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    貸付型クラウドファンディングはちゃんと社会貢献している その③
    2週間以上空いてしまいましたがシリーズ「貸付型クラウドファンディングはちゃんと社会貢献している」第3回です。

     前回までは前置きでした。今回から投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)だって決して非投資型(寄付型・購入型)に負けないくらい日本において社会貢献しているという私なりの論拠、客観的事実を挙げていきたいと思います。

    7つほど考えてみましたが、今回はそのうち4つを挙げたいと思います。

    事実1.投資型は募集金額が100%事業運営に用いられます

     同じ金額を募集したとしても購入型や寄付型では運営会社が10~20%の手数料を徴収します。そのため残るお金は80~90%です。さらに購入型はリワード(お礼)を出資者に支払う必要があり事業に使えるお金は更に減ることになります。リワードが全体に占める割合はプロジェクトごとに大きく異なるのでしょうが、以下の例を書籍で確認することができました。

     小田恭央氏著の「クラウドファンディングで資金調達!アイデアだけで1000万円!」という本ではリワードが募集全額の20%という例を挙げています。運営会社の手数料とリワードで最大40%が無くなってしまい、60%しか事業の運営に充てられないことになります。小田恭央氏は著書の中で

    「300万円使うには(クラウドファンディングで)500万円集める必要が、500万円使うには850万円集める必要がある」


    と具体的な額を挙げています。これは経験によるものでしょうし説得力があります。なお小田恭央氏は「東北ずん子」で複数のクラウドファンディング事案を成立させているSSS合同会社のCEOです。



     それに対して投資型は募集金額が100%事業運営に充てられます。リワードと営業者報酬は事業運営の結果生み出された利益(不幸にして別の場合もあるかもしれません)から支払われます。

    事実2.投資型運営会社は薄利でやっています。

     投資型運営会社は融資額から年利1.5%~10%ほどの運営会社手数料を取って利益としています。1.5%の場合1億円を1年間貸しつけても150万円にしかなりません。10%で貸しつけても半年しか貸出期間がなければ得られるお金は500万円、1年間で1千万円です(上記全て元本一括返済の場合)。

     投資型運営会社は募集が終わってもすぐに収入が得られるわけではなく、その後少しずつ入ってくる金利収入から人件費、経費、税金等を捻出しなければいけないのです。それに対して非投資型においては、事業者は募集金額の10~20%をプロジェクトが成立すれば短期間で得ることができます。なお購入型の金額募集期間は大抵1~2ヶ月です。この手数料を貸付型と同じく金利で考える、と一体年利何十%になるのでしょうか?投資型運営会社は非投資型より多くの資金を募ってもガツガツ儲けられているわけではないのです。

    事実3.投資型、非投資型ともに関係者は重い税負担を負っています

     出資者で言えば投資型には所得税、復興特別所得税、地方税が、購入型には消費税が寄付型だって額によっては贈与税がかかります。投資型非投資型を問わずに運営会社だって法人税等を支払っていますし、従業員の給与から各種税が支払われます。みんな社会の一員として義務を果たしているのです。

    事実4.資金を調達して事業を成功させたいと思う事業者に貴賎はありません

     寄付型、購入型で資金を募る事業者の方は比較的若くて、人助けが大好きで、様々な夢やベンチャー精神に胸を膨らませている方が多いのだと思います。それに対して投資型で資金を募る方は脂ぎったオヤジで、利己主義的で、現実的で、夢よりも欲望に胸を膨らませているのかもしれません。 小林よしのりのような偏向表現を得意とする馬鹿保守オヤジにクラウドファンディングを描かせたら両者はそのように対比して描写されるのでしょう。

     だからどうだというのでしょう?法にも倫理にも反していないかぎり、事業を成功したいと思う気持ちに貴賎は無いはずです。加えて言わせて貰えばその投資先がベンチャーであろうが、ある程度熟成した企業であるかも関係無いはずです。

    残りは次回にさせてください。

    次回記事
    貸付型クラウドファンディングはちゃんと社会貢献している その④

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