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    ファイナンシャルプランナー山崎俊輔氏のソーシャルレンディング批判に対する反論 その2 - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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    ファイナンシャルプランナー山崎俊輔氏のソーシャルレンディング批判に対する反論 その2


     @DIMEに掲載されたファイナンシャル・プランナーの山崎俊輔氏によるソーシャルレンディング酷評記事への反論その2です。

    その1は

    201711/15 ファイナンシャルプランナー山崎俊輔氏のソーシャルレンディング批判に対する反論 その1

    をご参照ください。

    本記事の批判の対象である山崎俊輔氏の記事

    サラリーマンでも「ソーシャルレンディング」で金貸しになれる?(2017/12/31 @DIME 山崎俊輔氏氏著)
    (魚拓1234)

    「ソーシャルレンディング」ならサラリーマンでも金貸しになれる?(2017/09/13ヤフーニュース 山崎俊輔氏著)

    ※同内容ですが、ヤフーの方がページの切り替えをせずに読めます。

    前回、「反論AからC」までを行ったので、今回は「反論DからH」までを取り上げたいと思います。
    • 反論D 手数料4%も作為的、平均の2%を使用するべき
    • 反論E 国内ソーシャルレンディングで個人が借りられた時もっと金利は安かった
    • 反論F ちゃんとやっている匿名投資組合、運営会社を見分ける方法はあるのか?
    • 反論G カネを貸す理由は提示されている。それに反論するべきだ
    • 反論H 運営会社が手数料を取るのは当たり前だ

    反論D 手数料4%も作為的、平均の2%を使用するべき


    さて、山崎氏は契約手数料を「4%」を「例えば」の例としてあげています。

    さらに別途契約手数料を取るようです(例えば借入額の4%相当)。

    ※契約手数料:融資を受ける側が金利とは別に運営会社に払う手数料

    私は下記の記事を執筆するときその契約手数料を調査したことがあります。

    手数料だけ?クラウドファンディング事業のビジネスモデルとは 比較してみた(2017/5/2 クラウドポート ファイアフェレット著)

     業界関係者にお尋ねしたところ、「取らないこともあるが大体2%」というのが回答でした。

     4%などという話は聞いたことがありません。しかし「取らないこともあるが大体2%」ですから4%というのはありえるのでしょう。

     山崎氏も私と同じように調査して0~4%という結果を得たのかもしれません。あえてもっとも高い数字を文中に用いたのでしょうか?融資金利を提示する際に山崎氏が行った汚いやり方(前回の記事を参照)を考えれば十分にありえることです。

    しかしなぜ提示できる最大の値を、考察の記事に用いるのでしょうか?

     言うまでもありません。ソーシャルレンディングにネガティブな印象を読者に与えようとしているのです。

    私は金利も手数料も山崎氏が「読者に提示できる最大の値」を用いたことを、本当に汚いと思います。

     中立な立場で物事を論評するのならば、その考察に用いる値は「平均値」、「中央値」ないし「◯%~□%」といった、わかっている範囲の数字を提示すべきです。

     「金利17.8%,手数料4%」など、「最大」を用いるのは、山崎氏がソーシャルレンディングに対してネガティブな感情を持っているからです。そして読者にもそう思わせたいから、最もネガティブに感じる数値を選択して提示しているのです。

    汚いレトリックです。

    たとえば、私がソーシャルレンディングを応援したいからといって、

    「金利は最低4.6%、手数料は取らないこともあるようですし、銀行より融資審査が柔軟ですから有利ですよ」

    などとだけ書いたら、明らかにアンフェアです。

    「金利は4.6~15%で平均は10%、手数料は取られないこともあるが0~4%で平均2%、銀行よりも全体的に金利が高いです。しかしソーシャルレンディングならば審査が柔軟なので、銀行引き受けない案件でも融資を受けられる場合もあります」

    と書かないとフェアじゃありません(上記はあくまで私の推測の数値です)。

    同様にソーシャルレンディングにネガティブな感情を持っているからといって

    「金利は最大17.8%と銀行よりも高く、消費者金融、銀行系カードローンと同程度、更に手数料は最大4%ですからソーシャルレンディングでお金を借りるべきではありません」

    などと書くのはアンフェアであり、ファイナンシャルプランナーとしても物書きとしても失格です。

     山崎氏は中央大学法律学部法律学科卒とのことです。文系高学歴のくせにこんなレトリックを用いて文章を書くのは恥ずかしくないのでしょうか?三流工業大学出身のボンクラですが、腐っても理系の私は、客観的論拠を挙げながらの文章しか、恥ずかしくて書けません。


    反論E 国内ソーシャルレンディングで個人が借りられた時もっと金利は安かった


    いくつか募集をしているサイトを見る限り、金利は高く(最大年17.8%であれば消費者金融や銀行系カードローンと変わらない)、さらに別途契約手数料を取るようです(例えば借入額の4%相当)。


