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    もし私が日経新聞のインタビューを受けたら その1

    本ブログと相互リンクを貼らせていただいている「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング」2/27の記事にて、けにごろうさんが日経新聞よりインタビューを受けた際のやりとりが詳しく掲載されていました。

     日経新聞の記者といえば経済、投資、財政、金融等々になかなかの知識を持っていると思いますが それに対等に渡り合って、堂々と回答されているのはとても格好良く感じました。自分が同じように質問を受けたらとシミュレートしたら結構笑えるシチュエーションになりましたので、このブログでご紹介いたしたいと思います。けにごろうさんの記事にはない質問も加えて愚痴も述べたいと思います。

    記者:
    ソーシャルレンディング投資を始めて何年くらいになるのか。

    ファイアフェレット:
    2011年の年末頃に始めたので、1年とちょっとになる。


    記者:
    始めたきっかけは。

    ファイアフェレット:
    「ソーシャルレンディング」について述べている記事をどこかの媒体で見たことがきっかけだ。正確には思い出せないがソーシャルレンディングの概念について簡単に述べた記事で、事業者(AQUSHmaneoSBIソーシャルレンディング)について具体的に述べた記事ではなかったと思う。

     そのしばらく後、ふとしたきっかけでソーシャルレンディングについて調べたらAQUSHmaneoSBIソーシャルレンディングがあることを知った。投資市場に絶望していた私はそのうちAQUSHとmaneoに投資することにした。今から思うと非常に幸運な時に始められたと思う。maneoの個人金融は終了しており、SBISLの無担保ローンは延滞金の問題が明らかだったのでこれらの損害を被らなかった。AQUSHとmaneoは非常に良い案件を出しておりそれに投資できた。


    記者:
    なぜ投資市場に絶望したのか。

    ファイアフェレット:
     弱小投資家が巨大資本のおもちゃ、餌になっているようにしか思えなくなったからだ。西暦2000年に投資を始めたが株式、ミニ株、投資信託、FXなどいずれもトータルでは上手くいかなかった。結局現在でもかなりの額の塩漬け株、塩漬け投資信託を抱えている。
     リーマンショック時点でとっくのとうに失望しかけておりなにもしていなかったので、塩漬けの含み損がさらに増えただけだった。しかし傍からリーマンショックを見ていて、個人向けの投資市場には完全に絶望した。

     もちろん株式、FXへの投資は自己責任ではあるが我慢出来ないこともある。例えば私は投資口座をマネックス証券に持っているが、この証券会社は過去に運営する投資信託を何倍にも増やした名碗ファンドマネージャーが運営するだの (ザ ・ファンド@マネックス)、オルタナティブ投資だの(プレミアム ハイブリツド 2006)だの、アジアの厳選資産投資を行いますだの(アジア ファンドオブファンズ連動型投信)だの大々的に広告を打って投資を募ってきた。私は若輩の悲しさからそれらの自信に期待して応じたが全く報われていない。

     オルタナティブ~、アジア ファンド~は最低でも100万円以上の投資を要求して「お安くはない」雰囲気をまとわせていたが結局小金持ちに大金持ちの乱痴気騒ぎの損失を押し付ける装置に過ぎなかった。私は松本大氏(マネックス証券CEO)を良心的な人物と考えているが、それでも結果はこの様だ。リーマンショックではサブプライム債などという、ふざけた金融商品のため、全世界の投資家、特に依るすべを持たない個人投資家は大損を被った。

     デリバティブ(先物、スワップ、オプションなど)など訳の解らない金融商品や仕手筋が跋扈し、タガが外れ市場は暴落を起こし、逃げ遅れた弱小投資家が損失を被る。そんな弱小投資家が食い物にされる世界はもうまっぴらだ。かといって銀行に預けていても金は増えない。そんな中でソーシャルレンディングは一筋の光明だった。投資市場の喧騒とは(直接的には)無縁の世界で、インカムゲインを中心に地道に資産を増やしたい。その願望は今のところ非常にうまくいっている。


    記者:
    投資先はどのような基準で選んでいるのか。

    ファイアフェレット:
     以下のような基準を決めているがそれほど厳密ではない。なぜならば結局は日本のソーシャルレンディングは「成功するか or 成功しないか」の2択でしかない。私は成功するにかけて財産の大部分をソーシャルレンディングにかけている。成功しなかった場合どのように慎重な基準で選んでいただろうが、投資した額分の損失を被るだろう。逆に成功した場合は多少欲張って高利率の案件に投資をしていたとしても報われると考えている。

