質問9 案件の融資先はどのような企業なのか
    • 質問10 会計士・税理士としてソーシャルレンディングに新しい視点・展望があったら聞かせてほしい
    • 質問11 LENDEXのシステムについて教えて欲しい
    • 質問12 事業を始めるにあたっての当局との折衝、苦労したこと、面白かったこと
    • 質問13 当局の指導、匿名化、複数化をどう考えているのか
    • 質問14 他の運営会社との交流、目標としているところなどはあるか
    • 質問15 セミナーや説明会を行うことは考えているのか
    • 質問16 他社との差別化について
    • 質問17 筧氏が設立し代表だった清和監査法人が処分を受けたことについて
    • 質問18 国内ソーシャルレンディング業界はどうなっていくと考えているのか
    • 質問19 最後に投資家向けにアピールがあったらお願いします。

    3回に分けて3日連続で掲載したいとます。


    質問1 筧氏の略歴を教えてほしい。


    回答1 公認会計士、税理士の資格と経歴があるが、やはり自分は起業家だと思う。


    筧悦生氏の略歴


    1989年3月
    慶應義塾大学商学部卒業
    1991年3月
    早稲田大学大学院商学研究科修了
    1991年4月
    大原簿記学校公認会計士課専任講師
    1992年10月
    KPMGセンチュリー監査法人(現 新日本有限責任監査法人)入所
    1995年3月
    公認会計士登録
    1998年7月
    税理士登録
    2000年8月
    株式会社アーケイディア・グループ(現 株式会社LENDEX)設立
    2003年3月
    税理士法人アーケイディア(現 清和税理士法人)設立
    2004年3月
    東京国際監査法人(現 RSM清和監査法人)設立


     学生時代は関東で1位、2位を争う強豪アーチェリー部に所属しており、ほとんど遊ばず勉強もそこそこに部活動に打ち込んでいた。
     慶応大学卒業時はまだバブル時代だったのでどこにでも入社できたが、就職先はその部活動における役職で決まってしまうところがあった。そこに疑問を感じ、あらためて自分は何をやりたいか見つめ直した。

     そこで時間稼ぎの意味もあり会計士を目指したが、親から反対されてしまう。体面を整える意味もあり会計士と進学両方の勉強に必死に励み、早稲田の大学院に進学して修了の年には会計士の試験に受かった。
     自分はたまたま試験成績が良かったのだが、優秀者は簿記学校の講師になることができた。1年間だけ大原簿記学校の公認会計士科の講師を務めてみた。 会計士にストレートになるよりも、職業柄将来人前で話すことをあるだろうと、その経験を積んでみたいと思ったからである。
     その後は大手監査法人に就職したが、当時は監査をやるよりも将来的には独立したいと思っていた。税理士の資格もとってみたが、なかなか顧客の獲得ができない。自分も若かったし、営業のやり方を教えてくれる人もいなかった。

    仕方がなくどうしようかなぁ~と思っていたときに、株式公開をするような会社のCFO(最高財務責任者)になって、会計コンサルの役割を担当してはどうかと思いつく。当時はそういうことを考えている会計士はあまりいなかったのだが、面白いかなぁと思って飛び込んだ。

     その飛び込んだ先がパソコンの年賀状、グラフィックなどのパッケージソフトを扱うメッツだ。ADOBEのイIllustratorなどにくらべてソフトを安く提供できるのが強みで、同社のソフトが30万円ならばメッツ社のそれは数千円で業績を伸ばしていた。

    ストレートに株式公開できればよかったがいろいろな困難はあった。しかし会計コンサルは好きだったので、社長に請われて管理担当役員にもなり財務諸表を良くする業務にも取り組んだ。その結果、帝国データバンクの企業年鑑に掲載されている企業の中で、売上高、経常利益率、自己資本比率、流動比率、長期固定資産適合率といった5つの大きな指標のうち、3つの指標で一番をとることができた。

