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    これは固定された記事です。この次が最新の記事となります。

     当ブログを訪れていただきどうもありがとうございます。ご案内をさせていただきます。

     当ブログ最大の売りである、ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)の業界動向観察・比較については、検索フォームで「各社、各サービス比較」で検索を行うか、左の「カテゴリ」から、ソーシャルレンディングサービス比較をクリックするかしてください。
     前者の方が、過去のデーターを参照しやすいです。最近のデーターを新しいものから見たい時は後者を選択してください。月次の各サービスの募集金額もそこに掲載してあります。

     各サービス(運営会社)について個別の記事については、やはり「カテゴリ」の一覧から各サービス名をクリックしてください。当ブログ管理人が足を使って執筆した各運営会社によるセミナー、勉強会参加報告もそこにあります。「カテゴリ」における「ソーシャルレンディング」では業界全般のニュースやコラムを載せています。

     私がソーシャルレンディングを初めてどのくらいのお金を得てきたかは「ソーシャルレンディング収益報告 」をご参照ください。

    ご質問がありましたら、コメント欄からお気軽にどうぞ。なにとぞ、よろしくおねがいします。
    日経新聞2017年6月25日朝刊でソーシャルレンディングが紹介されました

     日経新聞2017年6月25日朝刊3面でソーシャルレンディングについての紹介記事が掲載されました。下記リンクでオンラインでも読むことができます。

    VB融資 ネットで 高利回り、残高1000億円へ(2017/6/24 日経新聞 読むにはログインが必要)

    実際の紙面はこちらのリンクでも読むことができます(maneoWEBサイトより)。

     ソーシャルレンディングの勢いが国内外で盛んなこと、投資家へのアドバイス、問題点などが分かりやすく説明されています。ソーシャルレンディングはこれまで何度も日経新聞に取り上げてもらっていますが、これまでで一番、読者がポジティブに受け取れるような内容となっています。

    ・ポジティブな部分の紹介
    ・16年度末の市場規模は699億円と14年度末から10倍以上に増えた、今年度は1千億円を超える見込み
    ・業者数も14年度は6社だったが15年度は10社に、16年度は20社に倍増
    ・厳格な「有担保主義」の商業銀行からお金を借りられない草創期の企業からの融資申し込みが殺到
    ・ソーシャルレンディングなら簡易な審査で短期間でお金を借りられる。
    ・海外では米国や中国がそれぞれ取扱残高が5兆円超、4兆円の市場になっている。日本も成長の余地あり



    ・ネガティブな部分の紹介
    ・貸し手(投資家)から融資先企業の返済能力や事業実績などを把握するすべがない
    ・金融庁は3月、顧客への説明とは異なる融資先に貸し付けていたなどとしてクラウドファンディング業者を初めて行政処分


     といったところです。


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     私がまず、注目と感じたことは市場規模のデーターにクラウドポートのものが使われていることです。

     これまで日経新聞がソーシャルレンディングを取り上げ、市場規模に言及する際には矢野経済研究所の集計したデーターが使われていました。同研究所はクラウドファンディングの市場規模見込みを2年連続で大きく外しておりました。

    ※「①2015年度の国内クラウドファンディングの市場規模見込みを283億7,300万円、結果は363億3,400万円」、「②2016年度のソーシャルレンディングの市場規模の見込みを約404億、結果は676億円」と大きく外した。ソーシャルレンディングの急激な伸びが要因。

     データーが採用されたということは、クラウドポートが日経新聞により信用できるソーシャルレンディングの情報サイト、機関として認められたということになります。クラウドポートの野望であるOrchard Platformへまた一歩近づいたと言えます。

    ※Orchard Platform:海外レンディングの「カカクコム」ともいわれる、オルタナティブレンディング情報提供サービス

    参考
    2017/2/13 ソーシャルレンディング総合情報サイト、クラウドポート徹底解説!

    次に注目と感じたのは

    厳格な「有担保主義」の商業銀行からお金を借りられない草創期の企業からの融資申し込みが殺到


     の部分です。ソーシャルレンディングの借り手企業数は中田健介(けにごろう)さんが調査を行っていますが、200社ほどと見込まれています。

    参考
    ソーシャルレンディング事業者の借り手企業数はどれくらいか(2017/5/23 クラウドポート中田健介さん著)

     日本の企業数が381万社(2016年版 中小企業白書概要 中小企業庁より)であることを考えると200社はまだまだ少ないです。「殺到」してくれることにより、どんどん伸びてくれることに期待です。


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     全体的にはポジティグでとてもいい記事かと思いますが、ツッコミどころが少しあるので指摘させていただきます。

    1.「残高」の定義について
     「2016年度末時点の主要各社の取扱残高は約700億円」とありますが、これはソーシャルレンディング運営会社の「募集額」、すなわち投資家から2016年度中に集めた金額を指しているものと思われます。

     通常ソーシャルレンディング運営会社が「(貸付)残高」と表記する際、その額は「投資家から募集した額から、償還した額の差」を指します。つまり運用中であり、お金を稼ぎつつある金額です。さすがにこの額は700億円までとは現状大きくないはずです。

    2.VBには融資はほとんどしていないのでは?