     話をもとに戻すとmaneoでは元本一括でなるべく長期な案件をなるべく狙うようにしている。次の条件を挙げるならば貸出実績のある会社、UBI株の関係会社といったところ。UBIに関係ない全くの新案件に投資したことはないが、するとしたらは最低でも担保が無いと投資しない。AQUSHではグレードがAA、A、Bで8%以上の利率が取れる投資組合にすることにしている。過去にはそれ以下のグレード、利率の投資組合にも投資していたが現在ではするつもりはない。別に損を被ったわけではないが、たとえ貸出が思うように行えないとしても上記の条件に絞ったほうが安全で効率良く稼げると考えることとした。


    記者:
    貸出の期間についてはどうか。

    ファイアフェレット:
     maneoAQUSHとも当分使う予定の無い資産で運用しているので現在あまり気にしていない。しかしAQUSHではいざ引き出すと決めたら3年間かけて段階的に引き出すことになるので、その“いざ”のときを誤らないかが少し不安ではある。maneoは大抵が1年以内、長くても3年の案件が殆どである。そろそろ使うかなと思ったら長期の案件に投資しなければ良い話なので、上記の様な不安は抱いていない。


    記者:
    SBIソーシャルレンディングについてはどうか。

    ファイアフェレット:
     現在のところ投資は考えていない、昔はボロワーの延滞が多いなどの理由、その後担保つきローンになっても低利率なので敬遠していた。最近低利率でも安全な商品と考えて投資を考えたが、商品のあまりにも不親切な情報開示に失望して資産を引き上げた。SBISLは私の足りない頭では情報が把握しづらい、それが改善されれば再び投資を考えたい。


    記者:
    投資するうえでの注意点は

    ファイアフェレット:
     正直あまり投資者に管理できることが少なすぎて、「何をしてはいけない」という注意喚起、助言をすることは難しい。貸し倒れリスク、事業者リスクはもう「あるもの」と捉えて出資するしかない。私の場合、事業者リスクしか考えていなかった。各社が出している情報、各社の後ろ盾、推測できる企業収益、ボロワーへの審査力、システムなどなどを自分なりに理解に努め、噛み砕き、納得、信用した上で投資をしている。
     貸し倒れリスクについてはいつか被るものと覚悟しているが、注意すれば避けられるものでも無いと思っている。事業者リスクについては3社が媒体に登場することも多くなり自分の中ではほぼ消えている。


    記者:
    さまざまなリスクがあり、分散投資を心がけなければならない点などを聞くと、ソーシャルレンディングは投資信託などほかの投資に比べるとやや上級者向けの投資に思える。

    ファイアフェレット:
     そのようには考えていない。リスクコントロールに労力を割く必要があるのならば確かにそうだが、実際のところその労力は割きたくとも割けないのが現状だ。せいぜい利率が高くて安全そうな案件、事業者を選択し投資する。後は寝てようが、目を光らせていようが結果は変わらない。

     あと個人的な意見だが、現状では分散投資にはほとんど意味がないと考えている。事業者を信用することができるのならば投資の初心者、上級者は全く関係ない。これも個人的な意見だが現状の日本のソーシャルレンディングは投資に疲れた(私のような)人、投資に時間を割きたくない(私のような)人、落ち着きがなくて市場や、自分の金融資産の価値の変動に常にストレスを感じる(私のような)人に向いている。投資の上級者と言えるほどの才能があるのならば別の投資を考えたほうが良い。才能の無駄遣いだ。私は投資に関して全くの無能力者だが現状非常にうまくいっている。結局は日本の社会でソーシャルレンディングが上手くいくか、上手くいかないかにかけることしか現状投資家にはできない。

    「日本のソーシャルレンディングの成功にかけられる人」向きの投資だとかんがえている。


    まだまだ続きますが、とりあえずはここらへんで切り上げさせて頂きます。

     けにごろうさんは短く、クールに質問に答えていますが、私は性格のためか既存の投資に対する恨みつらみのせいか長文になりすぎですね。

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    もし私が日経新聞のインタビューを受けたら その2

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