     3度目の引用となりますが、山崎氏は上記のように書いてソーシャルレンディングの金利がいかに高いかを読者に印象付けようとしています。まともに「見れば」17.8%の金利でなど貸し出していないことは、すぐにわかるというのは反論A~Cで示しました。

    別の視点から上記の文章にツッコミを入れようと思います。

     それはかつて個人に融資を行っていた頃、ソーシャルレンディングの金利は消費者金融や銀行系カードローンよりも低かった、ということです。

    2017年度末における、消費者向けの金利は下記ページから確認できます。

    業態別貸付金利(平成29年3月末)(金融庁WEBサイト)

    消費者への無担保貸付の場合14.87%が平均です。

     私がわかる限りでソーシャルレンディングがどのくらいの金利で個人に貸し出していたかを示します。

     今でもSBIソーシャルレンディングの「運用利回り実績」で確認できますが、個人向け融資案件は7.5~11%であることが確認できます。ほとんどが9%未満です。

    maneoが個人金融を行っていたころの金利は5~8%が中心であることが確認できます(リンクは貼られていませんがページはまだ残っています例1例2)

    オークション制にしていたので金利が低く抑えられたのでしょう。

    参考 kackyの投資生活

     そしてもっとも高いだろうAQUSHですがだいたい4~12%でした。AQUSHは案件の利回りがそのまま貸し出し金利です(リターンの分配後1.5%に当たる分の手数料がとられます)。

    消費者金融とソーシャルレンディングに無担保消費者ローン金利比較_

     これは山崎氏の記事に対する直接の反論ではありません。しかし氏が貶めようとしている国内ソーシャルレンディングが、過去は一般消費者に低金利無担保で融資をしようとしていた過去があることは、読者の方に心の隅に置いておいてほしいです。

    ※初期の国内ソーシャルレンディングは海外と同様に中抜きを除くことにより、消費者には低金利、投資家には高利回りの投資商品を提供しようとした金融商品でした。しかし、うまくいかなかったのです。

    これまでの反論A~Eが山崎氏のソーシャルレンディングを否定する理由。

    1.「借りる」場合高金利で別途手数料がとられる、普通に借金をすればよい
    2.(銀行から)普通に借金できないのならばなおさらするべきではない、


    に対する反論です。


    反論F ちゃんとやっている匿名投資組合、運営会社を見分ける方法はあるのか?


    ここから
    3.匿名投資組合の仕組みがトラブルを引き起こしやすい
    4.ちゃんとやっているソーシャルレンディング運営会社が、外見的には見分けにくい


    に対する反論です。

     山崎氏は一般的なソーシャルレンディングの投資スキームで用いられている、匿名投資組合をまずやり玉に挙げ、

    この匿名投資組合こそ、ポンジ・スキームのトラブルが起こりやすい投資のしくみです。過去、ワインファンドなどいくつもの投資トラブルが匿名投資組合で起きています。


     などと記します。もちろん匿名投資組合自体に問題があるのではなく、運用する側に問題があるのですが、そのツッコミは予想しているのか

    今回もソーシャルレンディングそのものに問題があるのではなく、匿名投資組合の仕組みが悪用されたというケースなのですが、だからといって「ちゃんとやっているソーシャルレンディング会社」が外見的には見分けることが困難である、という事情は変わりません。


    などとも書いています。

    はっきり言って難癖に感じます。

     それを言うならば他の投資商品の取り扱い業者だって同じです。「ちゃんとやっている○○運営会社」を外見的に見分ける方法はあるのでしょうか?その方法は易しいのでしょうか?

     第一種金融取引業の登録をもつ証券会社だって不正をはたらいて処分されています。山崎氏はソーシャルレンディング以外の投資商品取扱業者、匿名投資組合ならば、外見的にちゃんとやっているかどうか、見分けられるのでしょうか?

     こんなことソーシャルレンディングの運営会社に限ったことではありません。このようなことを言い出したらきりがありません。

     こうした記事ならば提示する問題は「ソーシャルレンディングの特性」に絞るべきではないでしょうか?

    匿名投資組合はトラブルが起きやすい投資の仕組み
    運営会社の信頼度が外見から分からない


    などという金融商品一般の話をするのはいかがなものでしょうか?

    山崎氏は他の金融商品を紹介する時も、

    「ちゃんとやっている◯◯会社」が外見的には見分けることが困難

     などといちいち書いているのでしょうか?書いていないのならば、やはりソーシャルレンディングにネガティブな印象を与えるためのレトリックと判断せざるを得ません。

     なお、この投資匿名組合、運営会社云々と難癖をつけるまえに、山崎氏はやはりレトリックを用いています。みんなのクレジットの一連の事件を取り上げ、「近々に破たんは避けられない状態」とか「ポンジ・スキーム」とか読者に丁寧に説明しているのです。

     いきなり“「ちゃんとやっているソーシャルレンディング会社」が外見的には見分けることが困難です”と書けば説得力がないことを承知しているからこそ、このような文章構成にしているのでしょう。