     記事タイトル、内容からしてVB(ベンチャービジネス)へ資金を供給する、ベンチャーキャピタルのようなものかとソーシャルレンディングが受け止められる恐れがあります。

     ベンチャーが何を指すのかはそれぞれかもしれませんが、大抵のひとは「新技術を扱う、ないし新形態の新興企業」というイメージを持たれるかと思います。

     そのような貸付先も少数はあるかもしれません。しかし私がセミナーやインタビューで話しを聞かせてもらった限りは、不動産、エネルギー、メディカル、店舗、アミューズメントなど産業として、あるいは企業としての熟成と実績がある融資先へのウェイトの方がはるかに高い気がします。

     そもそも、一般の人が思い浮かべるような「狭義のベンチャー」に融資をしているのならば、多くの案件において(土地)担保が用意されていること、貸し倒れがほとんどないことの説明がつかないと思います。


    3.「簡易な審査」について

    ソーシャルレンディングなら“簡易”な審査で短期間でお金を借りられる。」とありますが、私がセミナーなどで聞く限りは、決して「簡易」ではなく、しっかりとした審査を行っているように感じます。少なくともmaneoクラウドバンクでは「銀行より厳しい」と聞いています。

    銀行よりは短時間で融資判断が行われるとはいえ、「簡易」とは思えません。

     海外のソーシャルレンディングサービスには確かに、AI審査を用いて従来よりは「簡易」に短期間に融資判断を行うサービスもあると聞いています(その替わりに融資希望者のSNS、クレジットスコア、トランザクションなどから自動的に膨大なデーターを収集する)。それと混合されているのかもしれません。


    4.初の行政処分について

    金融庁は3月、顧客への説明とは異なる融資先に貸し付けていたなどとしてクラウドファンディング業者を初めて行政処分した。」とあります。

     みんなのクレジットへのものを指していると思われますが、クラウドバンクへの方が先です(2015年7月)。さすがにこのミスは痛いので、どうか訂正していただけると幸いと考えています。

    ツッコミは以上となります。


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    日経新聞から投資家へのアドバイスとしては、

    投資家は返済能力や事業実績などを把握するすべがない。
    このため仲介業者が信用できるかどうかが唯一の判断材料、見返りが大きい分、ハイリスクだ。


    と端的、適切に行われています。


    今回の記事で日経新聞が別の意味で頑張ったなと感じられたことは、

    レンディングの仲介業者は消費者金融などと同じく貸金業法の適用などを受け、金融庁の監督下にある。ただ、同法によって業者は貸付先の企業名を公表できないため投資家は融資先の詳細を知ることができない。


     と書かれていることです。正しくは「貸金業法によって」ではなく、「金融庁の指導によって」貸付先の企業名を公表できないです。貸金業法にはそのようなことは一切書かれていません。

     この誤りの指摘はこれまで何度も当ブログでおこなって来ました。今回も修正されていないといえます。

     ただ、これまでは一切触れられていなかった「金融庁の監督下」という文面がはいっていることに、日経新聞の頑張りが読み取れると思えないこともありません。

     手間と時間が予想される「貸金業法改正」ではなく、「金融庁が態度を変えさえすれば良い」という認識が読者、投資家に広がることにより、金融庁に批判が殺到し、このふざけた規制が撤廃される未来が来ることに期待です。


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    東京都クラウドファンディング事業支援からソーシャルレンディングが外された理由
     
     東京都がクラウドファンディング事業者を支援するプロジェクトを打ち出しました。

    平成29年度新規事業クラウドファンディングを活用した資金調達支援取扱クラウドファンディング事業者の募集について(2017/5/31 東京都WEBサイト)

    クラウドファンディング、都が支援 利用手数料を半額補助(2017/6/1 日経新聞)

     支援対象はあくまでクラウドファンディング事業者(CAMPFIREやREADY FOR?など)ですが、回り回って支援対象者(資金調達者)にも補助金が支払われるような仕組みになっているようです。

    なお、資金供給者(支援者)、つまりお金を出す人にとってのメリットは特になさそうです。

    2017y06m09d_152645779.jpg

     対象は寄付型、購入型、投資型(事業投資型・ファンド型のことと思われる)であり、残念ながら当ブログで取り扱っている融資型(ソーシャルレンディング)、株式型は対象外です。

     なぜ、融資型と株式型が外されるのか?担当部署の「産業労働局金融部金融課」に電話で問い合わせたところ、

    融資型(ソーシャルレンディング) については

    「購入型、寄付型に絞ってやらせていただくことに・・・」

    「あまり詳しいことはお答えできないのですが」

    「融資型は返済が必要という一面がありまして・・・」


    とまで発言されて、少し言葉が濁りましたが、結局

    「融資という観点でいいますと、東京都は別に事業者を融資で支援する制度(東京都中小企業制度融資のことか?)があるので、そちらで対応できるので」、

    「特に融資型に問題があるというわけではない」


    という主旨の回答を貰えました。

    一方、株式型については、

    「まだ解禁されて日が浅いので、その市場動向を見守ってから」

    という回答を貰えました。

    正直、

     購入型、寄付型、事業投資型は支援者からの支援金の返却が(融資型と違って)必要なく、事業者と東京都にとって都合が良い(そして支援者にとってみれば都合がよくない)

     金貸しは汚い事業でイメージが悪いから


    といった回答が返ってくるかと思いましたが、そうでなくて安心しました(笑)。

     繰り返しになりますが、上記東京都の支援は「お金をだしてもらう」クラウドファンディング事業者と資金を集める側には直接的、間接的な恩恵がありますが、「お金を出す側の」支援者への恩恵はなさそうです

     このブログで何回か述べたことがありますが、私はソーシャルレンディングが急成長しているのは「お金を出す側」の支援者(投資家)を大事にしてきたからで、あると思っています。

     非投資型クラウドファンディング(寄付型・購入型)の募集額が融資型の10分の1にも満たないのは、「お金を出される側」の資金募集者を大事にしているからと思っています。

    今回東京都がとった政策は後者の「お金を出される側を大事にする」のようです。

    参考
    2017/4/7 非投資型クラウドファンディングは投資型(ソーシャルレンディング)を敵視?⑬


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    週刊SPA!でソーシャルレンディングが大きく取り上げられました。

     週刊SPA!2017年5月23日号の連載「マネー得捜本部」でソーシャルレンディングが大きく取り上げられました。

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    SPA! 2017年5月23日号【電子書籍】
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    20170516_074218.jpg


    「Vol.427 "貸付”で年150万円稼ぐ個人投資家も!年利10%超のソーシャルレンディング」

    と題してまるまる2Pを使って大々的に扱われています。

    なお、この記事はハーバードビジネスオンラインでも読むことができます。

    個人投資家が狙っている年利10%超のソーシャルレンディングとは?(2017/5/22 ハーバードビジネスオンライン)