     いろいろ苦労はあったがNo.1をとるのが面白かった。やっているうちにシンプルな仕組みが一番よいと考えるようになり、その方向にシステム改修を進めていったが、決算発表もどんどん早くなっていった。
     メッツは2000年にマザーズ3号銘柄として上場したのだが、そうすると決算を公開するようになる。ここでも決算発表はNo.1の早さで行っていた。3月31日の決算を監査法人の監査を経て4月1日には発表する。早く発表すると日経新聞の囲い込み記事で大きく取り上げてもらえるので、すごく良い宣伝になった。

     上記の仕事を効率的にするためにマニュアル化を徹底したのだが、そうすると実際には会社における自分の役割はどんどんなくなっていくというのも事実だった。

     メッツはネットの発展につれて、パッケージのソフトだけでは営業が厳しくなり不動産事業など様々に展開したが結局上場廃止となる。そんななか自分は、自前の事務所をもたないとまずいなと考え2000年に会計コンサルを営む(株)アーケイディア・グループ(現LENDEX)、2003年に税理士法人アーケイディア(現 清和税理士法人) 、2004年3月に東京国際監査法人(現 RSM清和監査法人)を設立した。
     なぜ「ア」―ケイディアかというと、「あ」で始まればなんでもよかった、名簿で最初の方にくることを狙ったというのが正直なところだ。

     今も含めて全体的には順風満帆だったが、失敗ももちろんある。飲食店も2、3店舗手がけて私募ファンドを立ち上げたこともある。幸い投資家には大きな損はさせなかったが、店舗ビジネスは自らが調理場に入って取り組むくらいの情熱がなければうまくいかないということが学べた。
     東京国際監査法人は設立してからすぐに3社上場企業を顧客に獲得できたが、逆に東洋経済に「ジャンク監査法人」などと書かれてしまった。創業半年もしないうちに、監査意見も出していないうちに雑誌の記事に載り、大変しんどい思いをした。現在は清和監査法人のパートナー、清和税理士法人のシニア・パートナーを務めている。

     こうした自分の経歴は、いわゆる一般の公認会計士とは違うと最近認識している。公認会計士は一つのことをじっくり取り組む姿勢が必要だが、自分にはそれができない。

     一方で、会社を立ち上げる、決算の数字を良くしてトップになるためにシステムを構築する、新しいことを突き詰めていくのは性にあっている。

    自分が何かと問われれば、アントンプレナー(起業家)だと思う。


    質問2 株式会社LENDEXについて成り立ちなどを教えてほしい。


    回答2 もともとは会計コンサルティング会社、今ではソーシャルレンディング専業


     (株)LENDEXは会計コンサルティング会社だった(株)アーケイディア・グループを名称変更したもの。RSM清和監査法人に人的リソースを移し、休眠状態だったものをソーシャルレンディング専業の会社として再利用する際に名前を変更した。

     資本金が1億円あるが、もとは1千万円であり全額私が出資していた。同社は10年以上黒字を重ねており、その保留した利益を資本金に振り替えたため1億円の資本金となった。なお、株主に移動はなく、私が全株を保有している。

     以前から付き合いがあった東急リバブルさんとの間で融資先の担保物件の評価に関する業務提携を締結している。

     アーケイディア・コンサルティング(株)というITコンサルティング会社があるが、そことは無関係である。


    質問3 ソーシャルレンディング事業を始めようと思ったきっかけを教えてほしい


    回答3 自分の知識、ノウハウと相性が良いと考えたから


     これまでは会計士、税理士といった自分の資格に基づいた業務を中心におこなってきた。次は資格そのものではなく、自分の知識やキャラクターにあった企業をかねてからやりたいと思っていた。
     そこで6年ほど前から知っていたソーシャルレンディングを始めようと考えた。融資のノウハウ自体はないが、会計士として会社の経営状態を見極めるノウハウはある。ファンドの販売についても、私募ファンドも手がけたこともあり心得があった。自分とは相性が良いのではないかと考えた。

     ただ業界が拡大していくかどうか、また利益率の小ささが疑問であり参入をためらっていた。しかし先行する他社があれよあれよと言う間に順調に業績を拡大しているので2015年に参入を決めた。

     第二種金融商品取引業は昔から登録していたが、貸金業の登録、当局の指導、業務フロー、システム構築に2年かけ2017年にサービスを開始することができた。

    次回記事
    2017/12/10 LENDEXへインタビューを行わせてもらいました その2

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