非投資型クラウドファンディングは投資型(ソーシャルレンディング)を敵視?⑪ - ソーシャルレンディング赤裸々日記 比較情報-ニュースサイト

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非投資型クラウドファンディングは投資型(ソーシャルレンディング)を敵視?⑪


 前回の記事では佐々木敦也氏の著書「クラウドファンディングで世界を変えよう!」におけるジャスト・ギビング・ジャパン(現ジャパンギビング)、ShootingStar両サービス代表者の佐藤大吾氏へのインタビューを紹介しました。

 今回はmaneo株式会社社長の瀧本憲治氏のインタビューを一部抜粋します。抜粋する部分は先日の記事で取り上げた佐々木氏、米良氏の意見に反論する形になっている部分、関係すると思われる部分だけとします



瀧本憲治社長インタビュー一部概要抜粋
投資家を害さない事に最も重点をおいて運営している。

・(ソーシャルレンディングというサービス名だから)社会性が重要と考えていたこともあったが方向転換をした。

・寄付の要素がある案件を出したことがあるが顧客はそこを見ずに利回りを重視していることがデーターで明らかになった。

・そこでまずは「顧客に儲けてもらうこと」に重点を置き、信用をつけることから始めるようにした。

・(クラウドファンディングの可能性を問われて)規模が膨らむと事業として成り立つかが難しい、儲ける儲けないではなく運営者として存続が大変

・投資家の方もリスクを分かった上で参加していると思うが、投資家を害さない事に最も重点をおいて運営している。


 最後の「投資家がリスクを分かっている」という発言は先日の記事で紹介した米良はるか氏の「投資型は一般の金融がわかっていない人間が購入するものとしては難しい」という、投資型の揶揄ともとられる発言の反論となっているように思えますね(何が「分かっている」かは全然ちがうのですが)。

「規模が膨らむと……」との意見ですが、全てのタイプへの警鐘といえるもので、他タイプへの口撃とは言えないものでしょう。


日本初にて最大のソーシャルレンディングmaneo、募集額600億円は伊達じゃない



 さてこの瀧本社長へのインタビューの後に書かれている佐々木敦也氏の感想を紹介しますが、初っ端から突っ込みどころがあります。

本当に妹尾氏はそのように発言したのですか!?

瀧本憲治さんのお話をお聞きして、創業された妹尾さんがスタートさせた「投資家が誰かにつながっていいて(原文ママ)、役に立っている実感を持ち、絶対値としてのリターンを求めない」という貸付型の理想の実現は、日本ではまだまだ難しいと感じました

(インタビューに対する佐々木氏の感想冒頭より)

2016/01/14追記 写真を追加
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 初っ端から仰天の事が書いてあります。maneo創業者の妹尾賢俊氏は以下の理想を実現しようとしてmaneoを立ち上げたそうです。

・投資家が社会につながって、役に立っているという実感を持つこと
・その実感を持っている投資家は絶対値としてのリターンを求めない


 まず投資家を勝手に代表して言わせて貰えば、少なくとも私は投資先が努力すれば良い、それが実感できれば配当はいらない場合があっても良い……なんて考えて投資はしていません。

 そりゃ私が投資したお金が社会の役にたってくれたら、それに越したことはありません。しかし不幸にもそうならず事業が失敗した場合は担保や、保証人によって元本は最大限返して欲しいと思っています

「事業者が頑張ってくれたから、社会の役に立ったから返さなくても良いよ」

とは思いません。そんな考えならば最初から寄付にお金を回します。

 私は妹尾氏の立ち上げた初期のmaneoを直接は知りませんが、当然経営理念が掲げられていたのでしょう?そこには

「貴方は社会につながっています、お役に立っています。それが感じられれば投資に対するリターンが無い場合もご承知ください」

なんて趣旨のことが書かれていたのでしょうか?

1.インタビュー中にも書籍のどこにも妹尾氏の発言だと示されていない

 まず指摘しなければいけないことは

本著に掲載された瀧本憲治社長インタビュー内容に「そのようなことは一言も書かれていない」

ことです。「妹尾氏が始めた個人と個人のマッチングはうまくいかないところがあった」との瀧本社長の発言はありますが妹尾氏が上記の理想を掲げてmaneoを立ち上げたなど一言も書かれていません。

 インタビューの部分だけではなく本を全部読んでみましたがどこにも書かれていません。

 上記の佐々木氏の感想は「現在のmaneoでは創業者の理想が実現されていない」というネガティブな感想です。そこまで書くのならばその創業者の発言の引用元はインタビュー中でしっかり示さないといけないでしょう。

 瀧本社長からそのような発言が本当にあったのならば、あるいは別の機会に佐々木氏が妹尾氏のそうした発言を耳にしたのならば、本に記載する際に省略して上記のネガティブな感想を述べることなど許されないことです(私の勝手な道徳観であり佐々木氏のモラル的にはOKなのかもしれませんが・・・)。

2.他ソースから確認できる妹尾氏の発言と矛盾する

 そもそも妹尾氏は「社会につながっている実感を持っていれば投資家は絶対値としてのリターンを求めないのだ」などという、投資家と篤志家を取り違えているような考え方を持っていたのでしょうか?