    オンラインの記事で私のブログを取り上げてもらうのは多分初めてです。

    01_SPA20170516_074139.jpg

     同記事にはクラウドポートの藤田雄一郎社長、クラウドクレジットの杉山智行社長、そしてこのソーシャルレンディング赤裸々日記管理人のファイアフェレットが登場して、解説役を務めています。

    記事の内容はリンクをお読みいただければわかるので、その中から特に私が注目したことを箇条書きしようと思います。

    ・ソーシャルレンディングの取扱高は昨年比1.7倍、今年は1000億円台の大台を突破(見込み)
    ・ソーシャルレンディング全事業者の平均利回りは8.15%
    ・銀行がカバーできない資金需要をターゲットにすることにより、高い金利設定が可能
    ・SLに運用資産の全てを注ぎ込む猛者も登場(ファイアフェレットのこと)
    ・猛者は株やFXは値動きが気になるが、ソーシャルレンディングはそうでなく精神衛生的に魅力とのこと
    ・猛者はローリスク(利回り5~7%)の商品を投資資産の7割、ミドルリスク(8~10%)を同3割に設定


    私が初心者向けと考えた業者も5つ紹介していただいています。

    02_SPA20170516_074139.jpg

    ちょっと注釈を加えてみますと

    maneo:取材で述べた通りの形で紹介していただけました、業界1位というところを2位とお伝えしてしまい、それがそのまま掲載され、大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

    クラウドバンクLCレンディングオーナーズブック:ほぼ私が述べた通りに紹介されていますが、記者さんもしっかり勉強されており、その視点からの解説も加えていただいています。

    ガイアファンディング:記事に書かれていることに加えて、「海外へ投資することにより、より広範囲のリスク分散もオススメした理由です。

    注目SL案件5案件ということで、私が投資したことがある案件も取り上げていただいています。

    03_SPA20170516_074139.jpg

     これまた私が述べたことに加えて、記者さんがしっかり調査されてことも加えられ、素晴らしい内容となっています。

     取材をしていただいた記者さんは経済、投資にとても明るい方で私も大いに勉強させていただけました。後のブログ執筆に活かしたいと思っています。

     改めてこの記事に関わった方、SPA!の掲載時にユニークなイラストを寄せていただいた小田原ドラゴンさんも含めて、全ての方に御礼を申し上げます。

     なお、このソーシャルレンディングについての記事は、YEN!SPA!2017年夏号にも、ほぼ同内容を再掲載していただいています。

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     ここにおいては、上記週刊SPA!で私がやらかしたmaneoについてのミスは訂正されています。

    20170620_070437.jpg


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    投資家のつぶやき- 投資ブロガーファイアフェレット

     昨日の記事でお伝えしたとおり、本記事では「地域開発」地域開発の総合誌「地域開発」、2015年6・7月合併号に掲載していただいた原稿を再掲載します。
     同誌の特集「クラウドファンディングによる地域活性化」の1記事として掲載していただきました。

    参考
    2015/7/10 「地域開発」にコラムが掲載されました。その1

    2015/7/14 「地域開発」にコラムが掲載されました。その2

    ブログに使う写真12015070701ブログに使う写真12015070703

    以下、本文です。


    地域開発 2015.6・7 

     私は2011年から「ソーシャルレンディング赤裸々日記」というブログをファイアフェレットというハンドル名で管理している。当初は投資型クラウドファンディングに主眼を置いて批評、投資報告を行っていたが、最近はクラウドファンディング全般に目を向けるようになっている。今回は「地域開発」誌からの依頼で執筆の機会を頂けたのでコラムとして、投資家としての率直な意見を述べてみたい。


    1.勢いを増すクラウドファンディング

     2015年に入りクラウドファンディング(CF)の市場規模はますます大きくなっている。特に投資型はサービス全体で一月あたり投資家から20億円前後の募集を行っている。昨年全体の募集額は150~160億円位のはずなのでこの調子でいけば、今年も昨年の倍といかないまでも十二分に期待できそうだ。

     購入型も勢いを伸ばしているが最近の一月あたりの募集額は主要10社合計で2億円程度であり投資型が募集額では圧倒的なボリュームを占めている。投資型非投資型を問わず勢いが増し、サービス提供社も増えて選択肢が増えているのを投資家として非常に嬉しく感じている。


    2.CFに投資家として注目しているところ

     私が注目していることは、不特定多数でお金を出し合い、まとめて他の人々、企業に提供することで従来に無い魅力的な金融商品や商品開発、支援活動ができることに日本人が気付き始めたという事実だ。

     例えば投資型CFはネット上でお金を貸したい人(この場合は投資家)と借りたい人を結びつけ、金利を投資家とサービス提供社の利益とするスタイルを提供した。貸金業法に則った資金貸付という形で投資が行われるので、従来のファンドのように投資先の営業利益が不調という理由では元本の毀損もリターンの不払いも許されない。保証人を立てることや担保を取ることもあり、投資家の利益が十分に図られている。仕組みもとても解りやすい(これは強調したい)。

     かくして投資型CFは投資家の期待に応えることができ、貸出を希望する彼らの現金が提供社にどんどん集められるようになる。動かせる現金の大きさは資本主義ではパワーそのものだから提供社も貸出を有利に運べるようになる。このように書くと投資家ばかりに都合が良いように聞こえるが、実際には事業者も創業間もないことや業種の特殊性、融資額が小額、融資期間が短期などの理由で銀行に頼れない場合でも融資が受けられる、経営に口を挟まれない、途中返済は手数料なしで自由などの便宜が図られている面も多分にある。

     こうした投資家-提供社-投資先事業者がwin-win-winになりやすい投資スタイルが生まれたのはCFという新しい資金募集形態がもたらした結果に他ならない。ふるさとファンドや非投資型CFもきっとその可能性が見つけられるだろう。


