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    ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)の動向観察を行い、ブログにすることを趣味としています。コメントを頂けたり、にほんブログ村や人気ブログランキングのバーナーをポチッとしていただけると幸せです。写真は昔飼っていた白イタチ(フェレット)のものです。

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    ソーシャルレンディング赤裸々日記
    ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)の投資履歴から業界の動向、考察まで幅広く手がけています。ぜひご意見、情報がありましたらお寄せください。
    野口悠紀雄氏が指摘するソーシャルレンディングの可能性と問題点、その4~CFは国民感情の鏡~

     週刊ダイヤモンドに掲載されている野口悠紀雄氏の連載、「超整理日記」にソーシャルレンディング(以下SL)が取り上げられたことに関する記事の4回目です。前回(3回目)では野口氏が指摘された第2の問題点「国内ソーシャルレンディング(以下SL)の社会的意識が希薄であることに」に関する考察を行い、国内非投資型クラウドファンディング(以下CF)の現状を挙げ、たとえ社会的意義をSLに持たせても、寄付的な要素をもたせるようなものではうまくいかないだろうこという、私の見解を述べました。

     今回は引き続き国内CFにおいては、社会的意義は少なくもCFという分野においては受けが良くないこと、その現状を掘り下げること、またそれは「クラウド」ファンディングがそのまま、「クラウド(大衆・一般国民の意識)」を表すからに他ならないことについて述べたいと思います。



    考察2:セキュリテに見る社会的意義を持つ投資型CFの現状
     
     野口氏はベンチャー、スタートアップス、特定のプロジェクトなど、従来の銀行からは融資を受けることが難しかった分野へSLにより資金が供給される。またそのことにより社会をより良い方向に変える動きが生まれることを望ましいと考えているようです。
     考察1で書いたとおりこうした活動は国内非投資型(寄付型・購入型)CFにより既に活発に行われています。ただし海外ではOculus Rift開発 (240万ドルをCFで募集)など、大きな社会的変化をもたらすプロジェクトの成功につながった例は散見されますが、国内においてはあまりにも小粒な案件が多く、「まだ」そうした成果は見られないようです。

     正直今の調子では、数十~数百万万円、大きくても数千万円規模の草の根プロジェクトの積み重ねだけが続き、国内では「社会を変える」動きには発展しないのではないかと思います。その理由は考察1で述べたとおり、日本人は慈善活動に関心を持つ人、ましてやお金を出したがる人が少ないからです。お金を出すときはどうしても約束された「実利」を求める国民性があるのだと思います。

     慈善活動だけでは無く、新規開発プロジェクトにお金を出そうと考える人もあまりいないようです。こうした新規開発CF案件で最も強いサービスはMAKUAKEだと考えられますが、これまでの最大募集額は上位5位で1件あたり3千万円前後です。こうした現状を踏まえてか、特に技術系プロジェクトで言えることですが、日本人の事業者でさえ魅力的、かつ多額の資金需要を必要とするプロジェクトは、海外のKickstarterなどで最初から募集する傾向があるようです。
     CFにおけるベンチャー支援手段としては株式型クラウドファンディングもありますが、投資家・運営者側双方に使い勝手が悪いらしく、解禁後まだ案件提出は行われていません

    参考
    <クラウドファンディング>全国紙が持ち上げる“株式型”に大きな落とし穴【1】(2014/6/2 President Online)
     
     前置き長く、しかも考察1で述べたことを繰り返してしまいました。本題に入ります。当ブログではあまり触れませんが、セキュリテという投資型クラウドファンディングサービスがあります。当ブログで主に扱っている貸金業法にのっとった「融資型クラウドファンディング」ではなく、いわゆる「事業投資型クラウドファンディング」です。WEBサイトを訪れると、社会的意義をもっていそうな様々なプロジェクトが紹介されています。「投資型」ですからリターンはお金です。これならば日本人に合うでしょうか?

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     セキュリテは「他のクラウドファンドと同じと誤解されたくない」そうなので当ブログコンテンツの比較図にこれまで載せずにいましたが、私はここ数ヶ月でしたら募集額の集計をおこなっています。

     セキュリテHPに発表されている実績を集計すると上記の様になります。表の一番下の前月比増減が月あたり募集額となります。今年に入ってからは月あたりの募集額は数千万円といったところです。セキュリテは、「社会を変えよう!」という(海外で産まれた)高い意識を最も忠実に再現した事業投資型CFの最大手と考えられますが、それでも募集額はこの程度なのです。

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     セキュリテの募集額と、SL最大手のmaneo、またSL全体の募集額と比較した表と図がこのようになります。セキュリテの募集額とSL全体の募集額は100倍以上の差をつける月もあり、このことからも日本の投資家の関心は「投資型クラウドファンディング」という分野に限れば。SL(融資型クラウドファンディング)に集中しているといえます。