 妹尾氏の発言を全部知っているわけではありませんがそのような考え方を持っていらっしゃったとしたらびっくりです。

 でも繰り返しになりますが本当に妹尾氏はそのような考え方を持っていたのですか?

ちょっと調べてみました。

ネットに今も残る妹尾氏の発言には「リターン」について述べた箇所がいくつもあります。

「投資家さんにとってみれば、小口の面白い融資案件や会社を知ることもできるし、一番はやっぱりリターンですよね。商品としてのリターン。短期で回収できたり、利息が毎月分配されますし、そこはやっぱり投資商品としてのメリット、価値っていうのを個人投資家さんは見出してくださってくれていたのかなと思っております」


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(Amateras の「Vol.20 maneo株式会社 代表取締役社長 妹尾 賢俊氏」より)

投資家さんにはキッチリとリターンをし、会社として売上規模を拡大していくこと。そのためには、今やっている事業の確立・拡大が第一です


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(「情熱社長 maneo株式会社 代表取締役社長 妹尾 賢俊」より)

応援する、ということに社会的な意義を感じる方は少なくないので、レンダーの方は集まるでしょう。もちろん、「助け合いの精神」という錦の旗を掲げるつもりはありませんし、だからこそリターンも得られるようにしているのです。


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(「ITmediaエンタープライ 黒船「ソーシャルレンディング 襲来P2P金融への期待」より)

 あと当ブログが相互リンクさせていただいている「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」の2013/2/16の記事において、妹尾氏の著作「みんなと幸せになるお金の使い方」が紹介されています。そこには『maneoの基本方針は、「投資家に損をさせないこと」「投資家に毎月決まったリターンを分配すること」です。』との妹尾氏の発言が紹介されています。

 はてはて……、「投資家が誰かにつながっていいて(原文ママ)、役に立っている実感を持ち、絶対値としてのリターンを求めない」が妹尾氏の考えとはとても思えません。

 某宗教のエル・カンターレみたいな方法で妹尾氏の生霊に勝手に語らせちゃったのでしょうか?

 「投資家が誰かにつながっていいて」は誤植だとばっかり思っていましたが、浅学非才な私が知らないだけで上記の億光年の乖離を埋めてくれる特別な文法なのでしょうか?

 妹尾氏が発言したことがきっちり証明できなければ捏造じゃねえの?と疑われても仕方のないレベルのひどい話です。

自身の思想にそぐわないからといってこれはないですよ

 佐々木氏の理想のクラウドファンディングの要素の1つとして「頑張っていることを示せば出資された側は従来の投資の様に重い責任を負わなくてもよい」というものがあることは先日の記事で指摘しました。

 現状投資型クラウドファンディングはそのように甘い考え方では運営されておらず、投資家が重視されているのですがそれが佐々木氏には気に食わない、あるいは許せないのでしょう。

 クラウドファンディングの名を冠して商売をするのならば、投資型も事業者責任を非投資型のように甘いものにするべきだとでもお考えなのでしょうか。

 それ故に上記のような口撃を行ったのでしょうか。

 主張するのは言論の自由なので勝手ですが

せめてソース(引用元)は明確にして欲しい

 ものです。

おまけにその論拠とした妹尾氏の意見がネットで調べれば、本当に同一人物のものかと読者に疑われてしまうのもとてつもなくイタイです。

 引用元をしっかり示せれば「実は妹尾氏はこのように考えていた!!」というスクープ(私にとって)なのですが……。

  投資家の利益を重視するという姿勢は、ベンチャーの育成を助ける立場の方からは、必ずしも面白く無いということは理解できます。ベンチャーの失敗を通常の投資と同様に厳しく追求していったら、ベンチャー育成はうまくいかない場合もあるでしょうから。

 失敗を許して何度も再挑戦できるシステムの構築は憲法で認められた自由です。

 だからってその思想を押し付ける形で、他所様のやり方にまで苦言を呈する必要はあるのでしょうか?

 佐々木氏のインタビューに対する感想の最初の一文(の馬鹿らしさ)をとりあげるだけでこれだけの長文を要してしまいましたが、気を取り直して続けさせていただきます……と思いましたが流石に呆れ果てました(読者の皆さんもそうでしょう)。今回はここまでにさせてください。

次回記事
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