    3.投資家からみたCFの課題

     投資型CFの課題としては投資家がリターンを強く欲求する傾向にあることだ。そしてこの欲求にCFは応えられるのかが投資型非投資型を問わず最大の課題だ。

     別の問題として投資型サービス提供社は一般企業としてはともかく、投資商品を扱う企業としては情報開示が不十分と感じさせるところもある点だ。また本来の投資先・貸付先である企業の情報は名前さえ示されていない。本来、投資先情報を吟味するべきまともな投資家だったら投資はためらわれるものであるはずだ。

     しかし実際には高利率や担保が付けられている案件から飛ぶように売れている。提供社は近年維持が難しくなっている第一種・二種金融商品取扱業・貸金業等の登録を行政から受けているのでその意味では決して怪しくは無いのだが、異常な現象と取る向きもあるだろう。

     リターンが解りやすく魅力的であることが人気の第一の理由だが決してサービス開始直後からそうでなかったことはお断りしておきたい。日本における投資型CFの歴史は2008年から始まるが、投資家の期待に応えてきた実績の積み重ねで今の盛況があるのだ。

     ただしこの勢いを削ぐ懸念もある。現時点では事業者を貸出先にしている投資案件で投資家の元本を毀損させた例は無い。しかし実際には事業者からの返済に延滞が生じ保証会社に立て替えさせた例はあるし、貸し倒れにより投資家の元本の毀損を伴う事態の発生もいずれは避けられないだろう。その際リターンを貪欲に求めていた投資家の多くにに見限られ、投資型が廃れる恐れは無いとは言えない。

     投資型を応援する身としては、そのような懸念に悩まされるよりは、投資家が分散投資や案件のリスクに見合った資金の割り振りを行うことにより、そうした事態が起きて損失を被ってもなお全体のリターンではプラスになることをこの身をもって証明したい気持ちさえあるというのが本音だ。

     なぜ一介の投資家に過ぎない私がこのように過度にサービス提供社に肩入れするかのような思いを持っているかは私の投資履歴に依るところが大きい。私は2011年末に投資型CFで資産の運用を開始したが2015年5月時点で税引き後150万円を超える利益を得ている。運用金額は当初400万円程だったが現在は1700万円ほどに増えている、そして損失は未だ0円である。

     私が投資型CFでの資産運用を始めたきっかけは株式、投資信託、FX等で大きな損失を被り値動きの激しい金融商品で資産を増やすことを諦めたからだが、そんな無能な私にも投資型CFは上記のように十分なリターンをもたらしてくれた。上記の思いはそれに対する恩返し、なんとなく持ってしまった共感によるものが大きいのである。


    3.一投資家として期待するCFの未来

     投資家の欲求に答えること、そこから湧き上がる共感をうまく利用し、投資家と事業者の双方がwin-winの状態となることに日本のCFの可能性を(共感を持ってしまった)私としては期待したい。ではどのようにしたら上記の幸せな関係を構築できるのか、ふるさと投資に提言する形で投資家として意見を述べたい。

     まず投資家への確実なリターンを解りやすく示すことを第一に考えなければいけない。投資型CFの様にファンドにいくら投資したらどのくらいの期間、運用され何が戻ってくるのかが明確であるほど、そしてそれが大きいほど資金は集まりやすい。

     売上がこれだけあったらこれだけの金額を返すというリターンの表示方法があるが、どれだけの売上が将来あるかなど投資家にはそもそも解らない。だから本当に魅力的だとしても多くの人にはそうは映らないだろう。それよりはファンドの提供者が自信を持って言える数字を目標リターンとして掲げたほうが良い。

     リターンはお金だけでなく特産品などのモノがあったほうが嬉しいし、そのモノの価値は明示されていた方が投資家をひきつけやすい。また投資期間も解りやすく示しその期間が終わったら直ちに元本が償還されるスタイルが魅力的だ。そしてその運用期間で提示された利回りが得られない事態を極力避ける仕組みを用意しなければいけない。ふるさと投資の仕組みを見るとエンジェル税制、民都機構や地方自治体の助成金が期待できるようになっており、事業者が最初から金銭的リターンを得ることを考えなければ上記の仕組みは作りやすくなるはずだ。

     もちろん上記支援によりふるさと納税のお礼のようにリターンがほぼ確実に貰えることが投資家に示されなければ意味が無い(ただし元本保証の明記だけは許されない)。投資型CFは投資家との信頼の構築に時間がかかったが、ふるさと投資は国や地方自治体がバックにあれば比較的短期でそれができることが期待できる。

     この意見には憤慨する人もいるだろう。バラマキをふるさと投資の形で行なえと言っているも同然だからだ。しかしふるさと納税やプレミアム商品券の成功を見れば分かる通り、一般的な日本人は実利にとても敏(さと)くそれが大きいところに引きつけられる。

     また大規模災害が起きて不幸な被災者が発生しない限り積極的に寄付をしたがる人も利益が上がるかどうか不明なベンチャーに投資したがる人も現状少ない。

     CFは篤志家ではなくクラウド(大衆)を相手にしなければいけないのだ。

     海外では篤志家がクラウドかもしれないが日本でそれを期待してよいのかには疑問がある。事業者の顔を見せ活動を明確にすることで共感、善意に訴えかける動きにも一言述べたい。それらはもちろん必要だが、それだけでは一定の効果しか得られず、集まる資金は限定的だろう。

     小規模のプロジェクトならそれでもいいがふるさと投資にはもっと大きな夢を見て欲しい。ファンドの計画を立てるにあたっては目的を金銭ではなく、まず特産品の開発・宣伝、顧客の創造、雇用の創出等に置き、金銭的リターンはまず投資家に与え、自らがそれを得られるようになるのはある程度の期間後を見据えて欲しい。


    4.まず与えることの大事さ

     最後にふるさと投資では「与える者」がまず誰になるのかを問いたい。

     投資型CFではmaneoという小さなベンチャー企業が提供するサービスがその役を担い投資家の欲求に答えてきた、健気といえるまでに。

     ふるさと納税では国が、プレミアム商品券では地方自治体がその役を担った。そしていずれもが与えられた者の多くが共感者となり、最初に与えた者の利益になるように働いている。そうでなければ上記活動のいずれの盛り上がりも説明がつかない。