     非投資型CFグサービス各社は募集額を投資型CFと違って発表してないので、全体で月あたりいくらを募集しているのかは不明です。しかし非投資型クラウドファンディング主要13社の2015年半ば月あたり募集額合計が2億円前後、2015年に入ってから停滞していることから推測すると、非投資型CFとセキュリテを合わせた、募集額は現在でも月2~3億円程度でしょか?5億円には届いていないと勝手に推測しています。
     非投資型CFは国内に100社くらいあるそうですから、この予想は外れている可能性は多分にあります(100社もあって5億円集められないようでは本当に絶望的ですが)。先ほど投資家が社会的意識を持つセキュリテと、それ以外のSLの差が100倍と述べましたが、投資型・非投資型を問わずに、社会的意識を持つCFすべての額を合わせても10倍もの差をつけているのです。
    ※2016年4月期のSL全体の募集額が約42億円。だからもしセキュリテ+非投資型CFの募集額が5億円ならば8倍、3億円ならば14倍となる。

    「社会を変えよう!」という善意をもってCFで働きかけても、それが社会的貢献という美名の名の元に投資家に負担を強いる性格を保つ場合、国内ではお金は集まらないことはもう自明といって良いと思います。セキュリテがなぜお金を集められないかについては、いろいろ思うところはありますが本題ではないので述べません。

    国内非投資型CFの募集額が2015年半ばから停滞していることについては以下の記事で触れています。ご参照ください。

    2016/04/23 READYFOR?がカンブリア宮殿に登場!その2 ~投資型への出資者として考えた~

    考察2の結論:CFにおいては結局、国民感情に合致したタイプが成長する、投資型、非投資型を問わずに

     野口悠紀雄氏は社会を変えていこうという考えが根底となり、海外においてはクラウドファンディングやソーシャルレンディングの急成長につながった、と喝破されています。それは事実だと思います。寄付が一般国民に根ざした文化、社会的変化を応援しようという意識が高い国民性がCFに合ったのだと思います。

     それに対して、日本では全く別の考えが急成長につながっていると言えそうです。(モノよりも)魅力的な金銭的リターン、誕生から8年にわたる実績の積み重ね。また従来の投資ファンドと違って、投資ではなく「融資」であること。担保が設定されていることが多いこと。たとえプロジェクトがうまくいかなくても、それらによる保証があるという安心感などです。従来の投資ファンドでは「事業がうまくいかなかった」、「株価の推移が思わしくない」、「高い手数料を差し引いたら赤字です」などの理由で、投資家の利益は裏切られ続けてきました。

     それに対してSLでは事業がうまくいかなくとも、事業者は貸金業法による返済責任からは逃れられません。投資家からしたらある事業を行うにしても、その事業者が「失敗したら返さなくても良いお金」でやるか「失敗したら財産を処分しても返さなければいけないお金」でやるかとしたら、断然後者の方が信用できるし、事業者もを死に物狂いで頑張ることが期待できます。

     徹底した投資家目線の商品設計が日本人に受けいられつつあるのだと思います。ファンドAとBがあり、どちらかに出資するとします。ファンドAは事業が失敗したらお金は返ってきません。一方ファンドBは担保や保証人が設定されており、事業が失敗しても元本が保証される可能性があるとします。社会問題の解決、新規開発プロジェクトのためにはお金を捨てても良いという意識が国民にあるのならば、ファンドAはそれを強調することにより成功するでしょう。しかしそうでない場合、ファンドBが伸びるのは自明のことです。

     朝日新聞を購読するような「キレイな」人にはこの違いは惨状に見えるでしょうし、嘆かわしいモノにみえるのでしょう。しかし「“クラウド(大衆)”ファンディング」という名前のとおり、クラウドランディングの金額募集傾向は一般的な国民感情を反映するものであり、それは現実の数字となり現れているのです。

     最後に、現状のSLの案件で情報が詳しく開示されていれば、「投資家は事業の社会的意義に共感して出資しているのだ」という主張をある程度正当化できたでしょう。しかし、現状そうでないことは野口悠紀雄氏の指摘どおりです。現状国内SLに出資する投資家の目的は、社会的貢献では全く無いのです。

     案件開示が行われていないから事業者の顔は全く見えません。したがって非投資型CFが強調するような事業者との共感の持ちようがありません。事業内容にもその成功の可能性や担保価値以外に興味を抱く人は少ないでしょう。もし事業が失敗した場合、投資家はたとえ事業者が”どうなろうが”担保処分などの最大限の返済への努力を求めるでしょう。顔も見えない事業者にどうして人間的感情を持てるというでしょうか?金融庁の指導する覆面化はこのような負の側面を国内SLに産んでいるのです。

    次回記事
    2016/05/25 野口悠紀雄氏が指摘するソーシャルレンディングの可能性と問題点、その5~社会を変えつつあるソーシャルレンディング~


    信用第一の証券会社が運営するソーシャルレンディング。募集額80億円の実績あり




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