     1社(みんなのクレジット)の行った(現段階では)嫌疑を挙げて、他の会社まで怪しいような印象を与える山崎氏のレトリックは見事です。犯罪者の家族にまで石を投げる日本人の心情をうまく利用しています。

    しかし汚いです。


    反論G カネを貸す理由は提示されている。それに反論するべきだ


    5.ソーシャルレンディングはシンプルに言えば「金貸し」であり、銀行やベンチャーキャピタルがカネを貸さない(危険な)案件への投資である

    に対する反論です。

    山崎氏は

    金貸しと考えれば、ソーシャルレンディングに回ってきているのは「いろんな事情があって、銀行やベンチャーキャピタルがカネを貸さない案件」かも、と考えてみることもできます。


    と書きます。

    「銀行やベンチャーキャピタルが貸さない」という情報だけを読者に伝えるのです。ソーシャルレンディング運営会社がさも危ない案件だけに融資しているかという印象を、読者に与えるためのレトリックです。

     銀行が融資を行わない理由は、単に回収が見込めないというだけではなく、厳しい融資基準や採算が取りにくい案件は敬遠する、といったものもあります。こうしたことは運営業者もWEBサイトやセミナーで説明しています。丁寧に解説しているサイトもあります。 

    特に下記リンクに分かりやすくまとめられています。

    ソーシャルレンディングの利回り(年金利)が高いのはなぜ?平均利回り・利率も解説!(2016/11/2 クラウドポート編集部)

    データで分かるソーシャルレンディングの現状と仕組みとは?【ソーシャルレンディングサミットレポート】(2016/3/16 クラウドポート編集部)

     山崎氏は「銀行が貸さない」という、一般の読者ならばまず「ネガティブ」に捉えるだろうことだけを挙げて、「危険」というイメージを与えようとしています。これはアンフェアです。

    山崎氏は本来ならば、上記のリンク先の記事で解説されている、

    銀行が貸さない案件にソーシャルレンディング運営会社が融資している理由、高利回りである理由

    を挙げてそれに反論する形で、批判を行わなければいけないはずです。

     そもそもソーシャルレンディングが事業性融資中心になってから、6年もたっているのに、貸倒れのニュースはほとんどありません。

    山崎氏が煽るほど危険ではないということではありませんか?

     それなのに山崎氏は「銀行・ベンチャーキャピタルが貸さない」という1面だけを読者に提示して、危険だという話を展開させます。

     山崎氏が「融資できる理由」と「貸し倒れの少なさという実績」に触れず、ソーシャルレンディングの案件が「危険」と批判する記事を書くのは本当にアンフェアです。


    反論H 運営会社が手数料を取るのは当たり前だ


    6.あなたの手元に残るのはソーシャルレンディング運営会社が利益を抜いた後の利回りである

    に対する反論です。

    山崎氏がソーシャルレンディング運営会社の手数料について述べている部分を引用します。

    また、あなたの手元に残る利回りはソーシャルレンディング会社が利益を「抜いた」あとの利回りであって、実際はもっと高利回りが貸し手には生じていると考えるべきです。


     投資商品の運営会社が手数料を取るという当たり前のことを「抜いた」と表現して、ネガティブなイメージを読者に与えるレトリックです。一般的な読者が「中抜き」に類する言葉を嫌っていることを計算してのことでしょう。

     批判するならば、「無駄に高い」とか、「取るべき理由がない」とか、れっきとした理由を挙げてするべきです。
     山崎氏は記事の最後で他の投資商品(ETF・公社債・REIT)の方が、ソーシャルレンディングよりましであるような事を書いていますが、それらは手数料を取っていないのでしょうか?

    投資信託の大半は手数料が高すぎると、金融庁からやり玉にあげられているのですが。

    山崎氏は本当に汚いです。

    今回はここまでにさせてください。

    次回記事
    2017/11/16 ファイナンシャルプランナー山崎俊輔氏のソーシャルレンディング批判に対する反論 その3

    2017年10月末時点で以下のサービスで資金を運用中です。
    1.maneo : 約447万円
    2.AQUSH : 約60万円
    3.クラウドバンク: 約225万円
    4.SBIソーシャルレンディング:約7万円
    5.クラウドクレジット:約258万円
    6.ラッキーバンク : 約52万円
    7.オーナーズブック:173万円
    8.LCレンディング : 約234万円
    9.ガイアファンディング : 約201万円
    10.トラストレンディング : 160万円
    11.クラウドリース : 約162万円
    12.スマートレンド : 約32万円
    13.グリーンインフラレンディング:約210万円
    14.さくらソーシャルレンディング:約62万円
    15.TATERU FUNDING:10万円
    16.クラウドリアルティ:30万円
    17.ポケットファンディング:約61万円
    18.アメリカンファンディング:約50万円
    19.キャッシュフローファイナンス:約50万円
    20.アップルバンク:約50万円
    (総額:約2,535万円)

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