     日本人は与えられた恩を無視できるほど強くも恩知らずでは無く、弱くて義理堅い。まず誰かが与える者になり、そして最終的に誰もが与えられる者になる。そこに日本のクラウドファンディングの未来がある。

    ※再掲載終わり

     いかがでしょうか。ご意見をいただければ幸いです。なお、WEB掲載に伴い、適宜改行を行いました。実際には下記のような形で掲載されました。

    「地域開発」 ファイアフェレット 投資家のつぶやき_01「地域開発」 ファイアフェレット 投資家のつぶやき_02「地域開発」 ファイアフェレット 投資家のつぶやき_03
    (左から1P目、2P目、3P目、クリックすると大きくなります)


    2017年5月末時点で以下のサービスで資金を運用中です。
    1.maneo : 約438万円
    2.AQUSH : 約64万円
    3.クラウドバンク: 約234万円
    4.SBIソーシャルレンディング:約12万円
    5.クラウドクレジット:約261万円
    6.ラッキーバンク : 約87万円
    7.オーナーズブック:約170万円
    8.LCレンディング : 約230万円
    9.ガイアファンディング : 約196万円
    10.トラストレンディング : 260万円
    11.クラウドリース : 約158万円
    12.スマートレンド : 約31万円
    13.グリーンインフラレンディング:約104万円
    14.さくらソーシャルレンディング:約61万円
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    私事ですが、ライターレビュー2年となりました。

    私事ですが、原稿のご依頼を最近ちょくちょくいただけるようになりました。

    後述しますが、最初に原稿執筆の依頼をいただき、それが掲載されたのが
    2015年の6月です。今月ででちょうど2年となります。

    趣味で始めた当ブログですが本当に光栄だと考えています。

    私が依頼を受けて書いた記事は以下リンクで読むことができます。

    1.クラウドポートに掲載されている記事

    2016/11/09 [投資家体験談]意外と大変!?ソーシャルレンディングの案件管理と口座管理

    2017/1/23 [攻略法]【投資額別】ファイアフェレットのオススメ分散投資術

    2017/1/24 [攻略法]初心者必見!ソーシャルレンディングの落とし穴

    2017/2/1 [投資家体験談]5年間で損失ゼロ。カリスマソーシャルレンディング投資家が語る5年間の軌跡 

    2017/3/20 [入門口座]【ソーシャルレンディングの分配方法】元利均等返済、元本一括返済、満期一括返済の違いとは?

    2017/5/2 [入門口座]手数料だけ?クラウドファンディング事業のビジネスモデルとは

    2017/6/1 ソーシャルレンディング投資では意外と穴!?気をつけたい手数料を事業者別に比較


    2.日本クラウドファンド投資ガイドに掲載されている記事
    (ノンクレジットも含まれます)

    2016/12/16 過去の失敗事例から学べ!絶対に投資してはいけない商品の傾向

    2017/1/4 過去データから見る、満額成立しやすい人気投資商品の傾向

    2017/2/13 クラウドファンディング攻略!5年間の体験から見えた投資方法大公開

    2017/3/15 データが導くソーシャルレンディング市場規模の今後の展望と未来予想


     これ以外にも投資情報サイト FX-ONで連載させていただいた「ゼロから始めるソーシャルレンディング投資 ~ベテランウォッチャーがすべてぶっちゃけます!」もありますが、打ち切りに伴い、公開は停止しています

    参考
    2016/12/4 敗北宣言

     さて、私が最初に原稿執筆依頼を頂いたのはちょうど2年前の2015年の5月となります。地域・都市・環境など国土政策全般にわたる研究調査を行う「地域開発センター」の機関紙「地域開発」編集部からのご依頼です。

    同誌の2015年6・7月合併号に掲載されました。発売日は2015年の6月30日です。

    ブログに使う写真12015070701ブログに使う写真12015070703

    参考
    2015/7/10 「地域開発」にコラムが掲載されました。その1

    2015/7/14 「地域開発」にコラムが掲載されました。その2

     はじめての依頼に舞い上がり、張り切って原稿を仕上げたこと、掲載誌と原稿料をいただけたこと、本当に嬉しかったことを覚えています。

     本業はサラリーマンながら、原稿料をいただけたという意味ではプロレビュー2年目を記念して、「地域開発」で掲載された記事、つまり私のレビュー作を当ブログで再掲載したいと思っています。掲載は明日を予定しています。

     一介のブロガーにすぎない私に、原稿執筆をご依頼いただいたこと、また今回、再掲載をご快諾いただいた「地域開発」編集部の皆様に、篤く御礼を改めて申し上げます。

    2017年5月末時点で以下のサービスで資金を運用中です。
    1.maneo : 約438万円
    2.AQUSH : 約64万円
    3.クラウドバンク: 約234万円
    4.SBIソーシャルレンディング:約12万円
    5.クラウドクレジット:約261万円
    6.ラッキーバンク : 約87万円
    7.オーナーズブック:約170万円
    8.LCレンディング : 約230万円
    9.ガイアファンディング : 約196万円
    10.トラストレンディング : 260万円
    11.クラウドリース : 約158万円
    12.スマートレンド : 約31万円
    13.グリーンインフラレンディング:約104万円
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    週刊SPA!にてソーシャルレンディングが副業の一つとして取り上げられています。

     週刊SPA!2017年5月16日号、連載「マネー得捜本部」にて「Vol.426 年収350万円から富裕層へ!年収1億円を稼ぐ」と題して、様々な副業のオススポイント、注意点が紹介されています。
     
    様々な副業が紹介されていますが、ソーシャルレンディングもその一つとして紹介されています。

     なお、この記事はハーバードビジネスオンラインの下記リンクでも読むことができます。

     年収350万円が年収1億円になった副業の達人現る!(2017/5/15 ハーバードビジネスオンライン)

     この連載においては1人の投資家がピックアップされて紹介されることが多いです。今回は元サラリーマン投資家小林昌裕氏がその役を担っています。

     小林氏は合計20案件も案件を扱う副業の達人として、様々なストックビジネスの重要さ、資金力によりそれらを多角化するのが成功の秘訣と説きます。

     なお、ストックビジネスとは「自分が働かなくともお金が入ってくる仕組み」と、この記事では定義されているようです。

     不動産投資、太陽光発電、コインパーキングなど様々に言及されていますが、ソーシャルレンディングは

    資金の少ない人にとって、小林氏が最もオススメだと考えるのは、「ソーシャルレンディング」と呼ばれる中小企業と小口投資家をマッチングする仕組みだ。

    「『maneo』というサイトが代表例ですね。3万円ほどから始められる短期運用が多く、利益率は年利5~8%ほど。担保がしっかりしているため、過去の案件でも回収できなかったものはほとんどないのもポイントです」


    と文中で触れられています。

    20170509_193012.jpg

     さて、この連載にはこのような図が掲載され、ソーシャルレンディングの金利は5~10%、ストック性は◯と評価されています。この記事にはストック性がどのようなものかは書かれていませんが、大竹啓裕氏の著書「ストックビジネスの教科書」によると、

    収益性が高いほど「高い」
    継続性が高いほど「高い」
    属人性が低いほど「高い」


    と定義されています(このリンクで「ストックビジネスの教科書」の該当箇所を読むことができます)。




     つまり、「お金が儲かって、継続(安定)して利益が入り、人を選ばない(誰がやっても同じような利益が得られる)もの」ほど、ストック性が高いという意味かと思われます。

    この定義に従って、私も評価を行ってみました。◎、◯、▲の3段階評価です。

    03_SPA_2017051901.png

    1.収益性
     SPA!に掲載されている利回りをそのまま利用させていただき、10%以上を◎、5~10%未満を◯、それ以下を▲としました。

    2.継続性
     5年の投資歴から、安定した収益が得られると確証を持てるソーシャルレンディングのみを◎としました。顧客の多寡により収益が大きく変わりそうなビジネスは▲、顧客(他社)と契約を結べるものを◯としました。

    3.属人性
     正直ソーシャルレンディングのみ◎それ以外は全部▲です。ソーシャルレンディングは才覚もなにも必要ありませんが、その他のビジネスはみんなそれが必要であり、誰がやるかによって大きく収益が異なると思います。

     最後に=◎=3点、◯=2点、▲=1点として平均点を算出し、2.5点以上を◎、1.5~2.5点未満を◯、それ以下を▲として、小林昌裕氏の評価と並べてみました。

    04_SPA_2017051901.png

     20案件以上のビジネスを扱うマメな小林昌裕氏と、ぐうたらなファイアフェレットで一部、大きく評価が別れました。
     私はソーシャルレンディングのみに◎がつきました。しかし資金力があり、マメな方ならば賃貸、太陽光発電、物販権利販売、コインパーキングが◎になるというのも、なんとなく理解できるつもりです。

    どちらかがご自分あっているかでご評価いただければ幸いです。

    なお上記評価はあくまで主観的、素人の判断であることはお断りしておきます。


    2017年4月末時点で以下のソーシャルレンディングサービスで資金を運用中です。
    1.maneo : 約436万円
    2.AQUSH : 約64万円
    3.クラウドバンク: 約187万円
    4.SBIソーシャルレンディング:約15万円
    5.クラウドクレジット:約261万円
    6.ラッキーバンク : 約86万円
    7.オーナーズブック:約121万円
    8.LCレンディング : 約229万円
    9.ガイアファンディング : 約195万円
    10.トラストレンディング : 260万円
    11.クラウドリース : 約157万円
    12.スマートレンド : 約31万円
    13.みんなのクレジット:約50万円
    14.グリーンインフラレンディング:約103万円
    15.さくらソーシャルレンディング:約61万円
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    日経新聞でソーシャルレンディングが紹介されました(2017年4月)。

     日経新聞にてソーシャルレンディングの紹介記事が掲載されました。2017/4/29の紙面にまず掲載され、5/2に無料で公開されているNIKKEI STYLEに再掲載されるという形になっています。

    ソーシャルレンディング 高利回り、ネットで投資募集 延滞や焦げ付きリスク(日経新聞2017/4/29 全部読むにはログインが必要)

    ソーシャルレンディング 高利回り、ネットで投資募集 延滞や焦げ付きリスク(NIKKEI STYEL
    2017/5/2)

    nikkei2017042901.png

     ソーシャルレンディングとはどんなものかと尋ねる読者に質問に答える形で、わかりやすく解説が行われています。

     さて、説明の中で、融資先情報を投資家に開示できない理由が、

    貸金業法にある『借り手保護』が主な理由」(大手運営会社)という。

     と書かれています。間違いではないと思いますが、この書き方では運営会社が借り手の保護という大義を振りかざし、情報を投資家に開示していないように読者は感じると思います。

     しかし実際には運営会社は「金融商品取引法にある『投資家保護』を理由」として、投資家への情報開示を望んでおり、『借り手保護』を大義名分に、情報非開示を運営会社に強いているのは金融庁であることを、しっかり書いて欲しかったです。

     あと、

     利用にはいくつか注意点がある。融資先は基本的に信用力の問題で銀行から融資を受けられない企業なので、貸し倒れリスクは比較的高い。ある運営会社の代表は「焦げ付き、延滞は発生しうる」と明言する。

     と書いてあります。

     これではソーシャルレンディングにおいて、「デフォルトが多発している。結果として貸し倒れリスクが比較的高い」のだと、読者が誤解する恐れがあります。

     実際においては「これまでの常識である銀行の融資基準」において「比較的高い」のであり、「結果としては」これまで事業性融資においてデフォルトはほとんど起きていないこと、ほとんどの投資家は損失を被っていないことは指摘させていただきます。

     なぜ従来の常識に反して貸し倒れが起きていないのか?

     ソーシャルレンディング運営会社は銀行よりも厳しい審査を行っている、担保をとったり、保証人をたてたりすることも多い

    ことが、まず挙げられるでしょう。

     また、銀行が融資できない理由は運営が不安定で貸し倒れが高いといった理由だけではなく、

    1.融資先企業の設立年数が若い
    2.短期、少額の融資である
    3.開発案件である、
    4.土地の転売案件である

     といった一般に知られていなものがいくつもあり、実際には融資しても問題なく回収できることが多いことも挙げられるでしょう(実際にそうなっていますし)。

     上記のことは、1金融商品の解説としてはあまりに中立を欠き、投資商品のおすすめ記事となる恐れから、言及されなかったのかと思います(ので私が述べます)。

     記事の最後には石川貴教弁護士により、投資家に対して、「運営会社の経営実態をよく調べること」という適切な助言がなされています。

     峯岸健太郎弁護士により、「投資家に必要な情報開示ができるような論点整理が必要だ」との指摘もなされていますが、この矛先は当然運営会社ではなく、金融庁であるものと思われます。

    金融庁の働きかけにより、投資家への情報開示の道が開かれることに期待です。

    2017年4月末時点で以下のソーシャルレンディングサービスで資金を運用中です。
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    6.ラッキーバンク : 約86万円
    7.オーナーズブック:約121万円
    8.LCレンディング : 約229万円
    9.ガイアファンディング : 約195万円
    10.トラストレンディング : 260万円
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    東洋経済の特集でソーシャルレンディングについて触れられました

     東洋経済2017年3月11月号の特集「お金を殖やす!-ワナと正解」にてソーシャルレンディングについて軽く触れられました。

    [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

    週刊 東洋経済 2017年 3/11号 [雑誌]
    価格:690円(税込、送料無料) (2017/4/27時点)


    同特集は


    日本人は間違った資産運用をしているのでは?米英に比べて日本の金融資産の伸びは驚くほど小さい。今までの運用方法を見直し、年金・投信、株式投資、不動産投資、保険、節税・節約という5つの分野に関する極意をしっかり学ぼう。

    というキャッチとともに、様々なお金の知恵が紹介されています。

     財産形成、お金のお得技は各雑誌で頻繁に特集となるテーマです。しかし、経済誌の特集で薦められる金融商品としてソーシャルレンディングが取り上げられることはまず、これまではありませんでした(マネー雑誌、投資情報雑誌ならばあります)。

     これまで紹介されるのは、インデックス型の投信、株式、保険、iDeCoなどの、投資家から手数料をぼったくることがない、またリターンが着実に望めそうなものが中心でした。

     しかし東洋経済の今回の特集においては、

    ハイリスク・ハイリターン狙いの個人投資家が注目!
    最新ネット金融商品の実力 インターネットを活用した新しい金融商品が続々と誕生している。資金の借り手と出し手をつなぐ商品や、仮想通貨は投資対象になりうるか。

    の煽りとともに1ページの半分を使ってソーシャルレンディングが紹介されています。

    20170309_200822.jpg

     その部分を引用します。

    ソーシャルレンディング 年5%超の高利回り実態はあくまで投資

    「利回りの高さが魅力」。30代の男性はそういってソーシャルレンディングへ約100万円投資する。
     ソーシャルレンディングとは、金融機関から融資を得られないような企業への高金利の融資資金を、インターネットなどを通じて募る事業だ。投資家と企業つなぐ仲介運営会社がファンドを組成。そこに個人が出資し分配収益を得る。
     たとえば業界3位級のクラウドバンク(日本クラウド証券運営)は、「風力発電ファンド40号」などをサイトに掲載し、出資者を募っている。このファンドの目標利回りは6.4%、目標金額は7025万円で、風力発電など再生可能エネルギーを運営する合同会社へ融資する。ただし、その合同会社の名前は明かされない。ファンドはこの合同会社以外にも融資している。このファンドに投資しようという個人投資家は、実際のお金の流れを知ることができないのだ。ほかのソーシャルレンディング運営会社も同様の仕組みになっている。
     それでも資金は集まる。冒頭の30代男性は2014年から複数のソーシャルレンディング運営会社に50件近く投資してきたが、すべて償還されたという。ただし6ヶ月などと掲げられている運用期間が突如短縮され、3ヶ月などで早期償還されるケースが半数ほどあるという。
     「レンディング(融資)」との名称だが、個人投資家にとってはあくまでも投資。出したお金が戻ってこないリスクも踏まえたうえで臨みたい。

    となります。

     ソーシャルレンディングの仕組みについて簡単に解説する図においては、上記のとおりmaneoSBIソーシャルレンディングクラウドバンクが取り上げられています

     同特集でのお勧め金融商品、お得技としては低コストETF、インデックス型投信、値上がりが見込める株式、好物件における不動産投資、ジュニアNISA、セルフメディケーション、ふるさと納税、などが紹介されています。

     ソーシャルレンディングはそれらと同列ではなく、「リスク覚悟で臨むべき」とされている投資商品としての紹介です。なお、同ページには「ビットコイン」がソーシャルレンディングとほぼ同じスペースで掲載されています。

     ただし、同特集で明確にダメ出しされている、高コストアクティブ型投信、ラップファンド、銀行の対面営業で薦められる手数料が高い投資商品、貯蓄性保険などもあるので、それらに比べればずっとマシな扱いといえます。

     少しだけ突っ込ませてもらいますと、

    「ただし、その合同会社の名前は明かされない。ファンドはこの合同会社以外にも融資している。このファンドに投資しようという個人投資家は、実際のお金の流れを知ることができないのだ。」

    と書かれているのですが、これには不服があります。

    これでは運営会社が怪しいことをしているようです。

     「その合同会社の名前は明かされない」と表現されてますが、これは融資先情報詳細が投資家へ非開示であることを指しているものと思われます。しかしソーシャルレンディング運営会社は投資家に情報を隠して怪しい投資商品を売りつけているわけではありません。金融庁がそのように運営会社に指導しているのです。

     また「ファンドはこの合同会社以外にも融資している。」という表現も考えものです。これでは運営会社が横流しを行っているように読者は感じてしまうのではと思います。
     これもまた、「案件の複数化」という、これまた金融庁からの指導です。1案件で1社のみの融資というのは許されないのです。

    参考
    2015/4/6 実務的な対応をさせて頂きました。(maneo社長瀧本憲治氏のブログ 投資の現場レポート)

     これまで当ブログで何回も指摘してきましたが、このように投資家にとって害悪でしかない規制が運営会社の責任ではなく、金融庁の指導によるものであることを、どこのメディアも識者も書いてくれないのは実に不思議です。
     会社四季報を出版し、100年に至らんとする歴史をもつ東洋経済新報社さえも金融庁には遠慮しているのでしょうか?
     正しい情報を読者に伝えてくれることを希望したいです。

    参考
    2016/5/16 野口悠紀雄氏が指摘するソーシャルレンディングの可能性と問題点、その2~案件の中身が公開できないのは運営会社の怠慢ではない~


    2016/4/7 ソーシャルレンディング各社、各サービス比較2016年11月期 その2 D 日経新聞においてソーシャルレンディングに警鐘を鳴らす内容の記事が掲載されました


     しかしそれ以外の面においては、「資金の借り手と貸し手」を結ぶ、と表現されることの多い国内ソーシャルレンディングが、「資金の借り手と出し手」と正しく表記されていること。
     ありきたりなソーシャルレンディングのデメリットの指摘ではなく、「早期償還が多い」という、実際にソーシャルレンディング投資をしなければわからない点が挙られていることには、筆者のセンスを感じます。
     
     東洋経済という老舗のブランド雑誌に紹介されることによって、ますますソーシャルレンディングが周知されることに期待です。

    2017年4月末時点で以下のソーシャルレンディングサービスで資金を運用中です。
    1.maneo : 約436万円
    2.AQUSH : 約64万円
    3.クラウドバンク: 約187万円
    4.SBIソーシャルレンディング:約15万円
    5.クラウドクレジット:約261万円
    6.ラッキーバンク : 約86万円
    7.オーナーズブック:約121万円
    8.LCレンディング : 約229万円
    9.ガイアファンディング : 約195万円
    10.トラストレンディング : 260万円
    11.クラウドリース : 約157万円
    12.スマートレンド : 約31万円
    13.みんなのクレジット:約50万円
    14.グリーンインフラレンディング:約103万円
    15.さくらソーシャルレンディング:約61万円
    16.TATERU FUNDING:10万円

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    maneoファミリーがマネーフォワードに対応しました

    家計簿アプリ日本最大手のマネーフォワードがmaneoファミリーの(ほぼ)全てに対応しました。

     マネーフォワードにおいて、ソーシャルレンディングサービスとしては、オーナーズブックガイアファンディングがすでに対応しておりました。

    00_2017y04m13d_152857728.jpg

     2017/4/11にmaneoファミリーのmaneoLCレンディングクラウドリーススマートレンドアメリカンファンディングさくらソーシャルレンディンググリーンインフラレンディングキャッシュフローファイナンスがに新たに加わりました。

     ただし新しく登場したばかりのアップルバンクはまだ加わっていません。

    01_2017y04m13d_143354770.jpg

    早速対応しているサービス全てを登録してみました(私が投資中のサービスのみ)。

    02_2017y04m13d_152011536.jpg

    現状、オーナーズブックで運用中の資産は「債券」
    maneoファミリーで運用中の資産は「その他の資産」と仕分けされています。

    サービスごとの資産情報は以下のように表示されます。

    1.maneo
    10_2017y04m13d_143558336.jpg
    11_2011_017y04m13d_143605307.jpg

    2.オーナーズブック
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    21_2017y04m13d_143839370.jpg


    3.LCレンディング
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    02_2017y05m04d_052812350.jpg


    5.クラウドリース
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    04_2017y05m04d_052823635.jpg


    6.スマートレンド
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    7.さくらソーシャルレンディング
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    08_2017y05m04d_052841938.jpg


    8.グリーンインフラレンディング
    09_2017y05m04d_052846637.jpg
    10_2017y05m04d_052850018.jpg


     オーナーズブックで運用中のファンドは「投資残高」、maneoファミリーで運用中のファンドは「貸出元本」と仕分けされています。

     ソーシャルレンディングは貸出(融資)を投資スキームに組み込んでいますが、投資家にとっては飽くまで「投資」なので、「投資残高」の方が適当かと思われます。

     また、maneoファミリーではファンドごとの情報が表示され、自分がどのファンドにいくら投資しているかが分かるようになっています。

     しかしオーナーズブックでは「投資残高」と一括りにされています。

    03_2017y04m13d_152028030.jpg

     また、maneoファミリーではファンド1つごとの収益が細かく家計簿の欄に反映されることが確認できました。ただしファンドの名称は記載されていません。

    moneyforwarnd20170503.png

    以上をまとめた表を反映しました。

     資産としての仕分けのサービスの垣根を超えた統一、ファンドごとの細かい情報表示などまだまだ課題は多いですが、ますますソーシャルレンディングに投資中の資産管理がしやすくなったことは歓迎です。

    これから対応サービスがますます増え、資産管理に役立つことに期待です。


    2017年4月末時点で以下のソーシャルレンディングサービスで資金を運用中です。
    1.maneo : 約436万円
    2.AQUSH : 約64万円
    3.クラウドバンク: 約187万円
    4.SBIソーシャルレンディング:約15万円
    5.クラウドクレジット:約261万円
    6.ラッキーバンク : 約86万円
    7.オーナーズブック:約121万円
    8.LCレンディング : 約229万円
    9.ガイアファンディング : 約195万円
    10.トラストレンディング : 260万円
    11.クラウドリース : 約157万円
    12.スマートレンド : 約31万円
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    15.さくらソーシャルレンディング:約61万円
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